【ホーストカップ】長島自演乙、ムエタイに敗れる
アーネストホーストジムJAPAN
「HOOST CUP KINGSWEST~浪速の陣~」
2014年11月16日(日)大阪・BODYMAKERコロシアム第二競技場
▼メインイベント 70kg契約 3分3R延長1R
○ジェンロップ・プンパンムアン(タイ/元ルンピニースタジアム&元オムノーイスタジアム認定スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本トーナメント優勝)
長島と対戦するジェンロップはパンチとヒザ蹴りが得意なファイタータイプ。現在は70kg級で海外を中心に試合を行っているという。戦績は154戦97勝50敗7分。長島はこれまでタイ人と4度戦い、いずれも勝利を収めている。
1R、ワセリンの過剰塗布により注意1から始まるジェンロップ、ガードを固めてプレッシャーをかける。長島は左フックを当ててペースを握りはじめるが、ジェンロップも打ち終わりに強打を合わせて追撃を許さない。
2R、離れるとミドル、パンチに合わせるテンカオと、長島のショートのパンチの間合いを許さないジェンロップ。パンチを続けて当てたい長島だが、ジェンロップの反則ギリギリのクリンチワークにやりにくい印象。R終盤にはバッテイングによる出血で長島がドクターチェックとなり、ジェンロップに注意1。
3R、フットワークから細かいパンチを当てたい長島だったが、ジェンロップのミドル、テンカオ、つかんでのヒザにやりにくそうな印象。組み付きの多いジェンロップに注意1。噛み合わない流れのまま試合終了となり、注意が多かったもののミドル、テンカオ、離れ際のパンチなど巧みに攻撃を当てていったジェンロップが僅差の勝利を収めた。
▼ダブルセミファイナル第8試合 ホーストカップルール 60kg契約 3分3R延長1R
○マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/MA日本フェザー級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-8
●池上孝二(及川道場/DEEP☆KICK60kg王者)
ピンサヤームは今年4月にRISEスーパーフェザー級王者・小宮山工介、8月にはRISEフェザー級王者・一刀を破っている。ハイ&ミドルキックを始めとする老獪なテクニックを持つピンサヤームに、体格で優る池上が挑んだ。
1R、左フック、右ローと強打を振るい圧力をかけるピンサヤームに対し、ガードを固めジャブとローを細かく返す池上。
2R、ガードの固い池上にいらだつように強打を振るうピンサヤーム。池上は智将・及川知浩会長の指示通り、デイフェンス重視。
3R、反撃の多くなった池上に、それ以上の強打を振るい左右のフック、アッパー、ローと叩きつけるピンサヤーム。さながらフルコンタクトカラテの試合のように激しい打ち合いに場内が沸く。
一進一退のまま本戦が終了し、判定は1-1のドロー。延長に場内はヒートアップする。
撃ち合いに自信をもったかのように前へ出始めた池上に、ピンサヤームは的確に攻撃を続ける。両者の激しい打ち合いが続く。中盤は離れ際にバランスを崩したのを見逃さなかったピンサヤームが、池上の横顔に叩きつけるような右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がり、ダウンを取り返そうとする池上に対し、前蹴り、崩しで逃げ切ったピンサヤームが勝利した。
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