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【シュートボクシング】アンディ・サワーがトビーにリベンジ!リオンが宍戸を破る

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2011/11/06(日)UP

シュートボクシング協会
「SHOOT the SHOOTO 2011」
2011年11月6日(日)東京ドームシティホール
開場14:00 開始15:00
※オープニングファイトは14:30~
観衆/2896人(超満員=主催者発表)


▲トビー(左)が放った左フックに、サワー(右)が右のクロスカウンターを合わせダウンを奪取!

▼メインイベント(第10試合) SBエキスパートクラス特別ルール 70.0kg契約 3分3R無制限延長R
○アンディ・サワー(オランダ/チーム・サワー/S-cup2002・2004・2008優勝、K-1 WORLD MAX世界トーナメント2005・2007優勝)
判定3-0 ※30-24、30-25、30-25
●トビー・イマダ(アメリカ/Victory MMA/Bellator FCシーズン1&2準優勝、S-cup2010準優勝)

 両者は昨年11月23日に開催された『S-cup2010世界トーナメント』準決勝で対戦し、トビーの投げ技によって2度のシュートポイントを奪われたサワーがまさかの敗戦を喫した。

  今回はサワーの方から再戦を申し入れて約1年ぶりのリベンジマッチが実現。サワーの打撃か、トビーの投げか? 2日間にわたって開催された『SHOOT the SHOOTO 2011』はこの一戦が締めくくる。

 1R、トビーが右ローで先制し、パンチからさっそく組み付いての投げを狙う。サワーは首相撲に捕らえてヒザ蹴り。離れるとトビーがパンチの連打から組み付くが、投げることは出来ない。

  サワーのボディから顔面へのパンチのコンビネーションをもらったトビーは組み付いて首投げを狙ったが、これもサワーが潰す。

  トビーの投げを防ぎ、離れたトビーが背中を見せた一瞬の隙を見逃さず、サワーが凄まじいスピードで後ろから走り込んできての飛びヒザ蹴り! これでダウンを奪う! サワーのパンチのラッシュにトビーが組み付いたところで初回終了。

 2R、トビーがパンチで前へ出てくるとサワーは左フック、トビーは組み付く。ブレイク後、トビーが放った左フックにサワーが右のクロスカウンター! バッタリと倒れるトビー。

  これで終わりかと思うほどのダウンだったがトビーは立ち上がり、サワーのパンチからのハイキックに耐えて組み付く。

 トビーの右ストレートをかわしたサワーは、なんとトビーのバックを奪っての投げを狙う。離れるとサワーがワンツーか ら飛びヒザ蹴り、組んでのヒザ蹴り。トビーが組み付いて投げを狙うが、投げられずブレイクとなる。サワーが顔面前蹴りを突き刺し、トビーはサワーの蹴り足 を取ってひねろうとするが、サワーはすぐに倒れてブレイクに持ち込んだ。

  続いてのトビーの首投げもサワーに首を抜かれて失敗、サワーはハイキック、レバーブロー、ローキックで攻めていく。

 3R、サワーは左ミドルキックを多用し、トビーが組み付こうと前へ出てくると右ロー。トビーはアッパーから組み付い ての首投げを狙うが、これはサワーがロープをつかんでしまいイエローカードが提示される。再開後、サワーの顔面前蹴りがヒット! トビーは首投げにいくが またもサワーに首を抜かれ、ヒザ蹴りの連打をもらう。

  トビーが投げにいくとサワーはそれを押し潰し、倒れたトビーの上に乗ってマウントポジションになる。

  スタンドに戻るとサワーが右フックから左ハイ、そして右ロー。離れると飛びヒザ蹴りを放ち、トビーが組んでくるとヒザ。左フックからの右ハイで攻めるサ ワーに、トビーがタックルのような体勢から組み付こうとした時、サワーの右ヒザ蹴りが突き上げられる! それでも組みにいくトビーだったが、サワーを投げ ることが出来ず、2度のダウンを奪ったサワーが大差の判定勝ちでリベンジを果たした。

  サワーはマイクを持つと「コンバンハ、ゲンキデスカ?」と日本語で挨拶し、「最後の1分は疲れが出てしまいました。私もあと数日で29歳になります。ト ビーに負けて、その他の選手にも負けましたが、1年かけて強いアンディ・サワーが戻ってきました! これからもっと強い自分作ってベストな試合を皆さんに お見せします」とメッセージ。試合後のコメントでは、「今まで負けた相手にリベンジしたい」と、さらなるリベンジマッチを希望した。



▲リオン(右)が得意の右のパンチを宍戸(左)に炸裂させる!

▼セミファイナル(第9試合) SBエキスパートクラス特別ルール 67.0kg契約 3分3R無制限延長R
○リオン武(シューティングジム横浜/第5代・第8代修斗世界ライト級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)

 修斗から参戦するリオンは今年に入り土屋大喜、松本晃市郎、宇野薫にKO勝利。大みそかでのビッグマッチも噂されているが、DREAMの協力を得てSBへの参戦が実現。

 今回がSBルール初挑戦となるリオンは「どうせやるならチャンピオン!」と、その初戦でいきなり宍戸との対戦が決 まった。迎え撃つ宍戸も「SBのプライドにかけて絶対に負けられない試合です」と気合い十分の構えを見せている。果たして注目の日本人対決を制するのは どっちだ!?

 1R、宍戸はローキックと左ミドルキックで距離を取って戦う。リオンもローを返し、宍戸の蹴り足をキャッチすると鮮やかな足払いで宍戸を転倒させる。宍戸を2度転倒させると、飛び込んでショートパンチから投げを狙う。離れると宍戸が顔面への前蹴り。

 2R、リオンが右ストレートから突っ込み、宍戸は左ミドル。リオンは宍戸の左ミドルをキャッチするとまたも足払いで転倒させる。

  宍戸はジャブから左ロー、左ミドルを蹴り、リオンはその蹴り足を受け流して右ストレート。宍戸はジャブと左ローで応戦するが、リオンも右ローで応戦。リオンがパンチをまとめ打ちしたところでゴングが鳴った。

 3R、やはり前蹴りと左ミドルで距離を取ろうとする宍戸だが、リオンはフェイントから右ストレート。宍戸をロープ際へ詰めていく。ならばと宍戸は組んでのヒザ蹴り、宍戸の右ストレートにリオンが右ストレートを返し、宍戸はサイドキック。

 宍戸がサイドキックからバックブローを放つと、リオンはすぐに組み付いて宍戸の身体を背中に乗せるようにしての投げ! これがシュートポイント(1点)となる! さらにリオンは宍戸を大外刈りで倒し右フックへ。宍戸も右フックを放って逆転を狙う右ハイキック。

  最後はパンチの打ち合いとなり、リオンの右ストレートが2度ヒット! 組み付いてのバックドロップも狙う。 焦る宍戸はパンチを打ちにいったが、リオンも打ち合いに応じ、宍戸の逆転ならず。

  リオンに投げられてシュートポイントを取られたことが大きく響き、宍戸が敗れるという衝撃の結末となった。

 リオンはマイクを持つと「頭(昨日の大会)から修斗の選手が全敗していたのでプレッシャーでした。宍戸選手はめっ ちゃ強かったです。またSBにも上がりたいと思います。日本の格闘技界が元気がないので、俺が元気にしていきたい。大みそか(の格闘技イベント)に期待し てください」と、SBへの継続参戦と大みそかイベント(元気ですか!!大晦日!!2011)への出場をアピールした。



▲総合格闘家にSBルールで3連勝している鈴木(右)がウィッキー(左)を撃退

▼第8試合 SBエキスパートクラス特別ルール 65.0kg契約 3分3R無制限延長R
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●西浦“ウィッキー”聡生(STGY/2006年修斗ライト級新人王)

  鈴木とウィッキーがSBルールで激突。ウィッキーは修斗ライト級新人王を獲得後、連勝を重ねDREAMに参戦。所英男を強烈な右フックからのパウンドで KOするなど、軽量級離れした打撃力には定評がある。昨年末の『Dynamite!~勇気のチカラ2010~』ではK-1 MAX63kg日本王者・大和哲也と引き分けている。

  対する“SBの怪物くん”鈴木は、これまで不死身夜天慶、石田光洋、大澤茂樹と総合格闘家に3連勝中。今回も総合格闘家を迎え撃つ。豪腕対決を制すのはどちらか?

  1R、鈴木はローキック、ウィッキーはなぎ払うような左右フック。ざわめきが起こるほどウィッキーのフックには迫力があったが、鈴木はしっかりとブロック してローをコツコツと蹴っていく。ウィッキーはその蹴り足をつかんで倒す。パンチ一辺倒のウィッキーに鈴木は前蹴り、右ハイキック。

 2R、鈴木の右ローに対し、左右のフックを振り回していくウィッキー。

  左右に構えをスイッチするウィッキーに、鈴木も構えをスイッチしていく。 鈴木は右ハイキックを繰り出し、ウィッキーが入り込んできたところにパンチのコンビネーション。この左ストレートがヒットし、ウィッキーはダウン! すぐ に立ち上がって反撃するウィッキーに、鈴木は右ハイと右ミドル。

 3R、鈴木は左ミドルと左ハイ、ウィッキーは抱きついて鈴木の攻撃を防ぐ。

  ローが効いてきたのか、ウィッキーの手数が減り、動きも鈍る。鈴木の左のパンチにウィッキーが右のパンチを合わせ、鈴木がクリンチする場面もあったが、鈴木はカカト落とし、前蹴り、もう一度カカト落としと攻め、ローにつなげる。

 鈴木のパンチに仰け反るウィッキーだが、最後はパンチの打ち合いを挑む。そこで鈴木の左フックがヒットし、ウィッキーはグラつく! 判定はジャッジ三者とも30-27で、鈴木が完勝を収めた。

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