【Krush】寺戸がK-1のボンジョバーニを初回KO
グッドルーザー
「Krush.69」
2016年9月30日(金)東京・後楽園ホール
▼ダブルメインイベント第2試合(第9試合) Krush-55kgタイトルマッチ 3分3R・延長1R
○寺戸伸近(Booch Beat/第5代Krush -55kg王者)
KO 1R 3分00秒 ※3ノックダウン
●チャールズ・ボンジョバーニ(フランス/Kings of Muay Thai -61kg王者/挑戦者)
※寺戸が初防衛に成功。
寺戸とボンジョバーニは、昨年4月に開催された『K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-55kg初代王座決定トーナメント~』の1回戦で対戦することが決まっていたが、ボンジョバーニの負傷欠場で試合は実現せず。
その後、ボンジョバーニは昨年9月にダニエル・ウィリアムスを1RでKOし、K-1 WORLD GP -55kg王座挑戦権を獲得。同年11月に王者・武尊に挑戦して2RにKO負けを喫したが、武尊から先にダウンを奪っている強豪だ。
1R、寺戸は右インローを狙い撃ちにし、サウスポーのボンジョバーニも左インローを蹴り返してくる。しばらく遠い距離での攻防が続いたが、寺戸の右フックでボンジョバーニがダウン。すぐにボンジョバーニが立ち上がろうとしたところを蹴り上げる。ここでレフェリーがダウンを宣告。
一気にラッシュをかける寺戸。コーナーに詰まったボンジョバーニに右フック、右ストレートを浴びせて2度目のダウンを追加する。またも寺戸の右がヒットし、ボンジョバーニが倒れる寸前になったところでレフェリーがストップ。寺戸が見事なKO勝ちでK-1ファイターを撃破し、初防衛に成功した。
寺戸は、「まず最初にフランスという遠いところから挑戦しに来てくれたことを感謝します。自分が勝ったのはジムの仲間、トレーナー、僕をサポートしてくれる皆さん、そして応援してくれる皆さんのおかげです。ボンジョバーニは凄く強い選手だと思っていたので不安はありました。でもチャンスはものにしないといけないと思って1Rからガンガン行きました。自分がチャンピオンであること、そしてこのKrushをいろいろな人たちに知ってもらいたいと思います」とマイクで語った。
そして、島根県から初めて東京へ試合を見に来てくれたという両親、サポートしてくれたという妻に感謝を述べてリングに呼び入れ、記念撮影した。
6月の記者会見では「K-1のベルトが欲しい、それだけです。いまベルトを持っているのが武尊選手なので、ボンジョバーニ戦をきっちりとクリアしたらやらせてくれよって感じです」と言っていた寺戸だが、この日はK-1という言葉を一度も口にしなかった。
試合後のインタビューでK-1出場のことを聞かれると、「出る時は出るべくして出ると思います」と声がかかるのを待つと答えた。
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