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【パンクラス】元プロボクサー三浦が完勝で王座奪取

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2016/10/02(日)UP

ボクシング仕込みのパンチで村山(右)と圧倒した三浦(左)

パンクラス
「PANCRASE 281」
2016年10月2日(日)東京・ディファ有明 

▼メインイベント 第13試合 ウェルター級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分5R
○三浦広光(SAMURAI SWORD/RINGS/元プロボクシング日本スーパーミドル級1位/同級6位/挑戦者)
判定3-0 ※三者ともに50-45
●村山暁洋(Gutsman/第9代パンクラス・ウェルター級王者) 

 村山は3月のタイトルマッチで鈴木慎吾にTKO勝ちし王座奪取に成功。現在4連勝中と好調の勢いそのままに初防衛を目指す。対する挑戦者・三浦はMMAからボクシングに転向し、再びMMAに復帰した経歴の持ち主。ボクシング時代には9戦無敗のままOPBF東洋太平洋スーパーミドル級タイトル挑戦まで上り詰めており、その磨き上げた拳で初タイトルを狙う。

 1R、三浦がさっそくボクシング仕込みのパンチでペースを握る。細かい左ジャブでフェイントを入れながら、左右フックで村山を強襲。さらにボディも叩き込む。

 2R、村山は序盤に片足タックルを仕掛けるが、三浦は腰を落としてしっかりディフェンス。離れ際にフックを浴びせる。足を使ってリングを回る村山に対し、じりじりと間合いを詰める三浦。村山をケージ際に追い込むと、見計らって左右フック。離れ際に右ストレートを打つ。

 3R、村山の左ストレートに合わせて、三浦は左フックをたびたびヒットさせる。組み付いてきた村山を三浦は豪快に投げ、上からパンチの連打。さらに村山が立ち上がったところへ右ストレートを浴びせ、三浦が試合を支配する。

 4R、再び村山がタックルを仕掛けるもテイクダウンに至らず。手が出なくなる村山の顔面を三浦の強烈な右ストレート、左右フックがとらえる。さらに右ボディも効かせ、村山を追い込む。

 5R、意地を見せたい村山は三浦の強打を被弾しながらもパンチで応戦。右ストレートが三浦の顔面を捕らえるがダメージには至らない。両者の距離が詰まったところで組み付いてきた村山を再び三浦が投げ倒す。

 上になった三浦がパンチを落とすが、村山の下からの蹴り上げがヒット。三浦が嫌がって離れると村山はパンチで追撃。しかし、三浦は組み付いて倒すとサイドポジションから押さえ込み。さらにハーフガードへ移行し、上からパウンドを連打したところで試合終了を迎えた。 

 王者をまったく寄せつけず圧倒した三浦が大差の判定勝利で王座奪取に成功。試合後にマイクを握ると、「どうも、ありがとうございます。自分に挑戦したい人はリングスまで」と自信満々のコメントを残した。

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●次ページ:ロッキー川村vs新村優貴のミドル級王座決定戦

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