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【Krush】中島が-70kg級王座獲得でK-1出撃をアピール

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2015/04/12(日)UP

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グッドルーザー
「Krush.53」
2015年4月12日(日)東京・後楽園ホール

▲3R、中島(左)が得意の飛びヒザ蹴りで山崎(右)に尻餅をつかせた

▼第9試合 メインイベント 第3代Krush -70kg級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント準優勝)
判定3‐0 ※29‐28、30-29、30-29
●山崎陽一(シルバーウルフ)
※中島が第3代王座に就く。

 城戸康裕が返上したKrush-70kg王座を決めるべく、今年1月から第3代Krush-70kg級王座決定トーナメントがスタート。1月に山内佑太朗をKOした山崎と、2月に松倉信太郎に判定勝利した中島が決勝で対戦した。

 1R、強烈なローを蹴っていく中島。山崎もボディブローやローを返すが、中島は左ミドルで距離を取り、確実に自分の右ローを当てていく。終盤には右ハイキックから攻撃をまとめて攻め込む。

 2R、中島は山崎の右ストレートを受けても右ローを蹴り返して、山崎の前足にダメージを蓄積させる。山崎もボディとアッパーで反撃に転じるが、中島は徹底してローを蹴り続ける。

 3Rも山崎がパンチで前に出て、中島がローを蹴る展開が続き、中島が得意の飛びヒザ蹴りで山崎に尻餅をつかせる。これはダウンと判断されなかったが、ローとヒザ蹴りを織り交ぜて戦った中島が判定3‐0で勝利。

 初代王座決定トーナメント、そして昨年4月の城戸康裕(当時の王者)戦に続く、3度目の挑戦で中島がKrush-70kg級王者となった。

 試合後、「これからまだまだ強くなるので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージした中島。バックステージでは7月に行われるK-1 WORLD GP-70kg王座決定トーナメントへの出場をアピールした。

 


 

▲堀尾(左)の右フックが炸裂、-55kg級で実績のある匠(右)を破った

▼第8試合 セミファイナル Krush -55kg Fight 3分3R延長1R
○堀尾竜司(TRY HARD GYM)
延長R 判定2‐1 ※9-10、10‐9、10‐9
●匠(チームドラゴン)
※本戦は30-29(匠)、29‐29、30-30

 匠は2月大会で約半年ぶりに再起戦を行い、1RでKO勝ちを収めている55kg級トップクラスのファイター。対する堀尾は2013年に行われたKrush YOUTH GP 2013 -55kgトーナメントで準優勝した選手で、1月のK-1では匠と並ぶ55kg級トップの戸邊隆馬から勝利を収めている。

 1Rは多彩なパンチと蹴りで前に出る堀尾vs距離を取りながらカウンターを狙う匠という攻防が続く。2Rも同様の展開が続くものの、終盤、匠が右ストレートを当ててパンチをまとめる。

 3R、これまで以上に圧力と手数を増やす堀尾がパンチ&ヒザ蹴りのラッシュで匠を攻め込み、匠も足を止めて打ち合う。本戦判定は1-0(匠)となり、延長戦に入る。

 延長R、堀尾がロー・ミドル・ハイを蹴り分け、パンチとヒザ蹴りで手数を増やして前進。匠も鋭い右ストレートとヒザ蹴りで応戦するが、堀尾の圧力に押される。延長Rも接戦となったが、堀尾が判定2-1で勝利した。

 55kg級のトップ対決を制した堀尾は「これからもタイトルに絡んでいけるような試合をしていく」と、いずれは同門の大雅が保持するKrush-55kg級のベルトを狙いたいと語った。

 

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