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【M-1アマチュア】全6階級でジュニア王座が出揃う!琉球戦士かいおっとが新王者に

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2011/08/28(日)UP

M-1MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ
第45回M-1ムエタイアマチュア大会」
8月28日(日)東京・大森ゴールドジムサウス東京ANNEX
レポート&写真=鈴木雄一郎

  8月28日(日)東京・大森ゴールドジムサウス東京ANNEXにて、M-1MC『M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第45回M-1ムエタイアマチュア大会』が行われた。今回は普段開催されている千葉・ウィラサクレック天王台ジムから場所を移しての開催となった。注目は ジュニアクラスの6階級タイトル戦。45kg級は9月11日(日)東京・ディファ有明でタイトルマッチが行われることが決定している。


▼M-1 55kg級王座決定戦

 名倉拓海(堀切KMC桜)の王座返上を受け、空位となった同級王座。平本蓮(WSR池袋)が挑戦予定であったが、相手選手の欠場に伴い、平本が不戦勝となった。

  平本は過去にM-1 45kg級の王座を獲得しており、M-1ジュニアのワンマッチでも好成績を残していることから、協議の結果、平本を認定王者としてM-1 55kg級王者とすることを決定した。

  なお、この日のラストには、M-1 55kg級王者となった平本がKAZUKI(ウルフ)を相手にトリを務めることとなった。KAZUKIは、7月18日(日)にSTARSにて前同級王者の 名倉と対戦しており、スプリット判定で敗れている。KAZUKIは試合前「この試合が終わったら、名倉選手にリベンジしたい」とコメントを残している。

 前半から右ミドルをバンバン打っていくKAZUKIに、上背で劣る平本は下から崩しにかかるべく、KAZUKIの奥足を狙った左ローを多用。それでも KAZUKIは右ミドルを打っていく。すると、平本のわき腹が腫れ上がっていく。後半から徐々にキャリアの差が出始め、平本ペースに。平本のローが効いて きたのか、KAZUKIの動きが失速していき、平本がローを打ち続けて判定で勝利。


▼M-1 50kg級タイトルマッチ
○梶 颯(ウィラサクレック蕨/王者)
判定
●内野隼也(ウィラサクレック三ノ輪/前M-1 45kg級王者/挑戦者)
※梶が初防衛に成功

  1R、内野が右ローで先制すると、すかさず梶も右ローを返す。しばし見合う状態が続くが、コーナーで首相撲からヒザの応酬に。梶がジャブを打ちながら距離 を取ろうとするが、内野はこれに左フックをカウンターで合わせ、左ミドルを追撃。梶はワンツーから首相撲、ヒザで応戦していく。残り15秒、梶の右前蹴り が内野の顔面をとらえる。

 2R、またもや先手を仕掛けたのは内野。右ローで先制し、首相撲からヒザ。首相撲がほどけ、梶が距離を取ると、ミドルレンジからジャンピング右ストレー ト!その勢いに任せてすかさず首相撲に持ち込んでいく。内野は左ボディストレートで梶を突き放そうとするが、梶はこれに左フックを合わせ、首相撲からヒザ へ。更に右前蹴りから右ストレートを追撃。

 3R、序盤から首相撲からヒザの展開が続くが、ブレイクがかかる。すぐに梶が右ローを打つも、内野は右ローに左フックを合わせて首相撲に持ち込んでい く。梶のワンツーに、内野が左フックを合わせて首相撲。距離を取る梶は、右前蹴りから右ストレートを打ち、右ローを打つと見せかけて右ストレートを素早く 打っていく。中盤からは梶の手数が増していき、梶ペースに試合が流れたまま、試合終了のゴングが鳴り響く。結果、手数で上回った梶が判定で勝利し、初防衛 に成功した。


▼M-1 40kg級タイトルマッチ
○かいおっと(真樹ジムオキナワ/挑戦者)
判定
●佐々木蝶里(尚武会/王者)
※かいおっとが第7代王者に。

 ジュニア初となる、男女のタイトルの統一王者となった佐々木が、琉球戦士・かいおっとを相手に初防衛戦に挑む。

  1R、左ミドルを打つ佐々木に、右ローを返すかいおっと。しばらく見合う状態が続く。右前蹴りからワンツーを打つかいおっと。そこからスイッチして左ミド ルを出そうとしたところに、うまく右ローを合わせる佐々木。そこから左ミドルをつなげるが、かいおっとはこれをキャッチしてコカす。

 2R、ジワジワと前に出るかいおっと。パンチを打ちながら右ミドル、首相撲。かいおっとのプレッシャーにやや押され気味の佐々木。かいおっとの右ミドル に、ワンツー、左フックを返す佐々木。かいおっとのプレッシャーに佐々木が下がるシーンが目立つ。

 3R、開始早々、左ミドルを勢いよく打つかいおっとに、佐々木は首相撲で応戦。ブレイク後、ガンガン前に出るかいおっとに、なかなか前に出られず下がっ てしまう佐々木。ワンツーから右ローで応戦するも、かいおっとはプレッシャーをかけながら前に出てパンチを打っていく。佐々木はサイドに周り、右ロー。首 相撲が続いたところで試合終了のゴングが鳴り響く。

 結果、かいおっとが判定で勝利し第7代王者となり、M-1ジュニア王座を沖縄へもたらした。


▼M-1 35kg級王座決定戦
○溝口達也(尚武会/同級1位)
判定
●拓真(新興ムエタイ/同級2位)
※溝口が第8代王者となり、溝口は二階級制覇

“突貫小僧”溝口が30kgに続いて二階級制覇に乗り出す。溝口はこの他、WINDYやMAジュニアのタイトルも獲得しており、今や乗りに乗っている選手だ。

  1R、どっしりとした構えで様子を見ていく溝口に、拓真は前蹴りで先手を仕掛ける。それでも溝口は様子を見ていく。そんな溝口をよそに、拓真は踏み込んで 右ミドルを打つ。しかし溝口はこれをキャッチ。首相撲となり、拓真は右ローを打つが、溝口も負けじと左ミドルで応戦。

 2R、1Rとは打って変わって、開始と同時にワンツーを打ちながら前に出る溝口。そこへ右ミドルをを追撃し首相撲からヒザ。拓真もこれに付き合うこととなり、首相撲からヒザの応酬へ。この状態がしばらく続いていく。

 3R、ゴング直前、自らへの気合い注入なのか、雄叫びを上げる溝口。2R同様、ワンツーを打ちながら前に出る溝口。 出鼻をくじかれた宅磨は思わず下がってしまうが、首相撲からヒザの応酬でどちらも一歩も退かない。右ローから右ストレート、突っ込んで首相撲を仕掛ける溝 口に、右ミドルを返す拓真。溝口が右前蹴りを打って試合終了のゴングが鳴り響く。

 2R以降、主導権を握り続けた溝口が判定で勝利し、第8代目王者となった。


▼M-1 30kg級タイトルマッチ
○佐々木雄汰(尚武会/王者)
判定
●中上雄太(ウィラサクレック九州/挑戦者)
※佐々木が初防衛に成功

  1R、左ミドルを中心とした攻勢の中上。一方の佐々木は開始早々から飛びヒザや左フック、首相撲など多彩な技を繰り出して果敢に攻めていく。前に出てくる 佐々木を中上は前蹴りで迎撃。左ミドルを打ちながら距離を取っていく。中上の左ミドルに佐々木は構わず右ミドル、ワンツー、左フックと次々に返していく。 佐々木が右ストレート、中上が左ローを打ったところでゴング。

 2R、中上が左ミドルで先手を打つと、もう一発左ミドルを追撃。佐々木は左ストレートを返すと、今度は踏み込んで左ロー、左前蹴り、左ストレートと、左を多用した技で応戦。中盤以降は首相撲からヒザの応酬が続いていく。

 3R、やはりこのラウンドも中上が左ミドルで先手を打ってきた。佐々木も左ミドルを2発返す。2Rの序盤と全く同じ 展開となる。中上の呼吸が荒くなる中で、それでも中上は左ミドルを打つ。佐々木は右ローと右ミドルを打ち、首相撲からヒザ。終盤は首相撲からヒザが続き、 試合終了のゴングが鳴り響いた。手数で上回った佐々木が判定で勝利し、初防衛に成功した。


▼M-1 25kg級王座決定戦
○松土龍冴(ウィラサクレック天王台/同級2位)
判定
●一航(新興ムエタイ/同級1位)
※松土が第6代王者に

 東原享介(ウィラサクレック池袋)、中島将吾(尚武会)と、2度に渡ってタイトルに挑戦するも、あと一歩及ばずタイトルを逃している松土。今やM-1ジュニアの常連ファイターでもある。3度目の正直で悲願のタイトル獲得なるか?

 1R、一航が右ローで先手を仕掛けると、松土は右ミドルを返す。松土はその後ジャブを突きながら距離を取っていくが、一航は前に突っ込んでいく。その後右ローの打ち合いがなされ、リングを広く使いながら動き回っていき、パンチを打ち合っていく両者。

 2R、距離を取り合い、リングを動き回る両者は、右ローを出し合い首相撲からヒザへ。松土が距離を取ろうとすると、一航は松土を追うように前に出る。しかし、松戸は左に回って左右のロー!更に首相撲からヒザへとつないでいく。

 3R、しばらく首相撲が続いていくが、松土が一航を回しながら崩していく。このRは首相撲からヒザがほとんどで、そのまま試合終了のゴング。判定の結果、松土が勝利し、三度目の正直にして悲願のタイトル獲得となった。

▼ワンマッチ

 第1試合に登場したGEN(ウィラサクレック三ノ輪)が気合い十分でリングインすると、あっという間に秒殺KO勝利を収めると、第14試合に再びリングイン。この試合でも勝利。

  気合いが入りに入りまくったGENのインパクトの強さが残った。M-1ジュニアに久々に登場した草子(フリー)は、強引にパンチで攻め、手数で圧倒して判定で勝利。

  また、ここのところ不調が続いている服部柊斗(ウィラサクレック蕨)が登場。しかし、この日の服部は違った。ワンツーで前に突進し、ミドルやローを使い分 けるなどして終始圧倒。文句なしの判定勝利。しかし、服部の顔に笑顔はなく、むしろ納得がいっていなかったようだ。これまでの不調を吹き飛ばすかのような 快勝を受け、次こそは30kg級王座獲りへ向けて始動してほしいものだ。

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