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【パンクラス】久米が徳留を初回KOで初防衛、男泣き

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2017/12/10(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

3R、バックからパンチを見舞っていく藤井

▼第7試合 バンタム級 5分3R
〇藤井伸樹(ALLIANCE/パンクラス・バンタム級6位)
判定3-0 ※ジャッジ三者とも29-28
●佐久間健太(パラエストラ柏/パンクラス・バンタム級4位)

 パンクラス・バンタム級で石渡伸太郎、上田将勝に続く“第三の男”として浮上してきた佐久間は、現在4連勝中。対する藤井は“世界のTK”髙阪剛の弟子で、やはり4連勝中。前回は、元UFCファイターでグレイシー柔術の使い手リッチー・ヴァスリックにチョークスリーパーで一本勝ちしている。勢いに乗る両者の対戦。

 1R、藤井がパンチやキックなどスタンドの打撃で積極的に攻めていく。しかし先にテイクダウンを獲ったのは佐久間。グラウンドで長時間、上をキープしていく。しかしあまりダメージを与えることは出来ない。藤井はやがて立ち上がり、テイクダウンを取り返すが、すぐ立たれる。このラウンドは、ジャッジ三者とも10-9で佐久間に付けた。

 2R、藤井はまたも打撃で積極的に攻めたてる。両者は金網際で攻防。ここで藤井がテイクダウンに成功し、パウンドを入れていく。佐久間はテイクダウンを防ごうとして金網をつかみ、口頭注意を受ける。このラウンドはジャッジ三者とも10-9で藤井。

 最終の3R、藤井がパンチで猛攻を仕掛ける。アッパーからの連打。そしてテイクダウンも何度も奪い、上からパウンドの雨を降らせる。チョークを狙い、バックマウントからパンチ。判定はジャッジ三者とも29-28で藤井に付け、3-0で藤井が勝利した。

 藤井は勝利後のマイクで、「酒井社長、次、チャンスをくださるなら、タイトル挑戦したいです」と王座挑戦を直訴した。


▼第1試合 バンタム級 3分3R
○キム・ミョンボ(韓国/TFC)
一本 3R 2分10秒 ※腕十字固め
●東 陽子(MMA KING GYM KOBE)

キムのストレートがヒット

 東(ひがし)は柔道で2002年全国高等学校選手権優勝、2003年フランスジュニア国際大会3位などの実績を持ち、日体大時代は全日本強化選手にも選ばれ、数々の全日本クラスの大会で活躍した選手だ。MMA(総合格闘技)転向後、今年のアマチュア修斗全国大会で優勝している。今回がプロデビュー戦。

 シングルマザーの東は「この試合をして、息子をアメリカに連れて行って、おいしいものをたくさん食べさせてあげたい」と、パンクラスで実績を作ってアメリカで試合をしたいと語っている。

キムをみごとに投げ飛ばした東(左)

 パンクラスは世界最大の女子MMA大会『INVICTA FC』(インヴィクタFC)と日本独占提携を結んだので、この試合に勝てば、アメリカに乗りこむチャンスが開ける可能性もある。

 対するキムも今回がデビュー戦で、女子としては長身の170㎝。UFCで活躍する“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンのジムに所属している。テコンドーは小学生から始めて黒帯(四段)を持ち、極真空手も黒帯。空手では昨年の秋に韓国で開催されたアジアン・カップ黒帯の部で3位に入賞、柔術も今年5月の大会で白帯部門3位になっている。

 キムは美人マネージャーから「KOで綺麗に勝ったら東京ディズニーランドが近いのでそのままご褒美に連れていく」と約束されており、モチベーションが高まっている。「ミドルキックとハイキックには自信があります。エキサイティングな試合を見せ、短い時間でKOします」とKO宣言もして見せた。

 1R、キムがパンチを連打しながら前に出る。何発かがヒットする。東はアゴを上げてしまう。しかし、東は組みついて見事に投げて見せ、上を取る。だが、キムは下から東の首に両足をからめ、“横せんたくばさみ”のような形に。

キムは投げられた後、何度も下からサブミッションを狙っていった

 ブレイク後、スタンドから再開。キムは前蹴り。さらに横蹴りを入れるが、東はこれをキャッチ。しかしキムは足をつかまれ片足立ち状態のまま、パンチを叩き込む。東は金網に押し込むが、キムがボディにヒザを入れる。

 2R、東はまた投げに成功するが、キムは下から腕や首を狙っていく。東は、投げた後をどうするかに課題がある。一方キムはテコンドーと空手ベースのストライカーながら、柔術大会でも入賞したというだけあって、サブミッションは東よりうまく、下からでも果敢に攻める。キムがバックを取るが、東は腰を上げ、一本背負いのような形でキムをマットに投げ落とす。

 3R、またも東は投げるが、キムは下から腕十字を狙っていく。そしてこれが極まり、キムがデビュー戦を一本勝ちで飾った。


▼第6試合 フライ級 5分3R
〇上田将竜(緒方道場/パンクラス・フライ級5位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●安永有希(東京イエローマンズ/パンクラス・フライ級9位)

▼第5試合 ストロー級 5分3R
〇井島裕彰(GUTSMAN/パンクラス・ストロー級3位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●前山哲兵(AACC/パンクラス・ストロー級6位)

▼第4試合 ストロー級 5分3R
〇八田 亮(ストライプル・オハナ/元ZST王者/パンクラス・ストロー級7位)
一本 2R 4分17秒 ※チョークスリーパー
●江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/パンクラス・ストロー級8位)

▼第3試合 フライ級 3分3R
〇曹 竜也(FIGHT STYLE)
判定3-0 ※三者とも30-27
●荻窪祐輔(K-PLACE埼玉格闘技道場)

▼第2試合 フェザー級 3分3R
〇松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)
TKO 3R 1分04秒 ※パウンド
●MIKE(AACC)

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