【パンクラス】佐藤豪則&石渡伸太郎が王座防衛!WINDY智美は引退試合で一本負け
▲3度目の防衛に成功したウェルター級キング オブ パンクラスの佐藤豪則(左から2番目)と初防衛に成功したバンタム級 キング オブ パンクラスの石渡伸太郎
パンクラス
「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年3月11日(日)東京・ディファ有明
開場14:45 ゲート・第1部開始15:15 第2部開始16:00
▲声を上げながらアームバーを仕掛ける佐藤豪則(上)
▽第2部
▼メインイベント(第11試合) ウェルター級キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分3R
○佐藤豪則(Laughter7/王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会/挑戦者・同級1位)
※佐藤が3度目の防衛に成功
昨年2月にURAKENからベルトを奪取した佐藤は、6月、10月とハイペースでタイトルマッチを行い防衛に成功。今回の挑戦者であるストラッサーは、現在2連勝中で約3年間負けなしという最強のチャレンジャーだ。
1R、サウスポーの佐藤が右フックからのタックルでストラッサーをテイクダウン。パスガードを狙いながら、ストラッサーの腕を取って一気にアームロックへ! ストラッサーは自分の腕をクラッチしてディフェンスするが、佐藤はアームロックの形をキープし、ストラッサーのクラッチを外すとアームバー!
しかしストラッサーもブリッジで上のポジションを取り返す。ガードポジションになった佐藤はアームロックを狙いつつ、体を起こそうとする。
2R、佐藤がアウトロー、左ミドル、右フックからタックルを狙うが距離が遠い。ストラッサーはしっかりと自分の距離を取りつつ、右ストレートから左フック、インローを的確に当てていく。お互いに距離を取りながら細かくパンチとローを出す展開が続く。
3R、ストラッサーがインローと右ストレート。このインローで佐藤の右足が流れるが、佐藤は両足タックルに入ってストラッサーをテイクダウン。体を起こしてパンチを落とし、ストラッサーが立ち上がろうとしたところにパンチをまとめる。
ここでストラッサーが佐藤に組み付いてテイクダウンを仕掛けるが、佐藤はそこに得意のアームロック! ストラッサーの体を返してコントロールしようとするが、ストラッサーの体がロープの外に出てしまい、ブレイクとなる。
再開後、左の蹴りで前に出る佐藤。ストラッサーがそれをキャッチしてテイクダウンを狙うが、再び佐藤がアームロック! そのまま佐藤がグラウンドで上のポジションを取り、声を上げながらアームバーを仕掛けるが、極まらない。このまま判定となり、佐藤が判定3-0で勝利し、3度目の王座防衛に成功した。
▲タックルを積極的に仕掛ける石渡伸太郎(右)
▼セミファイナル(第10試合) バンタム級 キング オブ パンクラス タイトルマッチ 5分3R
○石渡伸太郎(CAVE/王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-29
●赤井太志朗(NOVA UNIAO JAPAN/挑戦者・同級1位)
※石渡が初防衛に成功
昨年12月に井上学からベルトを奪取した石渡が、初防衛戦で赤井と対戦。両者は昨年5月に対戦し、激しい打ち合いの末にドローに終わっている。完全決着が望まれる再戦で勝利するのは果たしてどちらか!?
1R、お互いにサウスポーの両者。赤井が左ストレートで前に出て、石渡が距離を取ってジャブを突く。打撃の展開が続く中、石渡がタックルで赤井をテイクダウンし、赤井の腕を内側から押さえてパンチを落とす。赤井も下から細かくパンチを返すが、石渡がパンチを落としながらパスガードを狙い、赤井をコントロールする。
2R、石渡からタックルでテイクダウンを狙うが、そこに赤井がアームロックを仕掛け、ポジションを返そうとすると、石渡もカウンターのアームロック。
さらに石渡は赤井の立ち際にサッカーボールキックを蹴る。試合がスタンドに戻ると、石渡のジャブに左ストレートをかぶせて前に出る赤井。さらにそこから右フックを返す。石渡は距離を取りながらジャブ、タイミングを見てタックルを仕掛ける。
3R、一気に間合いを詰めていく赤井。石渡がロープを背負うと、そこに左右の連打を打ち込む。しかし石渡はそこから脱出して、赤井のパンチにタックルを合わせて、そのままロープまで押し込んでテイクダウンを奪う。
ここから石渡は赤井を押さえ込みながらパンチ、肩固めを狙う。赤井はロープに体を預けて立ち上がろうとするが、石渡は赤井を強引に投げてテイクダウン。再びグラウンドで上のポジションを取り、終了間際に立ち上がってサッカーボールキック! 試合は判定決着になったものの、石渡が文句なしの判定勝利を収め、初防衛に成功した。
▲パウンドで追い込むジョン・ショレス(上)。これで無敗の7連勝!
▼第9試合 フェザー級 5分3R
○ジョン・ショレス(アメリカ/ロデオスタイル/同級1位)
TKO 2R1分32秒 ※レフェリーストップ
●高藤正和(高田道場/同級3位)
1R、サウスポーの高藤がパンチから左の蹴り。ショレスがそれをキャッチしてテイクダウンを奪うと、ショレスがサイドポジションからパンチを落とす。しかし脇を差して立ち上がった高藤も、突っ込んでくるショレスに右フック!
これでショレスがバランスを崩し、高藤は顔面前蹴りで追撃! ショレスはそれをもらっても前に出て高藤をテイクダウンしてパンチを落とす。2R、ショレスが右のロングフック!そのまま高藤をテイクダウンし、ハーフガードの状態で高藤の体を固定してパンチ! これで高橋の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
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