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【バウト】小笠原裕典が鮮やかにダウン奪取、北の大地で復活勝利

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2016/09/04(日)UP

山川賢誠(左)のホーム・札幌に乗り込んだ小笠原裕典(右)

BOUT実行委員会
「ノースエリア格闘技イベントBOUT 24」
2016年9月4日(日)北海道・札幌コンカリーニョ

▼メインイベント RISEバンタム級公式戦 3分3R・延長1R
○小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺/BLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメント第3位)
判定3-0 ※29-28、30-28、29-28
●山川賢誠(札幌道場/RISEバンタム級8位)

鋭い左ミドルを返す山川賢誠

 RISEバンタム級8位で札幌在住の山川が、BLADE FC JAPAN CUP2015 55㎏級トーナメント第3位の小笠原を迎え撃った。

 山川は昨年12月に行われた北海道在住者の中で57.5㎏級最強を決める異色のワンデートーナメント『カリアプレゼンツNorthen Supernova 2015』のセミファイナリスト。今年6月には津田鉄平を撃破して、RISEランキング入りを果たした札幌道場期待のホープだ。
 
 対する小笠原はREBELS52.5㎏級王者・小笠原瑛作の実兄として知られ、今年2月にはシュートボクシングの日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹と倒し倒されの激闘を繰り広げたことで知られる。実績では那須川天心と戦ったこともある小笠原が上回っているが、そんな相手に山川がどこまで肉薄できるかが注目された。

 1Rに小笠原が右ミドルを中心に積極的に仕掛ければ、負けじと山川は2Rに左のインローを連打して相手の下半身を壊しにかかる。3Rが始まった時点で小笠原は左の内腿、山川は左のワキ腹を変色させていた。

 勝負をかけた両者は激しく打ち合う場面も。場内が「賢誠コール」に包まれる中、小笠原がバックハンドブローでダウンを奪う。必死に反撃を試みようとする山川だったが、時すでに遅し。そのまま試合終了のゴングを聞いた。

 小笠原が判定勝ちを収め、セコンドについた弟や父の信二さんと喜びを分かち合った。「札幌に来るのは初めてでしたが、キックボクシング熱が高いことを感じました。今後は今まで負けた人と再戦を組んでもらえるように一戦一戦結果を出していきたい」と、小笠原は今後の抱負を語った。 

 一方、山川は「小笠原選手のミドルは見えていました。それをよけてパンチを返していく作戦でしたが、それが良くなかった。相手の試合映像をよくチェックしてバックハンドが得意なことも分かっていたけれど、試合をやっていくうちに忘れてしまった」と悔しさを爆発させた。

●次ページ:RISING ROOKIES CUP2014ライト級優勝のAKINORIが登場

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