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【Krush】HIROYAがまさかの初回KO負け、王座転落

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2014/07/13(日)UP

▲寺崎(左)がHIROYA(右)を1RでKOしてタイトル奪取

グッドルーザー
「Krush.43」
2014年7月13日(日)東京・後楽園ホール

▼トリプルメインイベント第3試合(第8試合) Krush -65kgタイトルマッチ 3分3R延長1R
○寺崎直樹(Booch Beat/挑戦者)
KO 1R1分29秒 ※パンチ連打
●HIROYA(TRY HARD GYM/Krush -65kg級王者)
※寺崎が第2代王座に就く。HIROYAは初防衛に失敗。

 HIROYAが初防衛戦を迎えた。挑戦者は「34年間の人生とキックボクシングをやってきた10年間の全てをぶつけて挑む」と宣言した寺崎。

 1R、お互いに軽く蹴りを交換したあと、寺崎が距離を詰めて右フック。モロに喰らったHIROYAがグラつき、コーナーまで下がる。すかさず寺崎はHIROYAに追撃のフック連打を浴びせる。

 フラつきながらロープづたいにコーナーを脱出したHIROYAだったが、寺崎は手を止めず、左から右ストレートを打ち下ろしダウンを奪う。

 再開直後、寺崎が猛ラッシュで2度目のダウンを奪うと、立ち上がるもフラフラのHIROYAを見てレフェリーが試合をストップした。

 Booch Beat応援団で埋まった後楽園ホールは大爆発。王座を獲得した寺崎は、「今日は負けたら(現役を)辞めるつもりでした。それと2012年のWILDRUSHリーグでKO負けしていなかったら、僕は今ここまで来られなかったと思います。チャンピオンになった山崎秀晃選手をはじめ、みんな僕をKOしてくれてありがとう! あの時戦ったNOMAN選手や塚越仁志選手も65kg級にいるので、挑戦してきてもいいよ」と笑顔を浮かべた。


 

▲右フックでKO勝ちし、3度目のタイトル防衛に成功した寺戸伸近(右)

▼トリプルメインイベント第2試合(第7試合) ISKA世界フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○寺戸伸近(Booch Beat/ISKA世界バンタム級王者)
KO 1R1分3秒 ※右フック
●ヴェダット・ウルック(トルコ/ISKA世界フェザー級王者)
※寺戸が3度目の防衛に成功。

 寺戸3度目の防衛戦の相手は、一階級上のISKA世界フェザー級王者ウルック。トリッキーな攻撃を得意とし、60%以上のKO率を誇るという強敵だ。

 1R、少し距離を取りながらローで様子を見る寺戸。対するウルクもミドル、ハイ、バックスピンキックなど蹴りを多用し、寺戸が近づいてきたら組んでこかそうとする。

 再度距離を取る寺戸だったが、パンチをヒットさせた後、スッと距離を詰め、体ごとぶつけるような右のパンチでダウンを奪う。仰向けに倒れたウルックは立ち上がることができず、寺戸のKO勝ちとなった。


 

▲谷山佳菜子(右)の挑戦を退けた王者・朱里(左)

▼トリプルメインイベント第1試合(第6試合) Krush女子タイトルマッチ 3分3R延長1R
○朱里(Wrestling New Classic/ボスジム/Krush女子王者)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-29
●谷山佳菜子(正道会館/J-GIRLS -53kg Japan Queenトーナメント優勝/挑戦者)
※朱里が初防衛に成功。

 Krush初の女子王者・朱里の初防衛戦。挑戦者は極真会館・世界女子空手道選手権大会軽量級(-55kg)二連覇を達成した空手家の谷山。

 1R、谷山は距離を取り、サイドステップを踏みながら前蹴りとミドルを放つ。朱里も谷山の前蹴りをブロックしながら距離を詰めるが、なかなかクリーンヒットを与えることができない。それでも時折、左フックや右バックハンドブローを繰り出していく。

 2R、前蹴りとローに加え、パンチも散らしていく谷山。しかし朱里は構わず前進し、右ストレートやバックハンドをヒット。谷山は徐々にクリンチする場面が増える。

 3Rも変わらず、谷山は前蹴りとミドルが主体。その前蹴りを出すところにパンチを合わせる朱里。お互い決定打がないまま、ジャッジは3者とも1ポイント差で朱里の勝利を支持した。

 王座初防衛に成功した朱里は、KOできなかったことを悔やみながら、11月9日に開催されるK-1 WORLD LEAGUE出場をアピールした。


 

▼セミファイナル(第5試合) Krush -70kg Fight 3分3R延長1R
○山内佑太郎(HALEO TOP TEAM)
判定3-0 ※29-27、30-27、30-27
●K-Jee(小比類巻道場)

▼第4試合 Krush -60kg WILDRUSH League 2014公式戦 3分3R
○島野浩太朗(菅原道場)
KO 2R2分31秒 ※右ストレート
●闘士(池袋BLUE DOG GYM)

▼第3試合 Krush -55kg Fight 3分3R延長1R
○伊澤波人(チームドラゴン/英雄伝説 世界-57㎏級王者)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
●堀尾竜司(TRY HARD GYM)

▼第2試合 Krush- 55kg級 Fight 3分3R延長1R
○隆聖(ドージョー☆シャカリキ)
判定3-0 ※三者とも30-28
●指首祐太(STRUGGLE/2011年RISEフェザー級新人王)

▼第1試合 Krush -55kg Fight 3分3R
○岩尾 力(POWER OF DREAM)
判定3-0 ※30-28、30-27、29-28
●亀本勇翔(チームドラゴン)

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