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【J-NETWORK】無敗の女子高生破りMISAKIが新王者に

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2017/09/24(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

MISAKI(右)は無尽蔵のスタミナで5R攻め続けた

J-NETWORK
「J-FIGHT&J-GIRLS 2017~J-NETWORK 20th Anniversary~7th」(昼の部)
2017年9月24日(日)東京・新宿FACE

▼第7試合 J-GIRLSミニフライ級王座決定戦 2分5R延長1R
〇MISAKI(シュートボクシング/グラップリングシュートボクサーズ/J-GIRLSミニフライ級1位)
判定3-0 ※48-47、49-46、49-46
●寺山日葵(てらやま・ひなた/TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級5位)
※MISAKIが新王座に就く。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

寺山(右)のセコンドには那須川天心(左)

 空位のJ-GIRLSミニフライ級王座を懸けて、寺山とMISAKIが再戦。両者は今年3月に対戦し、MISAKIが寺山を大苦戦させてドローに終わっている。

 寺山は那須川天心を育てた父・那須川弘幸氏が代表をつとめるTEAM TEPPEN所属。数々のアマチュア大会で好成績を重ねて昨年5月、高校1年生・15歳でプロデビュー。現在の戦績は5勝(1KO)1分で無敗。5月の王座決定トーナメント1回戦では、タイトルマッチ経験も豊富な美保を破った。

 対するMISAKIは21歳のシュートボクシングの新鋭選手。5月のトーナメント1回戦では、元王者の紅絹と対戦。全く休むことなく攻め続け、元王者に大金星の勝利を収めた。常に前へ出続ける“猪突猛進女子”の異名も納得のファイトスタイル。

 寺山は那須川のガウンを着て入場、セコンドにはその那須川が就いた。

 1Rが始まると同時に先制攻撃を仕掛けたのは寺山。右ミドル、右ストレート、ヒザ蹴りと連続してヒット奪う。MISAKIも猛然とパンチを放って打ち合いにいくが、寺山は回り込んでかわしながら攻撃を加えていく。

 2R、ガムシャラにパンチを出して前に出るMISAKIに、序盤は前蹴りとヒザ蹴りで対応していた寺山だが、止まらないMISAKIの攻撃にスタミナ切れの兆候が見える。

 3R、寺山は右ミドルと前蹴りで対抗。それにMISAKIは猛然とパンチを繰り出していく。MISAKIの左前蹴りが寺山の股間に当たって寺山が倒れ、ローブローをアピールしたがレフェリーの裁定はダウンに。

 4R、明らかにスタミナ切れで手数が減った寺山にMISAKIが襲い掛かる。左右ボディを集中的に攻められ、寺山はクリンチを繰り返す。MISAKIは手数も回転も動きも全く衰えない。

 5R、ボディを攻めまくるMISAKIに寺山も前蹴りで必死の反撃。しかし、手数とアグレッシブでMISAKIが圧倒する。最後までMISAKIが攻めまくり、試合終了。

 判定3-0で勝利が告げられるとMISAKIはマットにうずくまって号泣した。

念願のベルト獲得に号泣するMISAKI

 MISAKIはマイクを持つと、「ダウンかなっていうのがあったと思うのですが、私も納得いってません。みんなに勝ったと言われるようにまた日葵さんとやりたいです。あと18kgくらい減量しているので、次はピン級で戦いたいのでJ-GIRLSピン級王者・松下(えみ)選手と二階級制覇を懸けて戦いたいと思います。もっと練習を頑張るので応援よろしくお願いします」と涙ながらのマイク。二階級制覇への挑戦をアピールした。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


重いパンチを打ち込むOD・KEN(左)

▼第9試合 J-NETWORKライトヘビー級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝 サバイバルマッチ1
〇OD・KEN(ReBORN経堂/J-NETWORKライトヘビー級4位)
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●藤田智也(小比類巻道場/J-NETWORKライトヘビー級2位)
※KENが1.2kgオーバーで減点2。勝敗に関わらず藤田が次期挑戦者に決定。本戦の判定は三者とも28-28。

 J-NETWORKライトヘビー級王者・武来安への挑戦権を懸けた一戦。

 藤田は昨年5月のタイトルマッチで、当時のJ-NETWORKライトヘビー級王者・木村秀和に初回KO負けを喫したが、今年5月のトーナメント1回戦では中村充利に勝利を収めた。

 対するKENは7月に行われた同トーナメント準決勝で、空道王者の加藤和徳と対戦。初回TKO勝利で決勝戦へと駒を進めた。しかし、前日計量で1.2kgオーバーして計量をクリアー出来ず、藤田が次期挑戦者に決定して試合は行われた。

 1R、パンチを狙うKENに藤田は得意のローキック。

 2R、KENはパンチからローへつなげていき、ローとミドル主体の藤田もパンチの数を増やして左フックをヒットさせる。圧力をかけて前に出るKENがワンツーから右ロー、すぐに藤田も打ち返す。

 3R、パンチのコンビネーションを回転させてアグレッシブに攻めるKENに藤田は右ローと左ミドルで対抗。前に出てアグレッシブに攻めるのはKEN。計量オーバーの減点2があったが、藤田がドローに持ち込み延長戦へ突入。

 パンチとヒジを織り交ぜて前に出ていくKENに、ここへ来て藤田の右ローが効果を表す。KENもボディブローで応戦。藤田のローでバランスを崩しながらも前へ出て手数を出し続けるKEN。最後は両者打ち合いとなって試合終了。KENが判定で勝利をもぎ取った。

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