【シュートボクシング】“絶好調王者”マーサ、ムエタイ三冠王から判定勝利
シュートボクシング協会/立志會館
「ヤングシーザー杯OSAKA2012
“ALPINISME” vol.1」
2012年1月29日(日)大阪・IMPホール
開場13:00 開始14:00
※SP=投げ技によるシュートポイント/KP=絞め・関節技によるキャッチポイント
▼メインイベント(第11試合) 59.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SB日本フェザー級王者)
判定3-0
●ジョシュ・トーナー(オーストラリア/JABOUT/ISKA豪州ムエタイフェザー級王者)
※4R、マーサがSP1獲得
現在5連勝中のSB日本フェザー級王者ナグランチューン・マーサM16(及川道場)は、オーストラリアのキックボクシング・ムエタイ三冠王ジョシュ・トーナーと対戦。殴ってよし、投げてよしの絶好調王者マーサが、初となる欧米人ファイターとの対決を迎えた。
1R、ゆっくりした出だしの中、ジョシュの出方をうかがいながらマーサが徐々にプレッシャーをかける。タイ式のジョシュに、マーサは独特のリズムでパンチを打ち込む。4連続KO中のマーサだけあって、セミファイナルまでの試合とは一味も二味も違う打撃の炸裂音に会場がどよめく。5連続KOに一気に期待が高まるが、ジョシュはそのパンチを受けながらも強いフックとミドルキックで応戦。
続く2R、間合いを掴んだマーサが一気にラッシュを仕掛け、パンチ連打からのレバーブローでジョシュを九の字にさせる。しかし、時折返すジョシュの強打を警戒して深追いはせず。
3Rには顔面への右フックでたたらを踏ませ再びラッシュを仕掛けたが意地の反撃をみせるジョシュにKOチャンスを逃す。4Rにはローキックを効かせ、飛びヒザ蹴りやハイキックを決めて完全決着を予感させるも、タフなジョシュを仕留め切ることが出来ず5Rを終了。
3-0のフルマークで文句なしの判定勝利となったが、幾度かあったKOチャンスを逃してしまったマーサは「ジョシュの感の良さと一発の重さを警戒し過ぎて KOを逃してしまいました。それまでKOも少なくて会場も今一つ沸いてなかったんで、メインイベンターとして最後はキッチリ締めたかった。悔しいです」と反省の言葉を口にした。
▼セミファイナル(第10試合) 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
○藤本昌大(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級1位)
KO 5R
●津田達也(立志會館/SB日本スーパーバンタム級4位)
※4R、藤本がSP1獲得
空位となっている日本スーパーバンタム級の時期王座挑戦者決定戦として行われたこの試合。1位の藤本は、昨年11月の『SHOOT the SHOOT2011』で修斗世界ランカーの猿丸ジュンジを破った2位・伏見和之に勝ち越しているほか、ムエタイ戦士ボーロン・ポー.プラムックをKOするなど素早い蹴りを武器にトップランキングに君臨する実力者。
一方の津田は、昨年上位ランカーの伏見をハイキックでKOするなどメキメキ頭角を現しつつある期待の新星。1Rから、お互いの武器である素早いキックの応酬。時折大きなパンチを振るう藤本と、そこにカウンターの左ストレートを合わせる津田。中盤まで両者一進一退の攻防を繰り広げるも、3Rを終了したところで津田のスタミナが切れたか、手数が減り後ろに下がらせられる場面が多くなる。
最終Rに、右をクリーンヒットさせた藤本が一気にパンチラッシュを仕掛け津田から2度のダウンを奪いKO勝利を収めた。
▼第5試合 54.0kg契約 レディースクラスルール 3分3R延長2R
○MINA(秀晃道場/J-GIRLSフェザー級2位)
KO 1R
●岡 加奈子(立志會舘)
※MINAは契約体重オーバーのためにグローブハンディ+減点2からのスタート
前日計量で、MINAが54.0kgの契約ウェイトを2.5kgオーバーし、再計量でも1.9kgオーバーとなったため、主催者と審判団で協議し対戦相手である岡の同意のもと急遽グローブハンディマッチとして行われることとなった。MINAには他に、レッドカード2枚による減点2とファイトマネーの 100%没収というペナルティーが与えられた。
減点2スタートとなったM)INAは、ゴングと同時に岡に怒濤のラッシュを仕掛け強烈な右ストレートでいきなりダウンを奪う。なんとか立ち上がった岡だが、再びMINAの猛連打を浴びて膝から崩れ落ち、1R35秒の衝撃のKO決着に会場は凍りついた。
勝ったMINAだが、試合後の控室では「信用していた自前の計量器が壊れていて、とんでもない契約違反を犯してしまい本当に申し訳ないです。そんな状況で試合を受けてくれた岡選手には心から感謝してます」と反省しきり。しかし「こんな私ですが、あとは試合で見せるしかないと思ったので全力でいかせていただきました。このミスをしっかり反省して、もっともっと練習して近いうちに高橋藍さんをKOしてベルトをいただきたいと思います」と、キッチリ“女王”高橋への宣戦布告を宣言。
▼第9試合 57.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○元貴(立志會館/SB日本フェザー級4位)
判定3-0
●石塚勇史(福知山ジム)
※2R、元貴が右ストレートでダウンを奪う
▼第8試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○平井慎介(及川道場/SB日本ライト級4位)
延長1R判定3-0
●前田 修(GETOVER)
▼第7試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○百武政敏(誠空会)
判定3-0
●DAI(誠至会/NJKFスーパーウェルター級3位)
※DAIが足にワセリン塗る反則で減点1スタート
▼第6試合 55.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○西村昌平(立志會館)
判定3-0
●深田一樹(龍生塾)
▼第4試合 55.0kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R無制限延長R
○泉 元紀(立志会館)
延長1R判定3-0
●二田水敏幸(NEX SPORTS)
※3R、二田水がKP1獲得
▼第3試合 70.0kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R無制限延長R
○柴博(総合格闘技道場MIBURO)
判定3-0
●上堂地 誠(グラップリングシュートボクサーズ三重)
※1R、柴がSP獲得
▼第2試合 60.0kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○山室良太(寝屋川ジム)
判定3-0
●林 眞平(魁塾)
▼第1試合 70.0kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○三浦大介(寝屋川ジム)
延長1R判定3-0
●岡本鉄也(誠空会)
▼オープニングファイト 53.0kg契約 SBアマチュアワンマッチルール 2分2R延長1R
○井上直樹(白心会)
判定3-0
●植山征紀(龍生塾)
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