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【ビッグバン】駿太が完全復活、2度のダウンを奪う激闘で新王者に

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2016/12/04(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

駿太(右)が得意の右ストレートで2度のダウンを奪い、完全復活の勝利をとげた

ビッグバンプロモーション
「ビッグバン・統一への道 其の27」
2016年12月4日(日)東京・ディファ有明

▼第15試合 メインイベント第2試合 Bigbangスーパーフェザー級タイトルマッチ ビッグバンキックルール 3分5R  
○駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者/挑戦者)
判定3-0 ※50-46、50-45、50-46
●小山泰明(建武館/Bigbangスーパーフェザー級王者)
※駿太が新王座に就く。小山は2度目の防衛に失敗。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 小山は2014年12月に王座決定戦で稲石竜弥を破って王座に就き、2015年12月にfire仭士をKOして初防衛に成功。多彩な技を持つテクニシャンタイプだが、現在3連敗中で今回正念場を迎えた。

 挑戦者の駿太は長年にわたって国内軽量級トップの座に君臨し、ムエタイの強豪たちとも拳を交えてきたベテラン選手。今回が49戦目となる。近年は黒星が増えていたが、9月のビッグバンでは笹羅歩をパンチの連打でKOし、ベテラン健在を示した。

 1R、両者ジャブでの主導権争い。駿太は左ミドルを蹴っていき、小山は右ローを狙い撃ち。小山の左フック、右アッパーをもらった駿太だが、落ち着いて蹴りを返していく。

 2R、ジャブを多用する駿太。小山はパンチを当てていくが、駿太が前へ出て左ミドル、右ローを蹴る。そして小山にロープを背負わせたところで打ち合いに行き、得意の右ストレートでダウンを奪う。

 3Rは小山が逆転を狙って前へ出る。右ストレートを狙う小山に駿太はワンツーで応戦。ロープ際へ追い詰められる場面が目立つ駿太だが、しっかり蹴って小山にペースを握らせない。

 4Rが始まると同時に小山はラッシュを仕掛けて駿太をコーナーへ追い込む。その後も小山がパンチでプレッシャーをかけていくが、駿太もしっかり打ち返して主導権を握らせない。終了間際の打ち合いでは駿太が右ストレートでこの試合2度目のダウンを奪う。

 5R、逆転を狙う小山が前へ出てパンチを打っていくと、駿太は前蹴りで近付けさせず、カウンターの右ストレートも狙う。セコンドからは「打ち合うな」との声が飛ぶが、駿太はパンチを放っていく。両者最後まで攻め合い、試合終了のゴング。

 判定は3-0で駿太が完勝。マイクを持つと「2連勝しました。ずっとどん底にいて、1回勝ってもまた負けてが続いて。でも年末の締めくくりでチャンピオンになって完全復活と言っていいと思います。これからの自分の躍進を見てくれたら嬉しいです」と、完全復活を宣言した。

 控え室でのインタビューでは「やっと試合中のリラックスの仕方が分かった」ことが勝因だと語った駿太。

「リラックスの仕方を城戸(康裕)に教わって、それが動きにも出ました。いつもはリラックス出来ても後手に回って負けてしまっていたんですが、今日は攻めながらも省エネで戦えるようになったんです。ベテランの戦い方をやっと覚えました」と笑顔を輝かせ、「ここからの活躍を見て欲しい。来年はヒジありルールの大舞台へ出て行きたい」と、さらなる活躍を誓った。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
 


両者一歩も譲らない激しい打ち合いはドローとなり、恭士郎(左)が防衛に成功した

▼第14試合 メインイベント第1試合 Bigbangスーパーライト級タイトルマッチ ビッグバンルール 3分3R
△恭士郎(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)
ドロー 判定0-1 ※29-30、29-29、29-29
△林 健太(KREST/挑戦者)
※恭士郎が2度目の防衛に成功。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 恭士郎が林の挑戦を受けて2度目の防衛戦に臨んだ。恭士郎は師匠・村上竜司直伝のパンチを武器に、2015年6月に谷山俊樹を破って王座を奪取。今年4月には大石駿介の挑戦を退け初防衛に成功している。対する林はK-1とKrushで活躍する期待の新鋭。左ボディブローを武器として、9月のK-1では“狂拳”竹内裕二を1RでKOした。10戦目で初のベルトを狙う。

 1R、林は前蹴り、ヒザ蹴り、左ボディブローで恭士郎のボディを徹底的に攻め、顔面へフックと鋭いアッパー。恭士郎も前へ出て顔面とボディにパンチを打ち分けていく。両者のスピーディーなパンチの応酬が繰り広げられ、好試合の予感漂うファーストラウンドとなった。

 2R、林が右のパンチを連続ヒットさせて恭士郎をロープ際へ追い詰めたが、恭士郎が左ボディブローと右フックで逆襲。

 さらに林がコンビネーションパンチとヒザ蹴りをヒットさせると、恭士郎も負けじとコンビネーションパンチを回転させていき、打ち合いになる。両者ともヒットを奪い合う。

 3Rも両者は激しく打ち合う。林が右ストレート、左フックをクリーンヒット。

 林はヒザ蹴りも突き刺していくが、恭士郎は一歩も退かずパンチの打ち合いを挑み、右ハイキックをヒットさせると林の動きが止まった。そこで一気にラッシュを仕掛ける恭士郎。林も足を止めてその場で打ち合う。

 最後まで激しく打ち合いが続き、試合終了のゴングと同時に場内には拍手が沸き起こる。両者一歩も譲らない意地の張り合いのような打ち合いは、痛み分けドローとなった。

 ドローで防衛に成功した恭士郎だが、その表情に笑顔はなく「出直します」とだけ言ってリングを降りた。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

●次ページ:谷山俊樹の国際戦、ヘビー級王座決定戦など

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