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【ボクシング】ロマチェンコが壮絶ダウン奪い「止めないのか」とゼスチャー、元王者コミーに大差で勝利

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2021/12/12(日)UP

ワシル・ロマチェンコ(Naoki Fukuda)

 12月11日(現地時間)、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて行われたライト級12Rで元世界ライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)と、元IBF世界ライト級王者でKO率81%を誇るリチャード・コミー(34=ガーナ)が対戦し、ロマチェンコがダウンを含む判定で3-0(117-110、119-108、119-108)で圧勝した。

【動画】ロマチェンコが壮絶ダウン奪った瞬間! 「止めないのか」とゼスチャー

 1Rはコミーが攻めペースを握ったが、2Rからロマチェンコが手を出し始め打ち合いに。ロマチェンコのボディも冴える。以降もパンチの精度が高いロマチェンコのパンチがヒットしはじめ、ロマチェンコのペースに。打ち合うシーンもあるが、ロマチェンコの独特のステップからスピードと連打が上回る。

 そして7R、連打からのフックがクリーンヒットし、コミーが仰向けにダウン。なんとか立ち上がるもダメージが残っており、ロマチェンコがコミー陣営または主催本部に対し“止めないのか”とゼスチャー。しかし続行され、ロマチェンコの連打に防戦一方でKO寸前だったがゴングに救われる。

 以降もロマチェンコが圧倒し、大きな判定差でロマチェンコが勝利した。

 昨年10月、3団体統一王者だったロマチェンコは4団体統一を目指し、IBF王者テオフィモ・ロペス(米国)に敗れ王座陥落。再び王座を目指し、前戦は中谷正義にTKO勝利、今回で2連勝を収め、次戦世界タイトル戦の実現が期待される。

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