2013/03/10（日）UP
（最終更新：2013/03/10 14:32）

▲DEEPライト級GP二回戦進出が決まった8選手

DEEP事務局
「DEEP TOKYO IMPACT～DEEPライト級GP2013～開幕戦」
2013年3月10日（日）東京・新宿FACE

▼第12試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○植田　豊(GRABAKA)
判定3－0
●近藤秀人（マッハ道場）
※植田が2回戦進出

　フューチャーキングトーナメント2009ウェルター級王者の植田と同トーナメント2010ウェルター級王者の近藤が激突。

　1R、サウスポーの両者。近藤が鋭いローを飛ばすと、植田も左ストレートを返し、組みついてテイクダウンを奪う。植田がインサイドガードから細かくパンチを落とす。ブレイク後、近藤が左ストレートから前に出るが、逆に植田が左ストレートを当ててダウンを奪う。立ち上がった近藤だが、植田はすぐに投げてテイクダウン。袈裟固めから両足で近藤の右腕を挟み、アームバーを狙いながら鉄槌を落とす。近藤も植田の脇を潜るようにして、上のポジションを取り返す。

　2R、勢いよくパンチで前に出ていく近藤。植田はそこにタックルを合わせてテイクダウンを奪い、立ち上がろうとする近藤のバックに回り込む。近藤も正対しようとするが、植田はマウントに移行して、有利なポジションをキープする。

　サイドにポジションを変えた植田は、1Rと同じように近藤の右腕を両足で挟んで鉄槌。近藤が腕を抜いて立ち上がろうとすると、今度は後ろに回り込んでバックを取り、残り1分を切ると、再びマウントポジションへ。植田が組み技で近藤を圧倒し、二回戦進出を決めた。

▼第11試合　ワンマッチ　5分2R
○LUIZ（禅道会）
不戦勝　※ダリが既定体重を2.3kgオーバー
●ロクク・ダリ（Honey Trap）
※LUIZが二回戦進出

　前日計量でダリが既定体重を2.3kgオーバー。これによりLUIZが不戦勝で二回戦進出となった。またLUIZの「試合をしたい」という意向により、ダリがイエローカード2枚のスタートでワンマッチを行うことも検討されたがDEEP佐伯繁代表が「主催者として2.3kgの体重差は危険」と判断し、試合中止となった。大会前、LUIZ、ダリ、そしてダリが所属するHoney Trapの松本晃市郎がリングからそれぞれ以下のようにコメントした。

「すいません。今後は絶対にないようにします」（ダリ）

「自分の管理不足で試合が中止になってしまい、LUIZ選手、関係者のみなさん、佐伯さん、チケットを買ってくれたみなさん、すいませんでした。今後、Honey Trapの選手がこうならないように気をつけます」（松本）

「試合がなくなることが何よりも残念です。自分はウェルター級でもやりたかったです。12月の試合以降、調子が良くて試合が楽しみでした。今後、体重をオーバーする選手がなくなればいいなと思います。不戦勝でトーナメントを勝ち上がるので、優勝できるように頑張ります」（LUIZ）

▼第10試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○冨樫良介（ALLIANCE）
KO　1R28秒　※左フック
●劉官保（りゅう・かんぽ/IMPACT GYM）
※冨樫が二回戦進出

　1R、鋭いジャブを突く富樫。劉のタックルを切って、打撃戦になると左フック一閃！　この一発で劉をなぎ倒し、豪快なKO勝利を収めた。

▼第9試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○宮崎直人（総合格闘技津田沼道場）
一本　2R27秒　※三角絞め
●長谷川秀彦（アカデミア・アーザ/元DEEPウェルター級王者）
※宮崎が2回戦進出

　元ウェルター級王者・長谷川がライト級に階級を落としてGPに参戦。1R、いきなり長谷川が組みついてテイクダウンを狙う。それを潰した宮崎は長谷川の後ろに回り込んで、強烈なパンチを連打する。長谷川も必死に正対し、宮崎が立ち上がったところでブレイクとなる。

　再開後、すぐに組みつく長谷川。宮崎は長谷川のタックルを切ってロー、距離が離れると飛びヒザ蹴りを狙う。再び組みついた長谷川だが、テイクダウンを奪ったのは宮崎。宮崎がインサイドガードで上のポジションを取ったところでラウンド終了となった。

　2R、宮崎が突っ込む長谷川に右ストレートと右ハイキック。長谷川が蹴り足をキャッチしてテイクダウンするが、宮崎はそのまま三角絞めへ。これががっちりと入って長谷川がタップ。宮崎が一本勝ちで二回戦進出を決めた。

▼第8試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○濱村　健（Honey Trap）
判定3－0
●永瀬　功（GRABAKA）
※濱村が二回戦進出

　1R、濱村がインロー、左ミドル、左ハイキック。永瀬も左フックからタックルで組みつくが、濱村は倒れない。試合がスタンドに戻ると濱村がインローと左ミドル、永瀬の右ローをすくってテイクダウンを奪う。永瀬が立ち上がると、濱村はコーナーに押し込んでパンチとヒザ蹴り。テイクダウンを奪い、サイドポジションで押さえ込み、鉄槌とボディへのヒザ蹴り。

　永瀬もガードに戻し、三角絞めを狙いながら立ち上がるが、濱村はそのまま首相撲に捉えてヒザ蹴りを突き上げる。距離が開くと濱村がインローと左ミドル。永瀬もワンツーから右ハイキックを返す。濱村は蹴り足を取ってテイクダウンすると、体を起こしてパンチを落とす。

　2R、右のパンチを振って前に出る永瀬。濱村は組みついてテイクダウンを奪うと、ハーフガードで押さえ込む。そこからマウントポジションに移行し、肩固めを狙いつつ、コツコツとパンチを落とす。さらに濱村は体を起こして勢いよくパンチを入れる。

　永瀬も必死にガードポジションに戻し、残り10秒でブレイク。一気にパンチで前に出た永瀬だったが、濱村は組みついて反撃を阻止。グラウンドで有利に試合を進めた濱村が判定勝利を収めた。

▼第7試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○大原樹里（KIBAマーシャルアーツクラブ）
TKO　2R18秒　※レフェリーストップ
●田口公一（PUREBRED大宮）
※大原が二回戦進出

　1R、リーチで勝る大原がジャブを突き刺し、そこから右ストレート、ヒザ蹴り、ハイキックにつなげる。田口もテイクダウンを狙うが、大原はそれを切る。試合がスタンドに戻ると、大原がジャブでプレッシャーをかけて右ハイキック。田口がそれをキャッチすると、大原はそのまま三角絞めに捉える。がっちり入ったかに見えたが、田口は大原を持ち上げてマットに叩き付けて脱出する。

　立ち上がった大原はパンチから首相撲に持ち込みヒザ蹴り。田口にコーナーを背負わせて、強烈な右ストレート。これで田口が崩れ落ちるが、すぐにタックルで組みついてテイクダウンを狙う。しかし大原もそれを許さず。打撃戦になると、大原がジャブを当てる。

　そして2R開始直後、大原が飛び込むような右ストレート。これで田口が前のめりに倒れ、大原が追撃のパンチを入れたところでレフェリーが試合を止めた。

▼第6試合　ライト級GP2013一回戦　5分2R
○福本よう一（和術慧舟會/頂柔術）
判定3－0
●川崎泰裕（R－BLOOD）
※福本が二回戦進出

　1R、サウスポーの川崎に対して、じりじりと距離を詰める福本。インローがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、組みの展開となるが、どちらもテイクダウンを奪えず、試合はスタンドへ。ローを蹴りながら前に出る福本に対し、川崎も左ストレートを返す。再び組みの攻防になるがブレイク。残り10秒、福本が右ハイキックから右ストレート、これで川崎のバランスを崩す。

　2R、川崎が組みついて福本をロープまで押し込む。福本の体がロープから外に出たところでブレイクとなる。再開後、川崎が右フックと左ストレート。福本も左フックを返して、両足タックルでロープまで押し込む。そのままバックについた福本だが、川崎も正対してブレイクを待つ。ブレイク後、アグレッシブにパンチを出す川崎。福本もパンチから組みついて川崎をロープに押し込む。

　立った状態のまま川崎のバックについた福本だが、体がロープの外に出てブレイクとなる。再開後、福本が右ハイキック。川崎も一気に前に出てテイクダウンを奪うと、そのままグラウンドで上を取り、パンチを落とす。福本が判定3－0で川崎を下した。

▼第5試合　ライト級　5分2R
○近藤定男（BLUE DOG GYM）
TKO　1R2分22秒　※レフェリーストップ
●清嶋文也（BRAVE）