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【新日本キック】江幡睦、元ムエタイ王者に圧倒TKO勝ち

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2017/04/16(日)UP

2017年初陣をTKO勝ちで飾った江幡睦(中央左)

新日本キックボクシング協会
「TITANS NEOS 21」
2017年4月16日(日)東京・後楽園ホール

パンチでアヌチット(右)に畳み掛ける江幡(左)

▼第13試合 スペシャルメインイベント 日泰国際戦 54kg契約 3分5R
○江幡 睦 (伊原道場本部/WKBA世界バンタム級王者)
TKO 3R 1分24秒 ※セコンドからタオル投入
●アヌチット・タムスアムエタイジム (タイ/元タイ南部ライトフライ級王者)

 ムエタイのメジャースタジアム王座再挑戦へ向けて2016年を全勝で終えた江幡が、元タイ南部ライトフライ級王者のアヌチットと拳を合わせた。

 1R、江幡がハイで先制攻撃。アヌチットはディフェンスして、鋭いローキックを返す。江幡はハイキックで右腕を狙う。さらに江幡は踏み込んで奥足へのローキックを連打。これがヒットするが、そこには拘らない。

 アヌチットは鋭い右ストレートで反撃。江幡はガードしてローを返し、すかさずボディへのストレート。これが有効打になったか、江幡は右ストレートをアゴの辺りにヒットさせて下がらせる。劣勢に回ったアヌチットはローを返すのが精一杯だった。

 2R、アヌチットはミドルで攻撃。江幡もミドルを返して、すかさずローでダメージを与える。細かいパンチをまとめた江幡は、ローで追撃。アヌチットはパンチを返し、江幡は紙一重でかわす。インローが入り、アヌチットがバランスを崩す。ボディ連打とローのコンビネーションが冴え渡る江幡。アッパー、フックでアヌチットに猛攻を仕掛け、完全に江幡のペースとなった。

 3R、アヌチットはローで攻めるが江幡はカット。すかさずローで確実にダメージを与えると、細かいパンチ連打で追い込んでいく。下がるアヌチット。強烈な左右のボディブローが入り、アヌチットが倒れ込む。身動きできないアヌチットを見て、セコンドがタオルを投入。レフェリーがすぐにTKOを宣告した。

 TKO勝利で元ムエタイ王者を倒した江幡は、「僕には二つの試練があります。一つはラジャダムナンのベルトを獲ることです。あと一つは、先輩方が切り拓いてきたキックの道をさらに夢の舞台にすることです。それを実現するために、これからもがんばっていきます」と力強く宣言した。


 

右ハイを顔面にヒットさせる渡辺(右)

▼第12試合 メインイベント 日本ウェルター級 68kg契約 3分3R
○渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●曽根修平(武湧会/DreamGateMMAライト級王者)

 THE OUTSIDERでMMAの試合をするなど、異色キックボクサーの曽根修平。HIGHSPEED-kickboxingウェルター級王座をかけてATSUKIと対戦したこともある。迎え撃つのは、新日本キックのウェルター級王者・渡辺健司。粘り強く闘うことが持ち味の渡辺は、新日本キックの看板を守ることができるのだろうか。

 1R、互いにローキックを蹴り合い、様子をうかがう。渡辺は前蹴り、ローキックと連続で蹴り分ける。曽根はミドルキックを蹴るが、互いに決定打とはならなかった。

 2R、前へ出る曽根は右ストレート、ミドルキックで倒しにかかる。下がりながらカウンターを当てる渡辺。右ヒジがヒットして曽根が出血。ドクターチェックが入るが再開する。渡辺のローキックが何度も入り、やや渡辺に流れが傾き始めた。

 3R、渡辺のローキックが入る。曽根は前へ出るがパンチが当たらない。逆に渡辺の左フックが入り、流れは完全につかんだようだ。それでも曽根はミドルキックを放ち、最後まで立ち続ける。勝負は判定となり、3-0で渡辺が王者の意地を見せた。

●次ページ:6・17「KNOCK OUT」へ王者・勝次が前哨戦

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