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【新日本キック】江幡、戦慄の一撃KO勝ち

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2015/07/12(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲強烈な左ローでダメージを与えていった江幡(左)

新日本キックボクシング協会/伊原道場
「MAGNUM 38」
2015年7月12日(日)東京・後楽園ホール

▼第13試合 メインイベント 56.00kg契約 3分5R
○江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
KO 5R2分13秒 ※右アッパー
●コッチャサーン・ドラゴンムエタイ(タイ/タイ南部バンタム級王者)

 江幡は4月にWKBA王座の初防衛戦を行い、4Rに右アッパーでKO勝ち。4連勝で今回の試合に臨む。対するコッチャサーンは60勝(8KO)18敗2分の戦績を持つ、27歳のムエタイ地方王者。

 1R、コッチャサーンが左ミドルを蹴ると、江幡は必ず右ミドルか右フックからの左ローを返す。この左ローが何度も強く決まり、江幡が攻勢に。コッチャサーンはハイキックとヒジで劣勢を挽回しようとする。

 2R、コッチャサーンはカモンゼスチャーをしながら前へ出て、パンチとヒジで攻撃を仕掛ける。江幡は後退を余儀なくされるが、左ローを蹴るとコッチャサーンは大きくバランスを崩す。

 3Rも前へ出てくるコッチャサーンに、江幡は蹴り足をキャッチしてのパンチ。これが何度も決まる。コッチャサーンがパンチを打ってくると左右フックの連打をお返し。

 4Rも江幡は蹴り足をキャッチしてのパンチ、左ロー、さらに左右フックの連打でヒット数でも手数でも上回る。それでもコッチャサーンは前へ出てパンチで攻めるのを止めない。

 5R、前へ出てくるコッチャサーンに顔面からボディへパンチを入れる江幡。左ローも強烈にヒット。

 そして必殺の右アッパーが炸裂し、この一撃でコッチャサーンは大の字に。江幡が前回に続いて右アッパーでのKO勝ちを飾った。

 江幡はマイクを持つと、「僕が目指すのはもっともっと上です。ラジャのベルトを兄(睦)と目指していきます。もっともっと強くなります」と、改めてムエタイ最高峰のラジャダムナンスタジアムの王座を狙うと誓った。

 


▲渡辺(左)vs松岡(右)のノンタイトル戦はドロー。タイトルマッチで再戦か

▼第12試合 セミファイナル 67.5kg契約 3分3R 
△松岡 力(藤本ジム/日本ウェルター級4位)
ドロー 判定1-0 ※30-29、29-29、29-29
△渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級王者)

 ノンタイトル戦で日本ウェルター級王者・渡辺と同級4位・松岡が対戦。松岡は4勝(2KO)1敗1分とキャリアは浅いが、22歳のホープだ。

 1R、松岡が右ローでじわじわと攻めていくが、コーナーで渡辺のパンチをもらうと強引に詰めてパンチを打つ。

 2Rも強引に行く松岡へ渡辺は右ストレートを狙い撃ち。松岡はパンチで入っていくが、目立ったヒットはない。

 3R、打ち合いを展開した松岡は左右ミドル、右ストレートをヒットさせてはクリンチに持ち込んで渡辺に打たせない。渡辺は組んでくるところへヒジを狙ったが、松岡が当ててはクリンチを繰り返す。両者決め手がなく、ドローに終わった。

 

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