【UFC】ファーガソンが前王者を下す、ライト級史上初の9連勝達成
▼セミファイナル ライト級 5分3R
○ディエゴ・サンチェス(アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
●マルチン・ヘルド(ポーランド)
アメリカのMMA団体『KOTC』の元王者であるサンチェスは、UFCに2005年から参戦するベテラン。2009年には当時のUFCライト級王者B.J.ペンが保持するタイトルに挑戦したこともあり、2013年のUFC日本大会では五味隆典に判定勝ちを収めている。
対するヘルドはこれまで『Bellator』を主戦場に活躍し、昨年11月にはライト級タイトルマッチも経験した実力者。22勝の勝ち星のうち、12勝が絞め技・関節技による一本という寝技を得意とするファイター。今回がUFC初参戦となる。
1R、ケージ際でタックルを仕掛けるが、ヘルドがフロントチョーク。サンチェスの体が一瞬持ち上がるほど絞め上げるが、サンチェスはケージを蹴り上げた反動を使って強引に振りほどき、難を逃れた。
2R、ヘルドは回転しながらサンチェスの足に絡み付いてヒザ十字。サンチェスが立ち上がって逃れようとすると、今度はヒールホールド。しつこく足関節を狙うが、サンチェスはこれを振りほどきトップポジションにつくと、上からヘルドの顔面とボディに強烈なヒジを落とし続けた。
3R、打撃の攻防からサンチェスがバランスを崩したところにヘルドがアッパー。サンチェスは首を横に振り、効いてないとアピール。再びタックルに入り、テイクダウンに成功する。下になったヘルドは腕十字を狙い、極まらないと今度はオモプラッタ。積極的に寝技を仕掛けるが、サンチェスは極めさせない。
疲れの見え始めたヘルド。サンチェスはトップポジションから強烈なヒジをヘルドの顔面とボディに打ち込む。さらに残り20秒になると、上からパンチで猛ラッシュを見せた。
勝利を確信し両手を高々と上げるサンチェス。元Bellatorの強豪を判定で下して、復活の狼煙を上げた。
▼フェザー級 5分3R
○リカルド・ラマス(アメリカ/UFCフェザー級4位)
一本 2R 2分13秒 ※フロントチョーク
●チャールズ・オリベイラ(ブラジル/UFCフェザー級8位)
1R、左右ミドルを繰り出すラマス。オリベイラが組み付いてくると、足を払って投げ飛ばす。上からヒジを落としマウントを狙うが、オリベイラは巧みにディフェンス。ラマスが立ち上がろうとしたところで足を捕らえてヒールホードを仕掛けるがこれは極まらず。
両者はいったん立ち上がるが、オリベイラはラマスを抱え上げてテイクダウンに成功。巧みにポジションを移行しながらバックを奪うと、両足でしっかりラマスをロックしてチョークを仕掛ける。終了間際にこれが極まり、ラマスは苦しそうな表情を浮かべるがラウンド終了のブザーに救われる。
2R、ラマスの右ストレートに合わせてオリベイラがタックル。テイクダウンに成功する。寝技の攻防からラマスがハーフガードのポジションに移行。オリベイラが隙を見て体勢を入れ替え 潜り込むように入って来たところへ、ラマスがすかさずフロントチョーク。これがかっちりと極まり、オリベイラがタップした。
ラマスがオリベイラのお株を奪う一本勝ちで再起戦を飾った。
▼ライト級 5分3R
○ベニール・ダリウシュ(イラン/UFCライト級9位)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●ラシッド・マゴメドフ(ロシア/UFCライト級15位)
1R、サウスポーのダリウシュは左ミドル。首相撲からヒザ蹴りを打ち込む。組みの攻防からマゴメドフがテイクダウンに成功。上のポジションをキープしてラウンド終了を迎える。
2R、首相撲からのヒザ蹴りで攻めるダリウシュ。マゴメドフをケージに押し込み、そこからテイクダウンを狙うが倒れない。その後も、ケージ際で膠着気味の展開が続く。
3R、なおもケージ際で組みの攻防を続ける両者に、会場からはブーイング。いったん離れるが、ダリウシュが再びマゴメドフを捕まえ、首相撲からヒザ蹴り。ケージに押し込み、またもや膠着。残り30秒を切り、ようやく打ち合いを見せたものの、両者ダメージを奪えず試合終了。
ヒザ蹴りでペースを握ったダリウシュが勝ち名乗りを受けたが、会場からは大きなブーイングが浴びせられた。
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