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【UFC】ファーガソンが前王者を下す、ライト級史上初の9連勝達成

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2016/11/05(土)UP

UFCデビュー戦を白星で飾り、無邪気な笑顔を見せるグラッソ

▼女子ストロー級 5分3R
○アレクサ・グラッソ(メキシコ)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●へザー・ジョー・クラーク(アメリカ)

11月に女子ストロー級王座戦に臨む女王ヨアナ(左)とコバルケビッチ(右)。ともにポーランド人で無敗の戦績を誇る

 UFCのデイナ・ホワイト代表がその実力に太鼓判を押す期待の逸材グラッソが、地元メキシコでUFCデビュー戦を迎えた。

 現在23歳のグラッソは2012年のプロデビューから8戦8勝の無敗。デビュー戦から3試合連続で1R秒殺KO勝ちという強打を引っさげ、2014年からInvicta FCに参戦。翌年には第2代DEEP JEWELSストロー級王者・魅津希(みづき)を破るなど強豪から白星を重ね、待望のUFC参戦に漕ぎついた。

 迎え撃つクラークはキャリア12戦の36歳。UFCには2014年から参戦し、1勝1敗の戦績。前回5月の試合では、11月に女子ストロー級タイトルに挑戦する同級2位カロリーナ・コバルケビッチと対戦。判定負けを喫したが、トップランカーを相手に激しく打ち合っている。

 1R、グラッソの右ミドルキックに合わせてクラークがタックル。すかさず腰を引いてがぶったグラッソは上から細かいパウンドを連打。クラークが逃げると追いかけて左右のパンチで追撃。ケージを背負ったクラークはガードを固めるが、強烈なフックとアッパー、さらに右ミドル、左のヒザ蹴りを立て続けに叩き込まれて劣勢。顔面が血に染まる。

 2R、グラッソの右ミドルをキャッチし、ケージに押し込むクラーク。組み付いてテイクダウンを試みるが、グラッソは上手く体勢を入れ替えてヒザ蹴りを叩き込む。さらにクラークをケージに押し込んだまま、パンチを顔面に打ち込んでいく。

 いったん離れる両者だが、クラークは再び組み付いてテイクダウンを狙う。しかし、腰が強いグラッソを崩せず、逆にヒザ蹴りを打ち込まれる展開に。流れを変えたいクラークは、自ら引き込むように寝技に移行すると下から腕十字。グラッソはこれを振りほどいて立ち上がると、同じく立ち上がろうとするクラークに左フックと右ミドルを浴びせた。

 3R、再び自ら引き込むように寝技に移行するクラークだが、今度はグラッソが付き合わない。スタンドの状態に戻ると、逆転を狙うクラークがパンチで前に出てくるが、グラッソはフットワークでかわし右フックを叩き込む。さらに離れ際に右ストレートを浴びせると、クラークは鼻からの出血が激しくなる。

 試合終了間際、クラークが再び前に出てくると、グラッソが組み付いてディフェンス。そのまま下に潜り込むと、クラークを抱え上げてマットに叩きつけた。場内から歓声が沸きあがったところで試合終了を迎えた。

 勝利を確信したグラッソは、片手を上げて飛び跳ねながら無邪気に喜ぶ。評判通りの強さを見せつけ、UFCデビュー戦を判定勝利で飾り、連勝記録を9に伸ばした。

 試合後にマイクを向けられると、グラッソは「言葉に出来ないほど素晴らしいわ。チームメイトをはじめ、支えてくれた人に感謝しています。このような大事なデビュー戦を母国で迎えられて嬉しいです。彼女(クラーク)がタフな相手だと分かっていたから、厳しいトレーニングに励むことが出来ました」とコメントした。

PHOTOS=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)

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