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【パンクラス】新村が逆転TKOで川村にリベンジ、涙の初戴冠

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2017/11/12(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

シルニ(左)の強打を喰らった瀧澤(右)は鼻骨骨折でTKO負け

▼第9試合 バンタム級 5分3R
〇アレッシャンドリ・シルニ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
TKO 2R 3分36秒 ※レフェリーストップ
●瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト/同級5位)

 イケメン爽やか大学生格闘家として売り出し中のホープ、瀧澤は、今年に入って2連勝中と好調。DEEPとの対抗戦が行われた8月大会では、DEEPバンタム級タイトル挑戦経験もある北田俊亮にTKO勝ちを収めている。

 対するシルニは修斗ブラジル大会をはじめ、主に地元ブラジルで試合を重ね、10勝4敗1無効試合(KO・TKO勝ち3回、一本勝ち2回)の通算戦績。瀧澤と同じく、現在2連勝中と波に載っている。「俺のことはブラジリアン・サムライと呼んでくれ」というほどの親日家であり、試合前には「俺は日本に歴史を作りに来た。俺がパンクラス王者になるために来たんだ。日本のみんな、俺が未来のパンクラス王者だよ」と豪語した。

 1R、シルニのタックルを受け止めた瀧澤が潰して上に。シルニは上のポジションとバックを奪いにいくが、瀧澤は元の体勢に戻す。残り1分で自ら立ち上がった瀧澤はバックスピンキック、右ストレートをヒットさせた。

 2Rは両者パンチの勝負。シルニは左右ボディから右フック、瀧澤はジャブで距離を作っての右ストレート。離れた距離では瀧澤、接近戦のフックではシルニ有利の展開。

 瀧澤が鼻血を出してドクターチェックを受けると、シルニはグイグイと前へ出てパンチを繰り出していく。シルニの左右ロングフックをもらった瀧澤が再び出血し、ドクターチェックでストップがかかる。初来日のシルニがTKO勝ちを収めた。

 


激しく打ち合った奈良(左)と高木(右)。高木が僅差で勝利

▼第8試合 ウェルター級 5分3R
〇高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/同級4位) 
判定2-1 ※30-27、28-29、29-28
●奈良貴明(パンクラスイズム横浜/同級5位)

 高木は勝利の93%がKOという戦績で、通算戦績は15勝(14KO)14敗とまさに“やるかやられるか”の試合を身上とする。奈良はまだデビューして1年で戦績は3勝(1KO)1分だが、3月には近藤有己、7月には窪田幸生とベテラン勢を連破している。

 1R,右手を伸ばしてプレッシャーをかけていく高木に対し、奈良は大きく回りこむ。両者ローとミドルも蹴り合う。奈良は右から左の鋭いワンツー。高木の右フックには右ミドルを合わせる。

 2Rも大きく回り込む奈良は右から打つワンツー。業を煮やしたか高木が強打で踏み込む場面が増え、それを奈良が右ミドルと右ストレートで迎え撃つ。右ヒザ蹴りもいいタイミングでヒット。パンチで仕掛けるのは高木だが、奈良の方が有効打が目立つ。

 3R、ローを蹴る高木に奈良は右ストレートを単発ながら当てていく。奈良がテイクダウンするが高木はすぐに立つ。前に出る高木と待ちの姿勢と奈良。前に出続けた姿勢が評価されたか、判定は2-1で高木が辛勝した。

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