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【ホーストカップ】裕樹が必殺ローでKO勝ち、西日本選抜が世界選抜に全勝

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2016/10/02(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

失速した村井(右)だが最終Rの終盤は気力を絞ってのラッシュを仕掛けた

▼第12試合 WPMF日本スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
○村井崇裕(京都野口ジム/元NKBミドル王者)
判定3-0 ※49-48、48-47、50-47
●藤元洋次(OZMOSIS/元REBELSスーパーウェルター級6位、元DEEP☆KICK暫定70kg王者)
※村井が新王座に就く。

 1R序盤はローの蹴り合いから始まり、村井が何度もワンツーをヒットさせる。2Rも村井がワンツーから組んでのヒジで、まともに攻撃を受ける藤元を圧倒。3R、村井はほぼワンツーのみを当てまくるが、ここから藤元もパンチで前へ出始める。

 すると4R、パンチで前に出る藤元に村井は手が出なくなり、藤元がパンチで村井を追い詰める。

 5Rも藤元が右ボディブローから左フック、さらに3連打を決めて村井が下がる。村井はヒジを狙うが藤元の勢いは止まらず、逆転なるかと思われたが最後に村井が死力を振り絞ってのラッシュを仕掛け、判定3-0でWPMF王座を手にした。

 村井は「3、4Rはしんどかった。会長にビンタされて気合いが入って5Rは戦えました。ずっとKO勝ちがなくて不甲斐ないので、次こそKOで勝ちます」と、ベルトの次はKO勝ちを目標に掲げた。


32歳にして初のタイトルを獲得した麻原(右)

▼第11試合 HOOST CUP初代スーパーライト級王座決定戦 63kg契約 3分3R延長2R
○麻原将平(正道会館/RISEライト級3位)
TKO 2R 2分16秒 ※右フック
●階 勇弥(健心塾/NJKFライト級王者、元DEEP☆KICK60kg王者)
※麻原が初代王座に就く。

 1R、スピードで優る麻原が軽快にローとパンチを当てていく。ヒザ蹴りもボディに突き刺す。階はスピードについていけないのか、パンチを単発で当てるが手数が出ない。

 ところが2R、階はまるで別人のように前へ出て攻めるアグレッシブさを発揮。左ミドル、パンチを放ち、麻原のスピードにも負けていない。

 前に出てくる階を麻原はパンチで押し返し、再び階が前へ出てくるところへ右フックのカウンター。これが鮮やかに決まり、階は失神KO。担架で運ばれた。

 32歳にして初めて王座に就いた麻原は、「最高です。今はベルトを獲ったのでホッとしています。これからも頑張っていくのでよろしくお願いします」と、笑顔で観客の声援に応えた。


辻出(左)はパンチが得意な上杉(右)とパンチでも打ち合った

▼第8試合 ライト級 60kg契約 3分3R
○辻出優翔(京賀塾/HOOST CUP日本ライト級王者)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-29
●上杉文博(究道会館/ACCELフェザー級王者)

 1R、上杉は左右フックを放ちながら積極的に前へ出る。この勢いに押される辻出だったが、終盤は前へ出る上杉にヒザ蹴りを合わせる。

 2Rも左右フックで前へ出る上杉に、辻出はヒザ、ロー、ミドルと様々な技を合わせていく。出鼻を挫かれる上杉だが、それでも前へ出続ける。しかし、辻出が2度のローブローで注意を2回受けた。

 3Rになると辻出は自らヒザ蹴りで上杉に飛び込んでいく。さらにワンツーもヒットさせると上杉は出足が鈍くなり、フックを打ち返すも辻出がワンツーをしっかり当てていって判定勝ちした。

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