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【アクセル】関西に天才児現る。初出場の19歳が王座奪取

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2017/08/12(土)UP

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得意のヒザ蹴りとパンチで攻め立て2RKOで19歳・健飛(左)が初出場で王座奪取

アクセル・プロモーション
「ACCEL37 真夏のバトル」
2017年8月12日(土)兵庫・神戸常盤アリーナ メインホール

▼トリプルメインイベント 第1試合 アクセルGルールフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○健飛(けんと=19=挑戦者/JKJO空手全日本、POINT&KO空手全日本優勝、同級5位/聖武会館)
KO 2R 2分22秒 ※3ノックダウン
●上杉文博(28=同級王者/究道会館)
※健飛が新王座に就く。上杉は5度目の防衛に失敗。

 アクセルフェザー級で5度目の防衛戦となる上杉文博の相手はなんと初出場で19歳の健飛。

 健飛は前代未聞のアクセルデビュー戦でのタイトルマッチ。フルコンタクト系空手の全日本大会優勝とプロボクシングでは西日本新人王決定戦で準優勝の実績を持ち、今年6月、アクセルと交流のある関西の格闘技イベント「ALL BOX WORLD」にて3RKO勝ちでキックボクシングのプロデビュー戦を飾った。今回出場することでアクセルのランキング5位にランクインを認められ、タイトルマッチに挑んだ。王者上杉が有利と言う大方の予想だったが、蓋を開ければ挑戦者・健飛の圧勝に終わった。

 1R、ガードを固め距離を詰めて行く上杉に、健飛は前蹴りで離しての長いパンチを出す。これに反応した上杉が打って出るも、健飛の左右ミドルをもらい、かなり攻撃がしにくそう。

 更に上杉がパンチを出そうとすると今度は前蹴りを合わせ着実にダメージを与える健飛。上杉は焦りからか、必死に手を出して追いかけるが健飛に全くパンチが当たらないどころか、カウンターの前蹴り、ヒザ、左右フックを貰い、もはや1Rから王者・上杉はなす術がない。

 健飛は容赦無く上杉をパンチで追い込み、左フックが綺麗にヒットし上杉はぐらつき、更に追い込みをかけると上杉はついにダウン。立ち上がった上杉だったが完全なダメージ蓄積で、このラウンドを凌ぐのが精一杯だった。

 2R、健飛の勢いが止まらず、開始早々から上杉が一方的に攻撃を貰い、健飛はバックハンドブローからフック、アッパーとボクシング技術の全てを出し上杉にヒザを入れた所で転倒。 レフェリーはダウンを取らなかったが、ダメージは明白。更にコーナーへ追い込んで左右パンチからヒザ、バックスピンキックと攻めまくる、ここで上杉ついにダウン。

新王者となりアクセルのベルトを巻く健飛

 カウント8で起き上がったが、この若い空手王者が、キック王者の息の根を止めるのに時間はかからなかった。上杉は立て続けにパンチを浴び2度目のダウン、フラフラになりながら立ち上がったが、ここでレフェリーストップ。健飛が新王者に。天才児が関西に現れた瞬間に観客から歓喜の声が湧き上がった。

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