【極真館】プーチンのボディガード、決勝戦でコーナーまで追い詰めるもまさかのハイキックが!
▼72kg以下級決勝戦
○サイプシン・ジャワタノフ(ロシア)
延長1回 判定5-0(延長戦でジャワタノフに技あり)
●遊佐真介(日本)
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前半戦はお互い距離を保ちながら蹴りで様子をうかがっていたが、中盤からジャワタノフが相手の袖を片手でつかみ、もう一方の手で突きを連打するというアグレッシブファイト。
遊佐もジャワタノフのつかみ攻撃に付き合う形となったが、遊佐がそれをスウェーでうまくかわす。本戦3分が引き分けで延長戦へ入り、ジャワタノフのつかみ戦法に遊佐がハマリだす。つかんでは突き、膝蹴り、投げで攻め立てる。
遊佐は攻撃をもらいながらも耐えていたが、延長戦2分の終了間際、つかんでからのフックからアッパーの連打が遊佐のアゴにクリーンヒット。これが技ありとなり、それと同時に終了を告げる太鼓が鳴り、ジャワタノフが勝利。
この試合前に65kg以下級の決勝で中川が敗れており、これで日本王座の夢は次回の大会まで持ち越しとなった。
▼65kg以下級決勝戦
○アントン・クリボシーフ(ロシア)
本戦 合わせ一本
●中川裕介(日本)
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ロシアMMAで優勝の実績を持つアントン・クリボシーフに対し、中川は距離をとりながら前蹴り、廻し蹴りで攻める。クリボシーフは中川の蹴りを受け、突きを返す展開。
2分過ぎ、中川の前蹴りをバックステップでかわし、クリボシーフが左ストレート。中川の体がふらつき、これが技ありに。
ポイントを奪われた中川は積極的に突きで前に出るが、中川の右フックとクリボシーフの左フックがクロス。一瞬早くクリボシーフの突きが顔面をとらえ、中川がダウンし技あり。クリボシーフが技あり2つで合わせ一本で完勝した。
同時開催
「全日本高校生ウェイト制大会」
-59kg以下級、-65kg以下級、80kg超級の3階級で行われた。
注目されたのはロシアで開催された「ロシア全世界青少年空手道選手権大会」で2008~2010年まで3連覇を果たした大西拳伍(15歳・埼玉中央支部)だ。
65kg以下級にエントリーした大西は、決勝戦で同じ埼玉中央支部の同門、赤坂聡海の突きを顔面にもらい技ありを取ら れたが、試合再開後、大西は蹴りから右フックにうまくつなげ技ありを取り返し、以降、蹴りを上下に使い分け突きもうまくまとめて優勢に試合を進め、判定 5-0で逆転優勝を飾った。
※この試合動画はこちら
なお、大西選手の所属するさいたま中央支部は顔面の攻防に力を入れており、この高校生大会の59kg以下級で優勝の秋葉尉頼や、今回の世界ウェイト制大会72kg級3位の田中晶典、80kg以下級3位の水野大成を輩出。
また、川崎・元住吉道場では真剣勝負ルール・全日本ウェイト 制準優勝の古賀裕和師範が教え、同じく顔面の研究はもちろん他武道、格闘技との技術交流を深めており、今回の高校生ウェイト制の80kg超級で優勝した遊佐隆介や世界ウェイト制大会72kg以下級で準優勝した遊佐真介を輩出している。
明日の日本を担う選手がこの高校生大会からも出てきそうだ。
<大会結果>
▼80kg超級
優 勝 アレクサンダー・コマノフ(ブルガリア)
準優勝 セルゲイ・オシポフ(ロシア)
3位 アレクサンドル・ツアレフ(ロシア)
3位 クラシミル・コレフ(ブルガリア)
▼80kg以下級
優 勝 キュレベグ・ミルザエフ(ロシア)
準優勝 ニコライ・ヨルゴフ(ブルガリア)
3位 アレクサンダー・シュローター(デンマーク)
3位 水野大成(日本)
▼72kg以下級
優 勝 サイプシン・ジャワタノフ(ロシア)
準優勝 遊佐真介(日本)
3位 田中晶典(日本)
3位 谷口雅春(日本)
▼65kg以下級
優 勝 アントン・クリボシーフ(ロシア)
準優勝 中川裕介(日本)
3位 時田元気(日本)
3位 フジャトゥーラー・サメザッダ(日本)
同時開催
「全日本高校生ウェイト制大会」
▼59kg以下級
優 勝 秋葉尉頼(さいたま中央)
準優勝 黒口貴成(広島)
▼65kg以下級
優 勝 大西拳伍(さいたま中央)
準優勝 赤坂聡海(さいたま中央)
▼80kg超級
優 勝 遊佐隆介(川崎・元住吉)
準優勝 鈴木俊平(千葉・東葛)
「全日本青少年空手道選手権大会/団体戦」
優 勝 西新井チーム 西新井支部
準優勝 京都チーム 京都支部
第3位 川崎元住吉チーム 川崎元住吉支部
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