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【VTJ】格闘技の女王、引退試合で無念の試合続行不可能に

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2013/10/05(土)UP

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▼第7試合 126ポンド(57.2kg)契約 5分3R
○ウィル・カンプザーノ(メキシコ/MOHLER MMA)
判定2-1 ※
●所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)

 VTJに3大会連続で出場、過去2大会ではKO・一本勝ちと波に乗る所はカンプザーノと対戦する。カンプザーノはボクシングをベースに、これまでにWEC、UFCのリングに上がったキャリアを持つファイター。

 1R、前に出てくるカンプザーノへ所はタックル。これを切ったカンプザーノは右のパンチを中心に攻め立てる。

 所はテイクダウンに成功するも、カンプザーノは下からパンチを繰り出し、そこから攻め込ませない。

 2R、カンプザーノはいきなり飛び込みながら、強烈なヒザ蹴りを放つ。所が打ち返したところにもヒザを打ちこみ、さらに左フックをかわしてタックルに入りテイクダウンする。所が足関節、カンプザーノがパウンドを入れながらトップを奪い合う展開に。

 3Rはカンプザーノがスタンドの打撃で所を下がらせる。打撃をモロに喰らってしまった所は体勢を崩して上を奪われるが、切り返してマウントへ。下になったカンプザーノがパンチやヒジで応戦すれば、所は再び足関節を仕掛ける。最後は所がパウンドからヒザ十字を狙ったところで試合が終了した。



▼第6試合 145ポンド(65.8kg)契約 5分3R
○矢地祐介(KRAZY BEE/第5代修斗環太平洋ライト級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●リオン武(シューティングジム横浜/第8代修斗世界ライト級王者)

 昨年12月のVTJでは階級を下げたハードパンチャーのリオンが元の階級に戻して復帰戦を行う。対する矢地は「せっかくのチャンスなので勝って名を上げたい」と、ビッグネームのリオンを倒すことに意欲を燃やす。

 1R、矢地の蹴りに対し、得意の右ストレートのカウンターを合わせようとするリオン。

 しかし矢地は距離をとり、早い踏み込みからローを放って、リオンに打撃を当てさせない。

 2R、矢地は徹底したアウトボクシングを見せる。自分の距離をキープしながら、左ミドルや左ストレートを当て、リオンがテイクダウン狙いに作戦を切り替えても、倒されずにラウンドを終える。

 3R、矢地は回り込みながら打撃を当てていくも、組みついたリオンがテイクダウンに成功。矢地はすぐに立ち上がるが以降は何度も寝かされ、最終Rは不利な展開のまま終わったが、判定はリオンの動きが堅かった序盤を制した矢地の勝利となった。



▼第5試合 138ポンド(63kg)契約 5分3R
○佐々木憂流迦(和術慧舟會駿河道場)
一本 1R1分36秒 ※スリーパーホールド
●パク・グンド(韓国/グレイシーバッハコリア)

 佐々木は7月の修斗後楽園ホール大会で、環太平洋フェザー級王座防衛戦を行い、わずか11秒でKO勝ち。初防衛に成功して世界王座を目指すため環太平洋王座を返上した。対するグンドは身長173cm、18歳で柔術をバックボーンに持つ、MMA(総合格闘技)戦績は7勝2敗の若手ファイター。

 試合開始早々、佐々木が飛び蹴り。フックを振るいながら組みつく。佐々木は足を刈ってテイクダウンするとすぐにマウント、さらにバックマウントを奪う。グンドの動きを制しながら首を絞め上げ、7月の修斗環太平洋王座防衛戦に続く1R決着となった。

 試合後にマイクを持った佐々木は、修斗世界王座挑戦をアピール。ベルトを持つ堀口恭司は10月19日(現地時間)に行われるUFCへの参戦が決定しており、今後の世界王座の行方に注目が集まる。



▼第4試合 155ポンド(70.3kg)契約 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル/初代ZSTライト級王者)
一本 1R3分57秒 ※腕ひしぎ十字固め
●星野大介(総合格闘技津田沼道場)

 初代ZSTライト級王者として君臨し、創成期から現在に至るまでZSTのエースとして活躍してきた小谷が遂にVTJに初登場する。修斗のリングを中心にキャリアを積んでいる星野と対戦。

 1R、小谷が左ストレートからのタックルでテイクダウン。上からコツコツとパンチを落としながら、相手の右腕を取ってストレートアームバーを狙う。

 星野はブリッジなどで不利な体勢から脱しようとするも、小谷がバックを奪い、さらに腕十字の形に入ると星野のセコンドからタオルが投入された。

 ZST王者・小谷は、試合後に「次は(修斗の)チャンピオンクラスとやらせてほしい」とアピール。9月29日に修斗世界ウェルター級王座を防衛した弘中邦佳をはじめ、修斗70kgのファイターたちはどう応えるか?

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