【シュートボクシング】香港遠征でUnion朱里、佐藤執斗がタイトル獲得
12月13日(火・現地時間)香港・STAR HALLにてビッグマッチ『WMC I-1 World Muaythai Grand Prix 2016』が開催され、シュートボクシング協会からUnion朱里、佐藤執斗(ともにグラップリングシュートボクサーズ)、未奈(秀晃道場)の3選手が出場、いずれもWMC I-1タイトル戦に臨んだ。
11月のSB日本女子ミニマム級王座決定戦で、MIOと6Rに渡る激闘を繰り広げたことが記憶に新しいSB日本ミニマム級2位の朱里。今年9月に中国で開催された『I-1 World MUAY THAI CHAMPIONSHIP』では香港の郭海寧(クウォク・ホイリン)を判定で下し、WMCI-1 ASIA 51kgタイトルを獲得した朱里はWKBC I-1王者Alex Tsang(アレックス・ツァン/香港)とWMC I-1 54kg女子タイトルを賭けて対戦。2階級上のタイトルに挑むことになった朱里はツァンのプレッシャーに押され下がりながらも左ミドルをテンポよく当て主導権を握る。2、3Rはパンチの打ち合いとなり、ツァンがリードしていたかに見えたが、朱里がフルマークの判定勝利でタイトル奪取。
そして、DEEPストロー級王者カン・サトーの弟である佐藤は、香港の有望株と期待されユウ・ウォーワンチャイと対戦経験のあるAlfred Kwong(アルフレッド・クウォン/香港)とWMC I-1 54kgタイトル戦で激突した。1Rから佐藤はハイキック、左ミドル中心の攻めを見せるものの、クウォンのパンチを被弾しフラッシュダウン。ピンチの佐藤だったが、1R終盤に右ヒジをヒットさせカットに成功する。クォンの傷口は深く、2R開始前にセコンドがタオルを投入し、佐藤が悲願の初戴冠となった。
また、ユ・ヨウペイ(香港)とWMC I-1 56kg女子タイトル戦で対戦した未奈は1Rから硬い動きを見せながらパンチを振るって前に出る。2Rにヨウペイのヒジを喰らって劣勢になるも、未奈は3Rにパンチでダウン奪取に成功。1、2Rはヨウペイがポイントを取っていたか、未奈は惜しくも判定負けとなった。「日本人の勝ちだった」と未奈を称える観客は多く、次回また香港に呼ばれることを期待したい。
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