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【パンクラス】日沖発が貫禄の1R一本勝ち

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2016/01/31(日)UP

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日沖がチョークスリーパーで一本勝ち。パンクラス初陣を白星で飾った

パンクラス
「PANCRASE 275」
2016年1月31日(日)東京・ディファ有明

▼第11試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○日沖 発(ALIVE/第3代SRCフェザー級王者、修斗第9代世界ライト級王者 TKO世界フェザー級王者)
一本 1R1分35秒 ※チョークスリーパー
●横山恭典(KRAZY BEE/2015年ネオブラッド・トーナメント・フェザー級優勝、パンクラス・フェザー級8位)

 日沖は第3代SRC(戦極)フェザー級王者、修斗第9代世界ライト級王者、TKO世界フェザー級王者という実力者。UFCで8戦して3勝5敗の戦績を残し、約4年ぶりに日本で試合を行った。

 対する横山は、2013年からパンクラスに参戦。昨年はコンスタントに4戦し、ネオブラッドトーナメント(新人王戦)を制している。日沖にとっては再び世界を目指すためには絶対に負けられない第一歩、若い横山にとっては大金星を狙うチャンス。

 1R開始直後から、フットワークを使いパンチでたたみかける横山。しかし日沖は冷静。金網へ追い込みテイクダウン、さらにバックを取る。横山は立つが、日沖を背負ったまま。

 日沖は時折パンチを入れながらバックをキープし、チョークへ。横山があおむけに倒れると、深くチョークが極まり横山がタップ。日沖が日本復帰戦を見事な一本勝ちで飾った。

 日沖はマイクを持つと、「もうちょっと、2R以降まで削っていこうと思ったが、チャンスがあったので極めた。練習は、大まかなところは変えずにしっかり作ってきた。まだ強い選手はたくさんいるので、自分の技術を見せていきたい」と語った。


サイドポジションからボディへヒジを見舞う矢地

▼第10試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○矢地祐介(KRAZY BEE/元PXCフェザー級王者、元修斗環太平洋ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ロドルフォ・ルビオ(メキシコ/エントラムジム)

 矢地は修斗第5代環太平洋ライト級王者、ならびに元PXCフェザー級王者で、2013年8月からPXCを主戦場に5戦して3勝2敗の成績を残している。今後は、パンクラスで勝ってUFC、ベラトールなど海外の舞台を目指す意向だ。

 対戦相手のロドルフォは、TUF(トーナメントを行うUFCファイター育成番組)ファイナリストとして2014年11月、『UFC Fight Night 56』ブラジル大会に出場を果たしている。

 1R、ローから組むルビオ。矢地は金網へ押し、投げるがルビオは倒れない。反対に投げようとするが、矢地も倒れず入れ替えて金網へ押し込む。矢地はバックを取って殴ると、ルビオは反転して上に。矢地はすぐに立ち、金網に押されるが入れ替え、テイクダウンして上からヒジを入れた。

 2R、ルビオがパンチ、矢地はミドルを返す。矢地が蹴ると、ルビオは軸足を取る。矢地はバックを取ってパンチ。ルビオは仰向けとなって逃げようとするが、矢地は逃さない。パンチ、ヒジを落とす。ルビオは腕を取ろうとするが、矢地は抜いてパンチ。ルビオが脱出したところで終了。

 3R、ルビオがバックキック。片足タックルから金網へ押し込む。矢地はバックを取り、続いてサイドポジションとなる。ボディにヒジを入れ、ルビオを逃がさない。そしてマウントになってパンチ、ヒジを落とす。ルビオが上のポジションを奪い返して金網へ押し込むが、矢地は立つ。さらに再びテイクダウンして上を奪い、パンチを落とす。矢地が上をキープしたままで終了。矢地の判定勝ちとなった。

 矢地はマイクを持つと、「お久しぶりです、矢地祐介です。久々の日本で、体調も良く気合いも入っていたが、相手が前回負けた選手と同じタイプだったので固くなった。そのギャップと、この会場の雰囲気に耐えられない。こんな試合をしていたら大きいことは言えないが、次も強いヤツとやりたい。また日本で試合をする時は、見に来てください」と、試合内容に満足していないようだった。

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