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【蹴拳】藤原あらし、ルンピニータイトル挑戦も日本人初の快挙ならず

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2014/10/12(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲ナッタポン(左)は強烈な右ミドルで藤原(右)に攻撃の機会を与えない

蹴拳プロモーション 
「蹴拳22」
2014年10月12日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第18試合) ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○ナッタポン・ナーチュアウイッタヤコム(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者)
判定3‐0 ※50-47、49-47、50-47
●藤原あらし(バンゲリングベイ恵比寿/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元WBC日本バンタム級王者/挑戦者)
※ナッタポンが防衛に成功。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 日本人初のルンピニースタジアム王座奪取の快挙を目指す藤原が王者ナッタポンに挑んだ。試合前、ルンピニースタジアムの代表、レフェリー、ジャッジが紹介され、タイトルマッチ宣言。

 1Rはお互いに距離を取りながら軽くローを蹴り合う展開で試合が進む。2Rに入るとサウスポーの藤原が距離を詰めて左ミドル、ナッタポンは右ミドルを返して前蹴りで突き放す。

 3Rに入ると藤原は左ミドルから前に出て右アッパーと左ボディストレート。ナッタポンは強烈な右ミドルとタイミングのいい右の前蹴りで藤原を吹っとばし、転倒させる。

 ムエタイでは相手のバランスを崩すことが大きく評価され、転倒させられるのは減点対象になると言われている。 

 4R、左ミドルと右フックで前に出る藤原だが、ナッタポンは前蹴りと首相撲を駆使して藤原に攻撃のチャンスを与えない。5Rも同様の展開が続き、終盤に藤原が放ったバックハンドエルボーや左ハイキックは当たりが浅くダメージを与えるに至らなかった。

 結果、ジャッジ2名が3ポイント、1名が2ポイント差をつける形でナッタポンが藤原を下して、王座防衛に成功した。

 バックステージでは「悔しい以外に何もない」とこぼした藤原。「まだ壁がありました」と試合を振り返る一方「でも越えられない壁じゃない。これだからムエタイはやめられない」と今後も打倒ムエタイ路線で戦っていくと誓った。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


 

▲TOMOYUKI(左)がパンチとヒザ蹴りで前進してペースを握った

▼セミファイナル(第17試合) 蹴拳ムエタイ 70kg契約 3分3R延長1R
○TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/元NJKFスーパーウェルター級王者)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●アーサー雅仁(習志野ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級王者)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 1週間前に中国の『Kunlun Fight』に出場したばかりのTOMOYUKIとINNOVATIONスーパーウェルター級王者のアーサーがセミファイナルで激突した。

 1R、TOMOYUKIはサウスポーのアーサーにインローを蹴って、右ストレートから左ボディにつなげる。アーサーは距離を取って左ミドル、TOMOYUKIの前進に左ヒジ、左ストレートを狙う。

 2R、右ストレートでプレッシャーをかけるTOMOYUKI。右のヒザ蹴りをボディに突き刺すと、そこから一気にパンチでラッシュし、組み付くアーサーをマットへ押し倒す。

 3R、TOMOYUKIはパンチ&ヒザ蹴りで前進。アーサーはそこに左ヒジ、左ストレートを狙うがTOMOYUKIは退がらない。そのまま判定決着となり、TOMOYUKIが勝利を収めた。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 

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