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【新日本キック】江幡がラジャ王者にリベンジ達成

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2014/09/13(土)UP

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▲江幡(左)の鋭いジャブがフォンペート(右)に突き刺さる

新日本キックボクシング協会
「TITANS NEOS XVI」
2014年9月13日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第14試合)日タイ国際戦 54.0kg契約 3分5R
○江幡 睦(伊原道場/元日本フライ級王者、WKBA世界バンタム級王者)
判定3-0 ※50-48、50-47、49-48
●フォンペート・チュワッタナ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)

 両者はこれまで2度対戦しており、2010年7月の初対決では江幡が右ストレートでダウンを奪って判定勝ち。2度目は昨年9月、ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座決定戦で激突し、前半は圧倒的に攻めた江幡がフォンペートのヒジ、左右ミドル、首相撲で中盤から失速して判定2-1で敗れた。1勝1敗で迎えた今回の決着戦。

 1R、江幡は強い左ローを蹴りつつ、ワンツーからボディブロー。フォンペートは右ミドルを単発で蹴る。江幡は深入りせず、距離を取って戦う。

 2R、江幡が強いローとボディブロー、フォンペートは右ミドルとヒザ蹴り。後半になると江幡の鋭い左ジャブが何度も突き刺さるが、フォンペートは顔色ひとつ変えず右ミドルを蹴る。

 3Rになると首相撲からのヒザ蹴りを多用するフォンペートに、江幡は付き合わない。離れてロー、ミドル、そして左ジャブからの右ローで攻める。

 4R、フォンペートが右ミドルを蹴ると必ず軸足にローを入れる江幡。フォンペートは首相撲に持ち込むが、江幡はガッチリとロックしてブレイクに持ち込む。このラウンドも江幡の鋭い左ジャブが突き刺さる。

 5R、首相撲に持ち込もうとするフォンペートだが、江幡は飛び込んでの左右フックを打っては離れ、自分の距離を保つ。さらに強烈なロー。手数も多く、自分のペースで戦い抜いた江幡が判定勝ちで現役ラジャダムナン王者を破った。

「今日は5Rフルに使って絶対に勝とうと最初から決めていました」と江幡。相手の右ミドルに合わせての軸足蹴りとジャブが勝利のポイントだったと言い、「ジャブでムエタイにどれだけ通用するのかを試してみました」という。

「僕が目指すのはあくまでもラジャの王者。そのために今日はいろんなことを試してみました」と、今回は3度目のラジャダムナン王座挑戦へのステップだったと語った。

 


▲松本(左)は左右のハイキックを狙っていった

▼セミファイナル(第13試合) ヘビー級 3分3R
○松本哉朗(藤本ジム/日本ヘビー級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●天田ヒロミ(デジタルスピリッツ/WPMF日本ヘビー級1位、HEATキックルールヘビー級王者、K-1 JAPAN GP 2004優勝)

 両者は2010年4月に新日本キックで対戦し、この時は天田が2Rに左フックでKO勝ちしている。4月にはRISEヘビー級王座に挑戦するなど、今なお日本ヘビー級のトップクラスに君臨する天田に松本がリベンジマッチを挑んだ。

 1R、強い左ミドルとローを次々とヒットさせる松本。天田はじりじりと距離を詰めて左右フックを放つが、見ている場面が多い。

 2R、天田が手数を増やして左右フックで松本に襲い掛かる。松本は打ち合いに応じつつも左ロー。松本は右ハイ、飛びヒザ蹴りも繰り出す。

 3R、天田の左右ボディブローに松本は左ミドルで応戦。左右フックを叩きつける天田だが、松本はしっかりとガードしてロー、ミドル、ハイキックを蹴り返す。パンチの打ち合いになると松本は首相撲からのヒザ蹴り。

 最後まで前に出た天田だが豪腕は爆発せず、松本が判定勝ちでリベンジに成功した。

 

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