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【Krush】山内佑太郎が復活の勝利!尾崎圭司は新鋭下し11・17ベルギーへ

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2012/10/21(日)UP

勝利した山内佑太郎(中央)を祝福する練習仲間の三

グッドルーザー
「Krush-EX 2012 vol.5」
2012年10月21日(日)東京・新宿FACE
観衆=720人(超満員札止め)

KEN(左)にしつこくローを入れていく山内佑太郎(右)

▼メインイベント(第7試合) Krush -70kg Fight 3分3R延長1R

ローを放つ山内

佑太郎(team pitbull/元全日本スーパー・ウェルター&ウェルター級王者、前WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
判定2-0 ※30-29、29-28、29-29
●KEN(OGUNI GYM /NJKFスーパーウェルター級5位)

  昨年7月16日のKrush -70kg初代王座決定トーナメントで健太に敗れて以来、1年3カ月ぶりのKrush参戦となる山内(昨年11月にNJKFのリングでも宮越宗一郎に敗れ 2連敗中)。当初、山内は11・10後楽園大会での復帰戦を予定していたというが、「今の自分に後楽園のリングはおこがましい」と、あえて新宿FACE大 会での再起戦となった。対するKENは4月NJKFのリングで「NEW JAPAN WARS 2012」スーパーウェルター級1回戦でKO負けしており、格上の山内撃破で復活を狙う。

両者のパンチが交差する

 1R、プレッシャーをかけながら前進するKENに対し、山内は左インロー、右ロー。KENのパンチを被弾する場面があるものの、山内はカウンターで右ローを入れていく。

  2Rも変わらず山内が右ロー。プレッシャーを強くするKENが左右フックで勝負に出る。接近戦では、KENの右ストレートが山内にクリーンヒット。耐える 山内はロープ際でパンチの連打から右ハイキック。そのまま足をキャッチしたKENが押し倒そうとしたため、山内がリングからあわや落下しそうになる。 ここでゴング。

山内の蹴りがヒット

  3R、山内のローが徐々に効いてきたか、KENの足が止まる。それでもパンチで出るKENに対し、山内が必殺の横前蹴り! さらにエンジンのかかった山内 は飛びヒザ、ハイキックと大技で仕留めにかかる。KENもパンチで応戦したところでゴング。

 判定2-0で連敗を脱出した山内は「お久しぶりです。自分のコンディションなどで1年近くリングに上がることが出来ず不安でしたが、たくさんの人が応援 に来てくれて勝つことが出来ました」とあいさつ。今後については「Krushタイトルを狙いたいが、まずは1つずつ試合をしたら道が開けてくると思う」と した。


新鋭の後藤眞暢(右)から4度のダウンを奪って勝利した尾崎圭司(左)

▼セミファイナル(第6試合) Krush -63kg Fight 3分3R延長1R
○尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX 2007日本トーナメント第3位、2006RISE70kgトーナメント王者)
判定3-0 ※30-23、30-24、30-24
●後藤眞暢(TEAM Riquid FIST)※初参戦

尾崎がローを放つ

尾崎は今年に入り服部浩典、ディン・ニンを下し2連勝するも、8・26名古屋大会で泰斗に判定負け。今回は、2010年10月31日以来となる新宿FACEのリングで再起を賭けた戦いに臨む。

 Krush初参戦の後藤は、5戦4勝(4KO)1敗の戦績を持ち、勝った試合が全てKO決着のハードパンチャー。尾崎が11月17日(土・現地時間)ベ ルギーで行われるWKN世界スーパーライト級王座決定戦に出場することに不満を抱いており、尾崎をKOしての代役出場を狙う。

尾崎のバックスピンキック

 1R、ゴングと同時に飛びヒザの奇襲攻撃を仕掛けた尾崎。これをかわした後藤はそのまま尾崎をコーナーに詰めたまま左右フックの連打! 冷静にブロックする尾崎はカウンターで右ローを返す。距離を取った尾崎は左右のローをこつこつ入れていく。

 2R、尾崎のローに対し、後藤はパンチを返す。徐々にペースを上げていく尾崎はローだけでなく、カカト落とし、バックスピンキック。さらに右ハイキックからのバックブローでダウンを奪う。

尾崎のハイキックがヒット

  立ち上がった後藤が前に出てきたところに、尾崎がバックブローを合わせて2度目のダウン奪取!

 3R、余裕の見える尾崎は、後藤がパンチで出てくるとサイドキックで距離を取る。カカト落とし、バックスピンキックの2連発でさらにダウンを追加する尾 崎。バックブローでも4度目のダウンを奪う。タフな後藤を最後まで仕留めることは出来なかったが、尾崎が復活の勝利を果たした。


鈴木優也(左)を強烈な右フックでKOした武尊(右)

▼第5試合 Krush -55kg Fight 3分3R延長1R
○武尊(たける/チームドラゴン)
KO 2R2分58秒 ※右フック
●鈴木優也(スクランブル渋谷/2008全日本学生キックバンタム級王者)

パンチをふるう武尊

 Krush -55kg級注目の対決。
前日会見で武尊は「バリバリ追い込んで倒す練習をしてきました」と自信に満ちたコメントをすれば、対する鈴木は「スピード、テクニックがどの選手よりも強いのを証明します。しっかり倒すところを見せます」と意気込みを語っている。

 1R、鈴木がガードの上から左ミドルをバンバン蹴って効かせていく。下がる場面のあった武尊だがフックをヒットさせ、前蹴り。ロープ際に追い込んでボディへのヒザ蹴り、右フックでダウンを奪った。

武尊の前蹴り

  2R、勢いを掴んだ武尊は顔面前蹴りで鈴木を突き放す。さらにバックスピンキック。鈴木はパンチで応戦するも、武尊がカウンターで右フックをかぶせると、 鈴木がダウン!そのまま鈴木は立ち上がることが出来ず、武尊のKO勝利となった。

 マイクを握ると、「公言通りにKO出来て良かったです」とあいさつし た。


Yo-hei(左)をローで追い込む伊澤波人(右)

▼第4試合 Krush -55kg Fight 3分3R延長1R
○伊澤波人(チームドラゴン)
KO 2R1分47秒 ※左ローキック
●Yo-hei(KSS健生館/2011新空手全日本K-2軽量級第3位)

蹴りを出す伊澤

  前日会見で伊澤は「蹴りだけは負けない。ローを出して効いたところに蹴る、別な技も出そうと思います」と何やら秘策がある様子。一方、Yo-heiは寺戸伸近と練習してきたことを明かし、「倒すことの出来る奥義を伝授してもらいました」という。

 1R、テンポ良くYo-heiは右ロー、離れた距離からパンチを入れていく。後手に回り気味の伊澤だったが左右ローとパンチで反撃。至近距離で上から下に打ち下ろす右ローを連打! Yo-heiはダメージを感じさせる動き。

伊澤の膝蹴りがヒット

  2R、ガンガン前に出る伊澤は徹底したローの連打。さらにフグトルネード(故アンディ・フグが得意としていた下段後ろ廻し蹴り)!

 伊澤のローで腰を落としたYo-heiの顔面にヒザ! これでダウンを奪った伊澤はさらにローキックで2度のダウンを奪い、見事なKO勝利を収めた。なお、MVP選手には伊澤が選ばれ、iPadが贈呈された。


▼第3試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○レオナ・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット/2011新空手全日本K-2軽量級準優勝)
TKO 2R22秒 ※セコンドからのタオル投入
●磯部由和(士心館/2012全日本新空手G-2軽量級王者)※デビュー戦

▼第2試合 Krush -55kg Fight 3分3R
○堀尾竜司(TRY HARD GYM)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●Shi-mo(KSS健生館)

▼第1試合 女子46kg契約 2分3R
○楓花(ドージョー☆シャカリキ/2011全日本新空手K-3 50kg級王者) ※デビュー戦
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●松下えみ(T-KIX GYM)

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