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【UFC】最恐女王サイボーグが圧勝KOでV2達成、次戦の相手にヌネス指名

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2018/03/03(土)UP

マットに倒れ込み、苦悶の表情を浮べるオマリー。痛みを乗り越え、勝利を掴んだ

▼バンタム級 5分3R
○ショーン・オマリー(23=アメリカ)
判定3-0 ※29-27 29-27 29-28
●アンドレ・スーカムタス(29=アメリカ)

 オマリーは昨年12月にUFCデビュー。細身の体から繰り出す多彩な回転技で観客を沸かせ、勝利を収めるとともに大きなインパクトを残した。プロ戦績は9戦全勝で、このうち6試合がKO・TKO勝ちだ。

 対するスーカムタスは昨年3月からUFCに参戦。2連敗を喫していたが、昨年12月にTKO勝ちで初白星を上げた。今回の新鋭対決で連勝を狙う。

 1R、サウスポーに構えたオマリーはフェイントやステップを駆使しながら、関節蹴り、後ろ回し蹴り、前蹴り、掛け蹴りをタイミングよく繰り出し、さっそく持ち味を見せる。じっくり様子を見ていたスーカムタスだが、オマリーの右ローでたびたびバランスを崩し、終盤に右フックを効かされてぐらつく。

 2R、巻き返したいスーカムタスはパンチで前に出始め、タックルからテイクダウンに成功。オマリーの下からの三角絞めと腕十字を外し、スーカムタスはトップをキープする。しかし、オマリーは下から長い腕をスーカムタスの首に巻き付け、捻りを加えてスーカムタスをひっくり返す。オマリーはマウント奪取からチョークを仕掛けたところでラウンド終了となる。

 3R、優勢に試合を進めていたオマリーにピンチが訪れる。オマリーは右ハイを放った際に足を負傷。直後にスーカムタスにテイクダウンを許し、サイドを取られる。スーカムタスのエルボーを被弾しながらオマリーは立ち上がるが、痛めた右足をマットに着けることもできない。スーカムタスは手負いのオマリーを再びテイクダウン。オマリーは一瞬顔をしかめるが、最後まで動き続けてこの大ピンチを耐え抜いた。

 試合が終了すると、すぐに倒れ込んで苦悶の表情で痛みを訴えるオマリー。その戦いぶりに観客から拍手が起こる中、オマリーの判定勝利が告げられた。


元王者アルロフスキー(右)が213cmの大巨人ストルーフェ(左)を破る

▼ヘビー級 5分3R
○アンドレイ・アルロフスキー(39=ベラルーシ/同級12位、元UFCヘビー級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●ステファン・ストルーフェ(30=オランダ/同級10位)

 アルロフスキーは2016年1月から現UFCヘビー級王者スティペ・ミオシッチをはじめ、アリスター・オーフレイムやフランシス・ガヌーを相手に5連敗。崖っぷちとなったが、昨年11月にジュニオール・アルビニに判定勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。

 対するストルーフェは213cmの長身から、スカイスクレイパー(摩天楼の意)の異名を持つファイター。2012年9月にはミオシッチにTKO勝ちを収めており、UFCでは12勝7敗の戦績を収めている。昨年9月のアレキサンダー・ヴォルコフ戦でTKO負けし、今回は再起戦となる。

 1R、アルロフスキーは左インローと右ローをコツコツと蹴りながら、ストルーフェの蹴りに右フックをカウンターで合わせる。組みの攻防に入ると、ストルーフェが上から伸し掛かるようにテイクダウンしにくるが、アルロフスキーは素早く体を入れ替えてトップを取った。

 2R、パンチの交錯から組み合いになる両者。ここでもテイクダウンを狙うストルーフェに対し、アルロフスキーは倒れながら体を入れ替えてトップを取る。だが、ストルーフェも足関節技の仕掛けからトップを奪い返し、パウンドを落とす展開を作る。終盤のスタンド戦で、ストルーフェはアイポークによる口頭注意を受けた。

 3R、接近戦での離れ際、今度はアルロフスキーがアイポークで注意を受ける。インターバルから試合再開されると、ストルーフェが左右ロー連打。アルロフスキーはいったん距離を取り直すと、強烈な右フックを浴びせ、終盤にはテイクダウンも奪った。アルロフスキーが判定勝ちを収め、2連勝を飾った。


<その他の試合結果>

▼女子バンタム級 5分3R
○ケトレン・ヴィエラ(ブラジル/同級5位)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●キャット・ジンガノ(アメリカ/同級6位)

▼女子ストロー級 5分3R
○マッケンジー・ダーン(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、29-28、28-29
●アシュリー・ヨーダー(アメリカ)

▼ライト級 5分3R
○ボビー・グリーン(アメリカ)
KO 1R 42秒
●ベニール・ダリウシュ(イラン)

▼バンタム級 5分3R
○ジョン・ドッドソン(アメリカ/同級8位)
判定2-1 ※28-29、30-27、29-28
●ペドロ・ムニョス(ブラジル)

▼ライトヘビー級 5分3R
○C.B.ダラウェイ(アメリカ)
相手の反則により1ラウンド終了時点で失格勝利
●ヘクター・ロンバード(キューバ)

▼ウェルター級マッチ 5分3R
○ザック・オットー(アメリカ)
TKO 1R 2分34秒
●マイク・パイル(アメリカ)

▼バンタム級マッチ 5分3R
○コーディ・ステーマン(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、28-29
●ブライアン・キャラウェイ(アメリカ)

▼ライトヘビー級 5分3R
○ジョーダン・ジョンソン(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、27-30、29-28
●アダム・ミルステッド(アメリカ)

Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

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