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【BOM】17歳の世界二冠王・名高がボディブローでKO勝ち、ラジャダムナン王座挑戦が決定

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2018/07/01(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

名高(左)が圧勝。勢いそのままにラジャダムナンのベルト獲りに挑む


BOMプロモーション

「The Battle Of Muaythai 18(BOMXVIII)」
2018年7月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール

▼第7試合 WMCミニフライ級契約 日・タイ対抗戦 3分5R
〇名高・エイワスポーツジム(17=エイワスポーツジム/WBCムエタイ世界ミニフライ級王者)
TKO 2R 2分29秒 ※左ボディブロー
●ビックワン・ラサノン(タイ/イサーンムエタイミニフライ級王者)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 名高は小学生時代からアマチュアジュニア大会で数々のタイトルを獲得し、17冠王に輝いた実績を持つ“天才ムエタイ少年”。プロ転向後は、日本とタイを行き来し、ムエタイの殿堂であるラジャダムナンスタジアムを拠点として活躍。2017年4月のBOMにてKO勝ちでWMC世界ピン級王座を獲得し、今年4月にはWBCムエタイ世界ミニフライ級王座も獲得、日本人最軽量級での王座獲得という偉業を成し遂げた。

 今回の対戦相手ビックワンはタイの東北地方イサーンの王者であるビックワン。事前のデータが全くない未知のムエタイ戦士だ。

 1R、両者は距離を測るようにミドルキックで様子を見る。ビックワンが強めの右ミドル、右ローも蹴って来ると、名高は左ボディストレートを放つ。

 2Rは名高が前に出てパンチを出す。ビックワンは右ミドルを多用し、名高は蹴り足をキャッチするとボディにパンチを入れ、軸足を払ってコカす。

 左ストレートでボディを打っていく名高は前蹴りも突き刺す。名高の左ボディブローでビックワンが腹をかばって下がり、すかさず名高がボディに追い打ちをかけるとビックワンはダウン。立ち上がるも、もう一発左ボディブローを喰らわすとビックワンはもんどりうってダウン。

 レフェリーがストップし、名高が圧倒的な強さを見せてTKO勝ちした。するとここでモニターにて“重大発表”。名高が2018年中にムエタイ最高峰のラジャダムナンスタジアム王座に挑戦することが決定したと発表されたのだ。

 名高はマイクを持ち「2週間前に試合をして短いスパンで不安もあったんですが、KO出来て嬉しいです。今年、ラジャダムナンのタイトルマッチを組んでいただけたので、このチャンスをしっかりものにして軽量級初の世界チャンピオンになれるようにしっかり練習します」と宣言。

 ラジャダムナンの王座に就いたことがある日本人選手は、ムエタイ500年の歴史の中でわずか9人。タイ人は小柄なため軽量級の層が厚くてレベルも高く、タイ人以外で王座に就いた選手はいない。藤原敏男と梅野源治が獲得したライト級が最軽量だ。

 名高はこの“神の階級”と呼ばれる範囲内になるミニフライ級の王座に挑戦予定。エイワスポーツジムの中川会長は「7月に王座決定戦で新王者が決まるので、8月か9月にラジャダムナンスタジアムでその勝者へ挑戦する予定です」と明かした。果たして、名高は史上初の快挙を成し遂げることが出来るか。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


重いローでKO勝ちしたマキ(右)

▼第10試合 WMC日・タイ対抗戦 68.50kg契約 3分5R
●J(27=TSK JAPAN/WMC日本スーパーウェルター級王者)
TKO 4R 2分14秒 ※右ローキック
〇マキ・ヒンレックファイ(32=タイ/真樹ジムAICHI/元オムノーイスタジアム・ライト級3位)

※この試合の速報動画(3,4R ノーカット)はこちら

 Jはパンチ主体のファイトスタイルで11勝(9KO)とKOが多い倒し屋。今年3月のWMC日本スーパーウェルター級王座決定戦でバックハンドブローによる初回KO勝ちで王座に就いた。今回が初めてのタイ人との試合になる。ヒンレックファイは過去に新日本キックボクシング協会の王者に勝ち、RISE王者と引き分けるなど実力を証明している。

 1R、Jはローキックからパンチを狙い、顔面前蹴りをヒットさせる。ヒンレックファイはほとんど様子見だったが、終盤に狙いすました左ヒジをJのアゴに見舞った。

 2R、パンチのラッシュをかけたJにヒンレックファイはヒジ打ちを命中させて仰け反らせる。ヒジを警戒するJは前蹴りを多用、するとヒンレックファイは強い右ローを狙い撃ち。

 3R、ヒンレックファイは重い右ミドルと右ロー、Jはパンチと前蹴りで対抗するが、ヒンレックファイの重い一発が目立つ。

 4Rはさらに右ローを徹底的に蹴っていくヒンレックファイ。ワンツーで応戦したJだが、ヒンレックファイの右ローが強烈にヒットし、ついにダウン。何とか立ちあがるも右ローをもう一度もらい、ダウンしたところでレフェリーが試合をストップした。

※この試合の速報動画(3,4R ノーカット)はこちら

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