2022/11/19（土）UP
（最終更新：2022/11/19 22:54）

老沼（左）は阿部（右）を蹴りで攻略した

▼第5試合　KNOCK OUT-RED -50.8kg契約/3分3R・延長1R
〇老沼隆斗（STRUGGLE/元REBELS-REDスーパーフライ級王者）
判定3-0　※30-28×3
●阿部晴翔（チーム・タイガーホーク）

阿部は左フックと右ストレートでKOを狙ったが、不発に終わった

　老沼は空手仕込みの蹴り技を武器に、18年にREBELS-REDスーパーフライ級王座を戴冠。REBELS軽量級のエースとして、団体を背負ってきた。しかし、21年2月の3度目の防衛戦で王座を白幡裕星に奪われて王座陥落。同年10月にはRIZINに初出場したが奥脇竜哉に判定負け。11月には花岡竜にKO負けを喫している。

　阿部は昨年11月、スックワンキントーンフライ級王者・細田昇吾にKO勝利し勢いに乗る新鋭。老沼の所属ジムの先輩・松﨑公則の引退試合の相手を務めている。

老沼はレベルの高い攻防を見せた

1R、老沼はジャブをついて右ハイキックをダブルで攻撃。これはブロックした阿部だが、老沼の右ミドルキックが入る。さらに老沼は右ローキックをヒットさせる。阿部はプレッシャーをかけて右を狙うが、老沼はブロックした。

　2R、老沼は右ハイキックを見せながらロ―キック、ミドルキックを的確に入れていく。阿部はプレッシャーをかけて右フックからの左ボディを何回もヒットさせていった。老沼は右フックをロングで放ち、阿部がガードを固める形となる。

　3R、勢いのある老沼は右の攻撃を軸に戦っていたが、左の攻撃も入るようになり、完全にペースを掴んだ。阿部は右クロスを狙っているが、入り際に老沼の蹴りが飛び、動きが止まってしまう。最後まで老沼はペースを守り、3-0の完勝となった。

古木（右）は右フック一撃で響波をKOした

▼第4試合　KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級/3分3R・延長1R
●響波（Y’s glow/初代KNOCK OUT-REDバンタム級王者）
KO　1R1分33秒　※右フック
〇古木誠也（G1 TEAM TAKAGI）

バッタリと倒れた響波は立ち上がれなかった

　初代KNOCK OUT-REDバンタム級王者の響波は今回階級を上げ、BLACKルールのスーパーバンタム級で試合を行っている。今年8月のMA日本キックで既に、MA日本キックスーパーバンタム級王座を獲得。パンチ連打によるTKO勝利で戴冠し、実績を作っているため、新鋭の古木とどんな試合を展開するのか注目が集まる。

　1R、響波は飛び込んでヒザ蹴り。古木はディフェンスすると、右ローキックを太腿とカーフに蹴り分ける。何回もローキックを受けた響波はヒザ蹴りで対抗するも、古木はローキックを蹴りまくる。そして、右フックがアゴを貫くと響波はダウン。すぐにKO決着となった。　

　衝撃のKO勝利を収めた古木は、「こうして勝てたのはジムのみんなと家族のおかげです。12月11日に試合があるので、よろしくお願いします」と挨拶した。

＜その他の試合結果＞
▼第3試合　KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R・延長1R
〇角田泰盛（CRAZY WOLF）
TKO　3R 1分20秒　※パンチ連打→レフェリーストップ
●千羽裕樹（スクランブル渋谷）

▼第2試合　KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R
●NIIZUMAX!（クロスポイント吉祥寺）
TKO　3R 1分08秒　※ドクターストップ
〇仲川広汰（Ten Clover Gym）

▼第1試合　KNOCK OUT-BLACK-62.0kg契約/3分3R
●富田エレデネ（クロスポイント吉祥寺）
TKO　3R 0分49秒　※セコンドからタオル投入
〇アックス斧田（KIBAマーシャルアーツクラブ）
※山崎尚英（スタートゲートジム）が計量不参加で失格。急遽、富田が出場となった。

▼プレリミナリーファイト第1試合　KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R
〇柿﨑瑠（クロスポイント大泉）
TKO　1R 1分48秒　※バックブロー→レフェリーストップ
●新井昂弥（Ten Clover Gym）

▼KNOCK OUTアマチュア・チャレンジマッチ/-65.0kg契約/2分2R
●羽黒慈夢（クロスポイント大泉）
判定0-2　※19-20、19-19、19-20
〇坂根卓弥（クロスポイント吉祥寺）