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【バトルジェネシス】小谷直之がメインイベントでTKO勝利!アウトサイダー勢が全勝

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2012/01/22(日)UP

ZST事務局/RINGS
「BATTLE GENESIS vol.9」

2012年1月22日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00

▼メインイベント(第9試合)72kg未満契約 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル)
TKO 2R4分3秒 ※レフェリーストップ
●花澤大介(WILD SEASAR沖縄/パンクラス・ライト級4位)

 バトルジェネシスは3月から活動を再開するリングス(前田日明が代表を務める大会)のセカンドステージとして開催され、あのエメリヤーエンコ・ヒョードルのプロデビュー戦が行われたことでも知られている大会。リングスの活動再開に伴い、バトルジェネシスも復活する運びとなった。

 小谷はヒョードルと同日にバトルジェネシスでプロデビューした選手で、今大会ではパンクラス・ライト級4位の花澤を迎え撃った。

 1R、花澤が右ロー、右ストレートでサウスポーの小谷に組み付く。しかし小谷が先に花澤をテイクダウンし、花澤を押さえ込みながらパンチを入れる。花澤が脇を差して体を起こすと、小谷はそこにパンチを連打! 花澤はそれをもらいながらも立ち上がり、小谷をテイクダウンする。花澤はパスガードと得意の肩固めを狙うが、小谷もそれをディフェンスする。

  2R、小谷の左ミドルに合わせて組み付く花澤。小谷が立ち上がりながらアームロックを狙うと、花澤はそれを潰してグラウンドで上のポジションを取る。コツコツとパンチを落として肩固めを狙う花澤。小谷はそれを防ぎながら、体を起こして立ち上がる。花澤がタックルで組み付くと、小谷はそこにパンチを落としつつ、逆に花澤をテイクダウン。一気にマウントポジションを奪うと、背中を見せる花澤にパンチを落とす! 小谷が花澤を殴り続け、花澤の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。

 試合後、小谷は「今日は訳あってコンディションが悪かったんですけど、次は本当の進化したリングススタイルを見せます!」とマイクアピールした。


▼セミファイナル(第8試合)61.2kg未満契約 5分3R
○清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
一本 3R1分15秒 ※三角絞め
●ヒロ・ヤマニワ(ボンサイエクストリーム)

 昨年の初代フェザー級王者決定トーナメントでは準決勝で敗れている清水。今大会では再浮上をかけて、柔術をバックボーンに持つヤマニワと対戦した。

 1R、清水の蹴り足をキャッチしてテイクダウンを狙うヤマニワ。清水はそこにアームロックを合わせて腕十字、横センタクバサミ! 清水は上のポジションをキープしながら細かくパンチを落とし、再びアームロックを狙う。ヤマニワはそれを潰してマウントポジションを取るが、清水はブリッジでそこから脱出する。ブレイク後、清水はカニバサミを狙い、サイドポジションを許すが、ここでもすぐにヤマニワの体を押して立ち上がり、ジャブを細かく当てる。

  2R、清水はしっかりと距離を取りながらジャブを当てて、組み付こうとするヤマニワに左ミドル、ヒザ蹴り! ヤマニワは清水の蹴りをキャッチしてテイクダウン、マウントポジションを取るが、ここでも清水がすぐにポジションを返す。そして上のポジションから小さくパンチを落とす清水。ヤマニワが立ち上がると、そこを狙ってヒザ蹴り、左ハイキックを当てる!

 3R、完全に試合のペースを掴んだ清水がジャブと右ロー。ヤマニワのタックルを切りながらアームロック、そして三角絞め! これががっちりと極まり、ヤマニワがタップ! 清水が安定した試合運びを見せて、復活の一本勝ちを収めた。


▼第7試合 70.3kg未満契約 5分2R
△森 興二(X-ONE GYM 湘南)
判定
△カン・ジョンミン(韓国/フリー)

 リングスとの提携を発表した韓国ROAD FCの推薦選手として参戦するジョンミン。当初、ジョンミンは山本勇気との対戦を予定していたが、山本が練習中の負傷により欠場となったため、森が急遽参戦することとなった。

 1R、サウスポーの森に対して、ジョンミンが左フック! これで森がバランスを崩すが、すぐに立ち上がり、距離を取りながらインローを蹴る。左右のフックで前に出るジョンミンだったが、森はそれをブロックして右アッパーから左ストレートを当てる。

 2R、ジョンミンが右ストレート、森が左ストレートを狙う展開となるが、互いに間合いが遠くコンタクトは少ない。終了間際にジョンミンがパンチの連打を見せるが、森はそれをブロックして距離を取る。判定では優劣がつかずドローに終わった。


▼第6試合 65.8kg未満契約 5分2R
○大澤茂樹(フリー)
TKO 2R4分34秒 ※レフェリーストップ
●ジョン・ヨンサム(韓国/冠岳BJJ)

 11月の修斗TDCホール大会で田村彰敏に判定負けしている大澤。対するヨンサムは過去にDREAMで小見川道大と対戦経験があるファイターだ。

 1R、サウスポーの大澤はヨンサムの蹴り足を取ってテイクダウンを奪い、コツコツとパンチを落とす。ブレイクになるとヨンサムが右ストレートで前に出るが、大澤はタックルのフェイントを入れながら右フック、左ストレートを当てる。

 2R、左ストレートから左ハイキックを狙う大澤。ヨンサムはタックルから組み付いてテイクダウンを狙うが、大澤が上のポジションを取ってパンチを落とす。

 ブレイク後、大澤が左ストレートを当ててヒザ蹴り! そのままヨンサムをテイクダウンして、ロープ際でパンチの連打! 大澤のパンチを受け続けたヨンサムを見て、レフェリーが試合を止めた。


▼第5試合 77.1kg未満契約 5分2R
○伊澤寿人(RINGS/和神会/THE OUTSIDER70-75kg級王者)
KO 1R43秒 ※左フック
●NAKADAI(リバーサルジム横浜グランドスラム)

 アウトサイダーの70-75kg級王者でもある伊澤はこの試合がプロデビュー戦。対戦相手のNAKADAIはパンクラス、DEEP、ZSTで試合をしているファイターだ。

  1R、ローを蹴ってパンチで前に出るNAKADAI。しかし伊澤がそこに右ストレート! これを立て続けにヒットさせ、最後は右ストレートからの左フック! これでNAKADAIが崩れ落ち、伊澤がKO勝利を収めた。プロデビュー戦を勝利で飾った伊澤は「めっちゃうれしいです! このまま突っ走るんでよろしくお願いします。アウトサイダー最高!」と叫んでリングを降りた。

 今大会ではアウトサイダー出身の選手がプロ選手を相手に2戦2勝。前田日明リングス代表は「アウトサイダーの中でも伸び盛りの2人。アウトサイダーにはとんでもない打撃や寝技のセンスを持った選手たちがいて、2人はその中で勝ち上がってきている。彼らには勝負どころは外さない強さがある。これからもアウトサイダーの良い選手はプロのリングに上げて行きたい」と2人の勝利を絶賛した。


▼第4試合 70.3kg未満契約 5分2R
○上田厚志(骨法烏合会矢野卓見道場)
一本 2R3分16秒 ※横三角絞め
●平 信一(綱島柔術)

 1R、パンチから組み付いて細かくヒザ蹴りを入れる平。上田はテイクダウンされながらもアームロックを狙うが、平はそれをしっかりとディフェンスする。

 2Rもパンチから組み付く平が、上田の体を高々と持ち上げて水車落とし!

  豪快な投げに会場は沸いたが、上田はすぐに横三角絞め! 何とか体を動かして、それを外そうとする平だったが、これががっちりと入り、上田が見事な一本勝ちを収めた。


▼第3試合 59kg未満契約 5分2R
○久本慶三(総合格闘技武門會)
一本 1R1分44秒 ※三角絞め
●崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本フェザー級1位)

 計量を550gオーバーした久本はイエローカード2枚からの試合スタートとなる。1R、打撃のプレッシャーをかける崎村だったが、久本が寝技に引き込んで三角絞め。必死にディフェンスする崎村からタップを奪った。


▼第2試合 56.7kg未満契約 5分2R
○上原佑介(マルワジム横浜/team roial)
一本 1R55秒 ※三角絞め
●宮本大輝(総合格闘技move)

 1R、サウスポーの上原が左ミドル。組みの展開になるとガードポジションに引き込んで三角絞め。宮本が持ち上げて上原をマットに叩きつけるが、上原がそのまま三角絞めを極めた。


▼第1試合 55kg未満契約 5分2R
○渡辺竜也(RINGS/MAXGYM)
KO 1R39秒 ※スタンドのパンチ連打
●田沼良介(グランドスラムKREW/初代ZSTフライ級王者)

 昨年、アウトサイダーからリングスのプロ契約選手となり、1勝1分の成績を残している渡辺。今大会ではZSTフライ級王者・田沼に挑んだ。

 1R、渡辺の前足に左右のローを蹴る田沼。しかし渡辺がそこにカウンターの右ストレート! ここから一気に前に出ていく。田沼は組み付いて展開を変えようとするが、渡辺はパンチを連打! これで田沼がバランスを崩したところで、レフェリーが試合をストップ。

 現役ZST王者を下す金星を挙げた渡辺は「正直、勝つと思ってなくて、必死に頑張りました。アウトサイダーはこんなもんじゃねえよってところを見せたかったし、ZSTの人たちはアウトサイダーに足元をすくわれないように、もっと頑張ってください」とマイクアピールした。

【関連リンク】

≫ZST公式サイト

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