2011/11/23（水）UP
（最終更新：2013/08/30 13:22）

RISEクリエーション
「3A-LIFE presents RISE 85
～RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT2011～」
2011年11月23日（水・祝）TOKYO DOME CITYホール
開場14：00　本戦開始15：00
※オープニングファイト開始14：15

▲羅王丸（右）を1RKOしたシング・心・ジャディブ

▼第9試合　RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011準決勝（2）　3分3R延長1R
○シング・心・ジャディブ（インド/フリー/J-NETWORKヘビー級王者、K-1 WORLD 2009 アジアGP優勝）
KO　1R1分39秒　※左ジャブ
●羅王丸（TARGET/RISEヘビー級2位）
※シングが決勝へ進出。

　ヘビー級トーナメント準決勝第2試合は、1回戦で元K-1 JAPAN王者の天田ヒロミをTKOに破ったシングと、マイティ・モーをKOする殊勲の勝利を収めた羅王丸で争われた。

　1R、シングは速いジャブを連打、そのジャブが連続して羅王丸の顔面を捉える。ジャブで羅王丸をコーナーに詰めたシングはパンチとヒザ蹴り。シングのジャブをもらい続けた羅王丸は突然倒れ、シングのKO勝ち。羅王丸は担架で運ばれるほどのダメージを負った。これにより、ヘビー級トーナメント決勝戦はシングvs上原に決定した。

▲ヤン・ソウクップ（左）に後ろ回し蹴りを繰り出す上原誠

▼第8試合　RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011準決勝（1）　3分3R延長1R
○上原　誠（士魂村上塾/第2代RISEヘビー級王者）
延長R　判定3-0　※三者とも10-9
●ヤン・ソウクップ（チェコ共和国/極真会館/第9回全世界空手道選手権大会準優勝）
※上原が決勝へ進出。本戦は29－28、28－28、29－29

　ヘビー級トーナメント準決勝第1試合は、1回戦で優勝候補のファビアーノに判定勝ちしたソウクップと、ステファン・レコを破る番狂わせを起こした上原で争われた。

　1R、なかなか手が出ない両者。ソウクップがつかんでのヒザ蹴りをやってしまいイエローカード。これでようやく両者ともエンジンがかかったか、上原が左右フックで前へ出てソウクップも打ち返す。ソウクップは左右フックから右ロー、上原のパンチにはガード一辺倒になってしまう。

　2R、上原が飛び込んでのレバーブロー、ソウクップは前蹴り。左フックからの右ローを繰り返すソウクップに上原が左フック、ソウクップも左ボディからの右フック。ソウクップがパンチと右ローを当てる場面が目立ってきたが、上原も左フックを狙っていく。

　3R、左右フックで前へ出る上原にソウクップはヒザ蹴り。手数は上原の方が多いが、そのほとんどがソウクップのグローブに当たっているもの。ソウクップも左フックからの右ロー以外はこれといった攻撃がなく、上原の手数でコーナーへ詰められる。

　両者とも決め手なく本戦はドローとなり、延長戦へ突入。

　前に出てきたソウクップに上原の右フックがヒット、ソウクップは左ミドル。上原が左右フックを振るって前へ出ようとするが、ソウクップもパンチとミドルを返す。積極性の差が出たか、決定打はなかったが上原が判定3－0で決勝進出を決めた。

▲小宮山工介（右）の顔面前蹴りがセルジオ・ヴィールセンの左目に直撃！　小宮山がKO勝利！

▼第7試合　元キックボクシング・リングサイドクラブ代表小林之近一回忌法要試合　スーパーファイト　－61.0kg契約　3分3R延長1R
○小宮山工介（北斗会館/第3代RISEスーパーフェザー級王者）
KO　1R2分8秒　※顔面前蹴り
●セルジオ・ヴィールセン（スリナム共和国/コンチネンタルFFC/初代IT’S SHOWTIME 61kg級世界王者）

　初代IT’S SHOWTIME 61kg級世界王者ヴィールセンを、RISEスーパーフェザー級王者・小宮山が迎え撃つ。ヴィールセンは黒人選手特有の身体能力を活かした戦いが特徴的であり、これまでにムエタイ10冠王アヌワット・ゲーオサムリットや山本真弘をTKOで下している実力者だ。

　1R、いきなりスピードのあるパンチと蹴りを交錯させる両者に、場内からどよめきが起こる。

　小宮山は顔面前蹴り、後ろ蹴り。ヴィールセンは左フックから右フック。小宮山は左右に動きながら右ローと右ストレート、接近すると左右フック。ヴィールセンはヒザ蹴りを返す。両者が離れたところで、小宮山の顔面前蹴りが炸裂！　この一発でヴィールセンは左目を負傷し、試合続行不可能となって小宮山が1RでのKO勝利。強豪ヴィールセンを破る金星を得た。

▲手数で上回る吉本光志（右）がイ・ソンヒョンを判定で下した

▼第6試合　スーパーファイト　－65kg契約　3分3R延長1R
○吉本光志（ヌンサヤームジム/初代RISEスーパーライト級王者）
判定3－0　※29－27、28－27、29－28
●イ・ソンヒョン（韓国/仁川ムビジム/初代RISE KOREAウェルター級王者）

　スーパーライト級王者の吉本と対戦するのは、今年6月に初代RISE KOREAウェルター級王者となったイ。昨年10月に才賀紀左衛門から2度のダウンを奪って判定勝ち、今年1月には卜部功也に延長戦の末に判定負けを喫している選手だ。イは前日計量で200グラムオーバー、再計量もクリア出来ず、減点1とグローブハンデを付けての試合スタートとなった。

　1R、両者ともジャブからローを蹴り合い、イの方がより積極的にローを蹴っていく。イが左ボディから右フック、左アッパーから右フック。吉本は飛びヒザを繰り出すが、イの回転の速いパンチが吉本を捉える。

　2R、鮮やかな足払いで吉本をコカすイ。右ローから左右連打で吉本を下がらせ、さらにパンチ連打。吉本はヒザ、右ローで応戦する。イの右ローとパンチに吉本は左ミドルとヒザ蹴り。

　吉本は接近してボディ、アッパー、フックと細かくパンチをまとめ、イがパンチを返してくると真正面から打ち合う。イのバッティングでカットした左目上から流血する吉本だが、下がらず前へ出てパンチとヒザ蹴り。

　3R、お互いにローとパンチで打ち合ったところで、イが両手でつかんでのヒザ蹴りをやってしまい減点1が宣告される。再開後、吉本がパンチとヒザ蹴りで前へ出る！　手数で前へ出る吉本はイのパンチをもらっても下がらず、倍の数のパンチを打ち返してヒザへつなぐ。吉本のワンツーがヒット、さらにフック＆アッパー、そしてヒザ。最後まで押し切った吉本が判定で勝利を収めた。

▲羅王丸（左）がマイティ・モーを破る殊勲の勝利！

▼第5試合　RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011 1回戦（4）　3分3R延長1R
○羅王丸（TARGET/RISEヘビー級2位）
KO　3R2分49秒　※パンチ連打
●マイティ・モー（アメリカ/K-1 WORLD GP 2007 IN ハワイ優勝）
※羅王丸が準決勝に進出。

　K-1でチェ・ホンマン、レミー・ボンヤスキーなどに勝利を収めているモーがRISEに初参戦。日本での試合は2010年12月のピーター・アーツ戦以来となる。対する羅王丸はRISE生え抜きの選手でヘビー級のホープ。このチャンスを活かすことが出来るか？

　1R、羅王丸はバックブローの奇襲攻撃を放ち、リングを走るようにして大きく回り込む。右ローを蹴っては左右へ回り込む羅王丸。

　フックとアッパーを強振するモーに、羅王丸は上から落とすような右ローを何度もヒットさせる。パンチの打ち合いにいくモーだが、羅王丸は付き合わずにクリンチ。

　2R、ローの蹴り合いからモーが左右フックを繰り出すが、羅王丸の右ローをもらって大きくグラつく。それでも打ち合いにいくモーは、羅王丸にロープを背負わせてフックとアッパー。モーはハイキックを放つが、転倒してしまう。早くも疲れが見えるモーに、羅王丸のフックと前蹴りが入る。

　 3R、羅王丸が前蹴りからワンツー、モーがパンチを打って来ると右ロー。羅王丸が回り込むところにモーが左フックをヒットさせるが、羅王丸も左右フックを打ち返す。モーも打ち合いに応じるが、上原の左右フック連打をもらってスタンディングダウン！　再開後、上原がコーナーへ詰めてモーをめった打ち！　モーは押し返すのが精一杯。羅王丸の連打が決まったところでレフェリーがストップし、羅王丸が殊勲のKO勝ちを収めた。

▼オープニングファイト第4試合　スーパーフェザー級（60kg）　3分3R
○ACHI（TARGET）
判定3－0　※27－25、27－25、28－25
●闘士（池袋BLUE DOG GYM）

▼オープニングファイト第3試合　フェザー級（57.5kg）　3分3R
○金城　悠（シルバーウルフ）
判定2-0 (28-28/29-28/30-28)
●元樹（アルファジム）

▼オープニングファイト第2試合　スーパーフェザー級（60kg）　3分3R
○郷州征宜（PHOENIX/2011年KAMINARIMON全日本トーナメント65kg優勝・大会MVP）※デビュー戦
判定3－0　※30－25、30－25、29－26
●宮崎就斗（村澤道場/2011年KAMINARIMON全日本トーナメント60kg優勝、K-1甲子園2011関東ラウンドAブロック優勝）

▼オープニングファイト第1試合　スーパーフェザー級（60kg）　3分3R
△野辺広大（ヌンサヤームジム/第21回全日本新空手道選手権大会 K-3GP 中学生60kg級優勝）
判定1－0　※29－27、28－28、28－28
△小宮山夕介（北斗会館/K-1甲子園2011 東日本ラウンドBブロック準優勝）