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【シュートボクシング】MIOが涙のトーナメント初制覇

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2015/08/21(金)UP

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シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING Girls S-cup 2015」

2015年8月21日(金)東京・大田区総合体育館

▲接戦は延長戦へもつれ込み、MIO(右)が右ストレートをヒットさせる

▼第10試合 Girls S-cup 48kg日本トーナメント決勝戦
○MIO(及川道場/JKS48トーナメント2012・2013王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●紅絹(NEXT LEVEL渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者) 
※MIOがトーナメント優勝。本戦は29-29、30-30、29-29。

 トーナメントの決勝戦は、これが1勝1敗の決着戦となるMIOと紅絹によって争われた。

 1R、前に出るMIOに対してフットワークを使って回り込む紅絹。MIOがワンツーを打ち込むと紅絹は左ミドルを返し、さらに左右フックへとつなげる。

 2R、紅絹の左フックが強烈にヒットし、MIOは大きくバランスを崩す。MIOも右ストレートを当て返すが、紅絹が左ミドルを的確に蹴る。ボディを攻めるMIO。紅絹の打ち終わりを狙ってMIOの右ストレートが顔面に決まった。

 3R、両者ともにパンチからミドル、ミドルからパンチを当て合う。MIOの右ストレートがヒットしたかと思えば、紅絹の左右連打がMIOの顔面を捉える。紅絹の左ストレート、右フックをもらうMIO。負けじとMIOはワンツーを返す。

 判定はドローとなり、勝敗は延長戦へ。MIOの右ストレート直撃を喰らい、紅絹が大きく仰け反る。さらに押されるようにして転倒してしまう紅絹。左右フックで反撃する紅絹だったが、前半の印象の悪さを挽回することが出来ず、MIOが判定勝ちで初優勝を飾った。

 MIOは勝利者インタビューで、「去年、日本トーナメント準優勝に終わってしまって凄く悔しかったので日本一になれて嬉しかったです」と喜びを語り、「山口選手とミニマム級のベルトを懸けて戦いたいです」と山口友花里との再戦をアピール。

 そして、「この夏は遊びも何もかも捨てて、いろいろなことがあったんですが優勝出来て良かったです」と涙ながらに語った。

 


 

▲J-GIRLS対決となった準決勝は紅絹(左)が美保(左)を翻弄する形に

▼第7試合 Girls S-cup 48kg日本トーナメント準決勝 第2試合
○紅絹(NEXT LEVEL渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者) 
判定3-0 ※三者とも30-28
●美保(KFG URAWA/J-GIRLSミニフライ級3位)
※紅絹が決勝戦へ進出。

 1R、序盤から中盤までは探り合いが続いたが、終盤に紅絹が右フック、左ストレート、左ミドルでポイントを取りに来る。美保も長いリーチから右ストレートを突き刺す。

 2R、紅絹が変則的な動きから飛び込むような左右フックを何度もヒットさせる。

 3R、紅絹が左右フック、左ミドルをヒットさせる場面が目立つ。美保も右ストレートで応戦するが手数で紅絹が優り、MIOの待つ決勝戦へ進出した。

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