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【GLORY】ロスマレンが盤石の強さで2度目の防衛に成功

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2018/03/31(土)UP

得意の飛びヒザ蹴りを突き刺すザカリア(右)

▼フェザー級 5分3R
○ザカリア・ゾウガリー(23=オランダ/GLORYフェザー級8位)
判定5-0 ※五者とも30-26
●ベイリー・サグデン(20=イギリス/GLORYフェザー級10位)

 ザカリアはシュートボクシングの「S-cup65kg世界トーナメント」を2度制した実績を持ち、日本では“爆弾小僧”の異名で知られる。昨年5月に待望のGLORY参戦を果たし、いきなり2連勝を収めたが、同年12月にムエタイの超強豪ペッパノムルン・ゲッムーガオに失神KO負け。今回が再起戦となる。

 対するサグデンは昨年7月からGLORYに参戦し、無傷の2連勝中。ザカリアとのフェザー級ホープ対決を制し、上位ランキング入りを狙う。

 前日計量でバチバチのにらみ合いと舌戦を繰り広げた両者は、この日も試合開始前に鋭い眼光で闘志をぶつけ合った。

 1R、序盤から積極的にパンチをまとめてくるサグデンに対し、ザカリアは構えをスイッチしての飛びヒザ蹴りで強襲。パンチの打ち合いからサグデンはバックハンドブロー、ザカリアもバックスピンキック2連発を返す。

 多彩なコンビネーションを見せつけるザカリアは終盤、右ジャブで前に出ようとしたサグデンに左ハイをクリーンヒットさせる。サグデンはよろめいてマットに片手を着くものの、これはレフェリーがダウンを認めず。

 2R、サグデンが一気に間合いを潰してパンチをラッシュ。ザカリアも左右フック連打で迎え撃ち、両者は激しい乱打戦に。しかし、ザカリアの飛びヒザ蹴りと左ミドルを被弾したサグデンは後退する場面が増える。

 3R、ザカリアは開始直後から回転系の蹴り技を連発。サグデンもこれに怯まず強引に間合いを潰して右ボディを返す。至近距離での打ち合いが激しさを増す中、ザカリアが前蹴りから即座に右ストレートを突き刺す。

 直後にサグデンのクリンチを突き放しながら、ザカリアは強烈な左右フック。これでなぎ倒されたサグデンを見て、レフェリーがダウンを取る。すぐに立ち上がりパンチで逆転を狙うサグデンを、ザカリアは胴回し回転蹴りや飛びヒザ蹴りなどの得意技で跳ね返し続けた。

 最終回でダウンを奪ったザカリアが大差の判定勝ちでフェザー級ホープ対決を制し、復活の狼煙を上げた。


強烈な右フックを叩き込むマーカス

▼セミファイナル ミドル級 5分3R
○サイモン・マーカス(31=カナダ/GLORYミドル級2位、元GLORY同級王者)
TKO 1R 1分03秒
●ザック・ウェルズ(33=アメリカ)

 マーカスは昨年10月の『GLORY 46』でアレックス・ペレイラに判定で敗れ、ミドル級王座から陥落。今回が再起戦となる。

 対戦相手のウェルズは2015年10月のGLORYデビュー戦でKO勝ちを収めたが、その後はMMA(総合格闘技)の試合に出場していた。今回が2年半ぶりのGLORY参戦だ。

 1R、左ジャブを突きながら左ミドルや右インローを蹴るウェルズに対し、強烈な左ミドルを返すマーカス。ウェルズは右前蹴りをキャッチされ、直後にマーカスの強烈な右オーバーハンドを浴びる。

 クリンチに逃れようとしたウェルズのボディにヒザ蹴りを効かせたマーカス。ウェルズがコーナーまで後退したところを逃さず、マーカスは左右ボディ連打から顔面への右フックを一気に叩き込んでスタンディングダウンを奪う。

 ウェルズの状態を確認したレフェリーは、ダメージが大きいと判断し、ここで試合を止めた。再起戦を秒殺KO勝ちで飾ったマーカスは「パレイラ、俺がやって来たぜ」と、王者アレックス・パレイラへのリベンジをアピールした。

▶︎次ページ:会場を沸かせたライト級の大熱戦

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