【新日本キック】熊田曜子も応援に来た!蘇我英樹が元ムエタイ王者と接戦の末に勝利
新日本キックボクシング協会
東日本大震災復興チャリティーイベント
「KICK Insist」
2011年11月20日(日)東京・ディファ有明
開場16:00 開始16:30
▼メインイベント(第16試合) 日泰国際戦5対5マッチ 60kg契約 3分5R
○蘇我英樹(市原ジム/東洋スーパーフェザー級王者)
判定2-0 ※49-48、49-47、49-49
●セーンヒラン・ルークバンヤイ(タイ/元ルンピニー&タイ国プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者、BBTVフェザー級1位・元同級王者)
2勝2敗で迎えた日本vsタイ5対5マッチの大将戦は、新日本キックのメインイベンターを務めることが多い東洋スーパーフェザー級チャンピオンの蘇我と、元ムエタイ3冠王のセーンヒランが雌雄を決する。
試合に先立ち、スペシャルゲストとして来場したタレントの熊田曜子がリングに上がり、「最高峰の試合を見せて欲しいです」と挨拶。両選手に花束を贈り、大会にいろどりを添えた。
1R、右ローを主体にして積極的に前へ出る蘇我は、顔面とボディへの右ストレートでセーンヒランにロープを背負わせる。左右フック以外はほとんど手を出さず、相手の様子をうかがうセーンヒラン。
しかし、2Rになるとセーンヒランはパンチとローで蘇我と打ち合う。蘇我は手数を多く出して右ローを何発も命中させるが、セーンヒランもワンツーと右ローをヒットさせる。蘇我はパンチとローでまとめて攻め、セーンヒランが攻めてくるとバックステップでかわす。
3R、パンチでボディを中心に攻める蘇我にセーンヒランは左右フックとロー。このラウンドはセーンヒランが積極的にコンビネーションを出す。さらに組んでのヒザ蹴り。蘇我はやや攻め込まれるが、パンチと右ローで応戦。
4Rもセーンヒランがパンチからのローで攻める。蘇我も負けじとパンチからのロー。蘇我の右ローがよく当たるが、セーンヒランもすぐに蹴り返して攻めに転じ、前へ出てローを蹴っていく。両者の積極的な攻めの姿勢に場内もエキサイト。
5R、パンチとローで猛然と前に出るセーンヒランに、蘇我は回り込みながらのパンチと右ロー。蘇我がかなり押される展開だが、蘇我も死力を振り絞って反撃する。セーンヒランが組んでのヒザ蹴り、離れるとパンチ&ロー。蘇我が耐える形で試合終了のゴングを聞いた。
リングサイドで熊田曜子が見つめる中、判定は2-0で蘇我が勝利! 苦しい試合を制した蘇我はレフェリーに手を上げられると満面の笑みを浮べた。蘇我の勝利により、日本vsタイ5対5マッチは日本の勝利となった。
▼セミファイナル(第15試合) 日泰国際戦5対5マッチ ライト級 3分3R
○モンコンデート・シットウウボン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級7位)
判定3-0 ※三者とも29-26
●直闘(なおと/治政館ジム/日本ライト級6位)
破竹の6連勝を8月のディファ有明大会でムエタイ戦士チャイディー・カーに止められた直闘。2RでTKO負けした雪辱を、同じムエタイ戦士のモンコンデートを破って払拭したいところだ。
1R、前蹴りを多用するモンコンデートに直闘は右ロー。自分から攻撃を出さないモンコンデートだったが、急に近付いたかと思うと右ヒジの直撃弾でダウンを奪う! 組みに来るモンコンデートに直闘はパンチで応戦。
2R、テンカオ(相手をつかまずに正面から突き刺すように蹴るヒザ蹴り)と左ミドルを連発するモンコンデート。直闘はよく動きながらジャブ、ワンツー、ボディブローでペースを握ろうとするが、モンコンデートはテンカオで攻めながら前へ出て、またも右ヒジでダウンを追加。
3R、逆転を狙ってパンチで前へ出る直闘を、のらりくらりとかわすモンコンデート。直闘のパンチは空を切る。モンコ ンデートの懐に入ってもすぐに組まれてヒザ蹴りをもらってしまう。モンコンデートはヒジ、ヒザを単発で返しながらこのラウンドは流し、判定勝ちした。対抗 戦は2勝2敗のイーブンとなり、決着はメインの対抗戦に持ち込まれた。
▼第12試合 日泰国際戦5対5マッチ 62kg契約 3分3R
○TATSURO(ビクトリージム/日本ライト級9位)
判定2-0 ※30-29、30-29、30-30
●トースナー・ノンタチャイ(タイ)
6勝(2KO)4敗7分のTATSUROに対し、トースナーは57勝(7KO)21敗6分と約5倍のキャリアを誇っている。
1R、TATSUROが右ローを集中させ、トースナーはそれにパンチのカウンターを狙う。TATSUROが蹴り、トースナーがパンチと通常の日本人とタイ人の試合とは逆の展開に。両者とも手数は少なめだ。
3R、トースナーのパンチにも右ローにも右ローを返していくTATSURO。トースナーは右ローを蹴られるたびに、 身体ごと持っていかれてしまい、バランスを崩す。パンチと組んでのコカしで応戦するトースナーだが、TATSUROがパンチと右ローを当て続けて判定勝 ち。再び日本側が2勝1敗でリードした。
▼第11試合 日泰国際戦5対5マッチ 58kg契約 3分3R
○ブントゥン・ギャノラシン(タイ)
判定3-0 ※29-29、29-28、30-29
●拳士朗(治政館ジム/日本フェザー級5位)
1R、いきなりカカト落としを繰り出すブントゥン。どよめく場内に気をよくしたのか、その後もカカト落としを連発する。それ以外にもジャンプしてのヒジ打ちから左ミドル、回転ヒジ打ち、ハイキックとやりたい放題。ヒジとヒザの連打で前へ出て拳士朗を圧倒する。
拳士朗はローを返すくらいで、ブントゥンはその蹴り足をキャッチしてコカす。
2R、ブントゥンがカカト落としからのヒザ蹴り、組んでのヒザ蹴り。拳士朗が前に出てくると前蹴りで押し返すなど攻撃的スタイルを見せる。拳士朗はなかなか踏み込めず、ブントゥンの優勢が目立つ。ブントゥンは強くて速いローとハイキック。
3R、テンカオで攻めるブントゥンに拳士朗がパンチで反撃を開始。拳士朗の左右のフックで頭が大きく揺れるブントゥ ンだが、構わずにテンカオを蹴り続ける。パンチとテンカオの相打ちが続くと、ブントゥンはつかんでのヒザ、拳士朗はヒジで応戦。最後は奮闘した拳士朗だ が、ブントゥンが攻め続けて判定勝ちを収めた。これにより対抗戦は1勝1敗となった。
▼第10試合 日泰国際戦5対5マッチ 58kg契約 3分3R
○古河たすく(トーエルジム/日本フェザー級5位)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●レッガラー・リッティシャイ(タイ)
日本vsタイ5対5対抗戦の先鋒戦は、6勝5敗3分とこれ以上黒星を重ねたくない古河と、日本の様々な団体で試合をしているレッガラーの対戦。
1R、古河はサウスポーのレッガラーに対して右へ回り込みながらの左右ロー、左ミドルから右ストレートを直撃させる。レッガラーも負けじと左ミドルからの左ストレートを直撃させ、強い左ミドルで攻める。古河は左右のロー。
2R、古河が右ロングフックをたびたびヒットさせ、主導権を握る。レッガラーは左ストレートを返し、組みに行くが古河も組み負けずブレイクに持ち込む。レッガラーの強い蹴りに古河はローで応戦。
3R、レッガラーは古河が入ろうとするところを左ミドルで止めるが、左ストレートに古河の右ストレートを合わせられ る。そこから古河がパンチでラッシュ! パンチを連続でヒットさせ、レッガラーは首相撲で逃げようとするがブレイクに持ち込まれる。離れると古河がダメ押 しのパンチ連打をヒットさせ、日本側に幸先のいい勝利をもたらした。
▼セミファイナル(第14試合) バンタム級 3分3R
○阿部泰彦(JMN/日本バンタム級6位)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●越川大樹(市原ジム/日本フライ級1位)
▼セミファイナル(第13試合) ウェルター級 3分3R
○大塚隼人(ビクトリージム/日本ウェルター級6位)
判定2-0 ※30-30、29-28、30-29
●竹若佑輝(八景ジム/日本ウェルター級2位)
▼第9試合 日本ライト級 3分3R
△トーマス中村(市原/同級7位)
ドロー 判定0-1 ※29-30、30-30、30-30
△福岡直也(治政館)
▼第8試合 ライト級 3分3R
○大槻翔太(伊原道場)
判定2-0 ※30-27、30-29、30-30
●白木伸美(トーエルジム/日本フェザー級10位)
▼第7試合 58kg契約 3分3R
○古谷佑太郎(揚心ジム)
TKO 2R1分36秒 ※セコンドからのタオル投入
●早草日記(治政館ジム)
▼第6試合 フェザー級 3分2R
○石原將伍(ビクトリージム)
判定3-0 ※20-17、20-17、20-18
●出口 優(藤本ジム)
▼第5試合 55kg契約 3分2R
○AKIHIRO(ビクトリージム)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●吉田健一郎(トーエルジム)
▼第4試合 ライト級 3分2R
○藤田裕喜(伊原道場稲城支部)
KO 1R2分43秒
●梅澤拓矢(トーエルジム)
▼第3試合 フェザー級 3分2R
○堀口兆二(伊原稲城ジム)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●都築憲一郎(藤本ジム)
▼第2試合 55kg契約 3分2R
○庄子高広(ビクトリージム)
判定3-0 ※三者とも20-19
●服部竜真(横須賀太賀ジム)
▼第1試合 ウェルター級 3分2R
○スカイツリー岸菜(八景ジム)
判定2-0 子p目20-19、20-20、20-19
●斉木 雄(誠真ジム)
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