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【GLORY】女王メクセンが100戦目でまさかの陥落、物議の判定にCEOは再戦の考え

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2018/08/12(日)UP

イルンガ(右)にパンチを押し込まれるヴァキトフ(左)

▼メインイベント GLORY世界ライトヘビー級タイトルマッチ 3分5R
○アルテム・ヴァキトフ(27=ロシア/GLORY世界ライトヘビー級王者)
判定3-0 ※49-46、48-47、48-47
●ダニョ・イルンガ(31=ドイツ/GLORY世界ライトヘビー級4位/挑戦者)
※ヴァキトフが4度目の防衛に成功。

 ヴァキトフは2016年3月にサウロ・カバラリに判定勝ちを収め、GLORY世界ライトヘビー級王座を奪取。以降はザック・ムウェカッサ、カバラリ、アリエル・マチャドの挑戦を退け、3度の王座防衛に成功している。

 対するイルンガは2011年3月に『It’s Showtime』の-95kg MAX世界王座に就いた実績の持ち主。2015年11月にワンマッチでヴァキトフと一度対戦しており、その時は判定で敗れている。今回は王座を懸けてのリベンジマッチとなった。

 1R、ガードを高く保ちながらジリジリと前進してくるヴァキトフに対し、イルンガは左ジャブと左右ローをテンポ良く繰り出しながら、絶妙なタイミングでボディへのヒザ蹴りも当てていく。ヴァキトフはガードの隙間からイルンガに右アッパーも突き上げられるが、ダメージは無い様子。

 2R、イルンガはヴァキトフのガードを越えるように右フックを放ち、すかさず左ボディと右インローにつなげる鮮やかなコンビネーションを決める。ヴァキトフも鋭いワンツー、左ミドル、左インローを返して徐々に手数を増やしていく。

 3R以降は一進一退の攻防が続き、ヴァキトフがコンパクトにパンチをまとめると、イルンガはボディへのヒザ蹴り。4Rに入ると、ヴァキトフが強烈な右ハイと後ろ回し蹴りをガードの上から叩き込み、イルンガは左目の上をカットして出血する。

 5Rには両者がワンツーから左右ローのコンビネーションをぶつけ合い、イルンガが左右アッパーや顔面ヒザ蹴りで王者に迫る見せ場を作った。 

 接戦の行方は判定に委ねられ、ヴァキトフに軍配が上がると、セミファイナルに続いてこの試合の結果にも観客からは大きなブーイングが沸き起こる。これにはヴァキトフも苦笑いを浮べ、「イルンガは前回よりも強かった。ジャッジについては公平な結果だと思うが、簡単な試合など無いということだ」と、苦戦の末の防衛であったことを認めた。


ボイナザロフ(左)のアゴにフックを叩き込むアダムチャック(右)

▼フェザー級 3分3R
○セルゲイ・アダムチャック(28=ウクライナ/元GLORY世界フェザー級王者/GLORY世界同級2位)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●アンヴァー・ボイナザロフ(29=ウズベキスタン/元GLORY世界フェザー級暫定王者/GLORY世界同級6位)

 アダムチャックは2016年7月にガブリエル・バルガに敗れてGLORY世界フェザー級王座から陥落したが、昨年9月には現王者ロビン・ファン・ロスマレンに挑戦するなど、現在もタイトル戦線にしっかりと絡み続けている。

 対するボイナザロフは昨年12月のGLORY世界フェザー級暫定王座決定戦で、ケビン・ヴァン・ノーストランドに秒殺KO負けを喫し、今回が再起戦だ。アダムチャックとは2015年9月に一度対戦しており、判定で敗れている。

 1Rはアダムチャックが変則的なステップから一気に踏み込んでパンチをまとめ、ペースを握る。ボイナザロフもワンツーを返すが、アダムチャックの素早い出入りを前に空振りが目立つ。

 2Rも同様の展開となり、アダムチャックは右ジャブから左ボディ、左ストレート、左ローに素早くつなぐ。終盤にはボイナザロフがしぶとく追いかけて、左右ボディ連打から飛びヒザ蹴りを返す。

 3Rに入っても足を使ってリング内を縦横無尽に動き回りアダムチャックに対し、ボイナザロフも右インローや右ミドルを届かせる。しかし、アダムチャックは右ハイからの左ストレートやテンカオなどもヒットさせてボイナザロフに反撃を許さず、危なげなく判定勝ちを飾った。

▶︎次ページ:城戸康裕に反則負けしたグランダーが再起戦で圧勝

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