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【GLORY】ロスマレンが盤石の強さで2度目の防衛に成功

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2018/03/31(土)UP

伏兵ニコルス(右)のアグレッシブファイトに手を焼きながらも、メクセン(左)は正確に有効打を重ねて王者の意地を見せた

▼118ポンド(約53.5kg)契約 5分3R
○アニッサ・メクセン(29=フランス/GLORY女子スーパーバンタム級王者)
判定5-0 ※29-28、29-28、29-28、30-27、30-27
●アシュリー・ニコルス(31=カナダ)

 メクセンは昨年12月の『GLORY 48』で、ティファニー・ヴァン・ソーストから判定勝ちで女子スーパー・バンタム級王座を奪取。戴冠1戦目の今大会はノンタイトル戦での出場となった。

 対戦相手のニコルスはMMAを主戦場としており、今大会がGLORYデビュー戦。既に5月の『GLORY 53』で初防衛戦が行われることも決まっているメクセンは、快勝で弾みをつけたいところだ。

 1R、ニコルスとグローブを合わせるや否や、メクセンはワンツー、左フック、右ミドルの高速コンビネーション。ニコルスは細かい左ジャブ連打からの右ストレートで前に出るが、メクセンの軽やかなバックステップを前にヒットを奪えない。

 さらにメクセンは怒濤の顔面パンチ連打で、ニコルスにガードを固めさせて右ロー。ニコルスも怯まずに前進し続け、飛びヒザ蹴りを狙ったメクセンをワンツーで吹っ飛ばす場面を作る。

 2R、勢いづいたニコルスはがひたすら間合いを潰し、クリンチからヒザ蹴り。連打を封じられたメクセンもここは譲らず、下がりながら左ミドルやテンカオをカウンターで正確に合わせる。終盤には両者が足を止めて激しいパンチの応酬に。

 3R、疲れ知らずのニコルスはなおもストレート系のパンチを連打しながらメクセンに迫る。メクセンは回り込みながら被弾を回避し、直後にパンチ連打からミドルやローにつなげるコンビネーションで対抗。ニコルスが乱れ打ちモードに入ると、メクセンも打ち合いにいき、両者は最後まで手数を落とさなかった。

 メクセンは伏兵ニコルスのアグレッシブファイトに苦戦を強いられながらも、的確に有効打を重ね、判定勝ちで戴冠1戦目を飾った。


レメアー(奥)の強烈なパンチでカモジー(手前)は口から血しぶきが飛ぶ

▼ミドル級 5分3R
○マイク・レメアー(31=アメリカ/GLORYミドル級10位)
判定5-0 ※五者とも30-27
●クリス・カモジー(31=アメリカ/GLORYミドル級11位)

 レメアーはムエタイのWBCとWCKで世界王座に就いた実績を引っさげ、2013年6月からGLORYに参戦。勝ち負けを繰り返しながら現在までに4勝5敗の戦績を残している。昨年12月の『GLORY 48』で勝利しており、今大会で初の連勝を狙う。

 対するカモジーはMMAファイターとして、昨年5月までに世界最高峰のUFCで19試合に出場してきた。GLORYには昨年12月の『GLORY 48』で初参戦し、デビュー戦をTKO勝利で飾っていきなりミドル級の11位にランクインしている。

 1R、序盤にワンツーをクリーンヒットさせたカモジーだが、レメアーのクリンチに捕まりヒザ蹴りを被弾するとペースダウン。レメアーは鋭い蹴りを上下に散らして、カモジーを寄せつけない。

 2R、レメアーの右ボディストレートに一瞬顔をしかめるカモジー。直後にレメアーの右ハイも被弾したカモジーは徐々にクリンチに逃れる場面が増える。レメアーは組み際にヒザ蹴りを突き刺し、離れ際には右フックも叩き込む。

 3R、カモジーの飛びヒザ蹴りに右フックを合わせるレメアー。カモジーは右ストレートも被弾して鼻から出血する。終了間際にはレメアーが左右フックからのヒザ蹴りでカモジーにコーナーを背負わせ、右ハイも振り抜く。タフなカモジーは足下をふらつかせながらも最後まで倒れることはなかった。

 レメアーがMMAからの刺客を終始圧倒し、判定勝ちで初の2連勝をマークした。

 試合後にマイクを向けられたレメアーは、「まずはMMAの最高峰からキックボクシングの最高峰に来てくれたクリスに感謝したい。彼は前回、俺のようなトップレベルのキックボクサーに勝っているし、予想通り簡単に跳ね返せるような相手ではなかった。(観客に対して)いつも通り、俺はみんなに良い試合を届けられたことを願うよ。ここが俺のホームだ」と勝利の喜びを言葉にした。


<その他の試合結果>

▼ミドル級 5分3R
○トロイ・ジョーンズ(アメリカ)
判定5-0 ※五者とも30-27
●ポール・バナシク(アメリカ)

▼ウェルター級 5分3R
○チャールズ・ロドリゲス(アメリカ)
判定5-0 ※五者とも30-27
●ブライアン・ブランズ(アメリカ)

▼プレリム ライト級 5分3R
○ジャーメイン・ソト(アメリカ)
判定3-2 ※30-27、28-29、29-28、29-28、29-28
●アレックス・ヒグリー(アメリカ)

▼プレリム ウェルター級 5分3R
○アーサー・エストラズラス(アメリカ)
TKO 3R 2分20秒
●クリス・ボニラ(アメリカ)

▼プレリム 125ポンド(約56.7kg)契約 5分3R
○ジェリカ・トリアス(アメリカ)
判定5-0 ※30-27、29-28、29-28、29-28、29-28
●ナタリー・モーガン(アメリカ)

▼プレリム 145ポンド(約65.8kg)契約 5分3R
○ホゼ・パラシオス(ニカラグア)
判定3-2 ※29-28、28-29、29-28、28-29、29-28
●ソヴァンケサ・ソム(カンボジア)

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