2022/12/18（日）UP
（最終更新：2022/12/19 07:04）

麻央が真優から判定勝ちを収めた

蹴り技冴える麻央、6年ぶり復帰戦を勝利で飾る

▼第4試合　Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
●真優（まひろ 22=月心会チーム侍）
判定0-3　※三者ともに28-30
〇麻央（25=K-1ジム心斎橋チームレパード）

麻央の蹴りが効果的に真優にヒットした

　真優は今年6月のK-1初の女子大会『K-1 RING OF VENUS』では35戦以上のキャリアを誇る芳美に勝利し今回の連勝つなげたいところ。
　対する麻央はプロ戦績6戦 5勝 1敗で今回が6年ぶりの復帰戦だ。

　1R、真優はローキックを蹴り合う。麻央は左ミドルキックを連発。真優は打ち合いたいも、蹴りが飛んでくるため、なかなかリズムに乗れない印象。麻央は右ストレートのカウンターで攻撃。これはガードした真優だが、インローを返すのが精一杯か。

真優は反撃も及ばなかった

　2R、麻央は蹴りからパンチのコンビネーションにつなげる。真優は左フックを打ち込むも、麻央の蹴りがそれを相殺する。後半は真優がパンチを当てるも、麻央の勢いが上か。

　3R、麻央はパンチから蹴りにつなげるコンビネーションを見せる。真優はパンチの打ち合いに持ち込みたいが、互いにバッティングで苦しむ展開に。それでも両者とも、最後はパンチを打ち合う。判定勝負となり、麻央が3-0で勝利をものにした。

櫻井梨華子（右）がベテランの芳美（左）を撃破した

▼第3試合　Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
●芳美（OGUNI-GYM）
判定0-3　※28-30×2、27-30
〇櫻井梨華子（優弥道場）

芳美は櫻井の攻撃に押されてしまった

　芳美は、2005年にプロデビューし、35戦以上のキャリアを誇る。NJKFの女子部門＝ミネルヴァを中心に活躍し、2021年からKrushに参戦。今年6月、K-1初の女子大会「K-1 RING OF VENUS」ではK-1女子フライ級のトップ戦線で活躍する真優に敗北。今回が再起戦。

　一方の櫻井は2度のK-1アマチュア全日本大会チャレンジ女子Bクラス -55kgで優勝し18年にプロデビュー。21年9月、K-1横浜アリーナ大会でKrush女子フライ級王者・壽美とスーパーファイトで対戦し、惜しくも判定負け。今年6月、K-1初の女子大会「K-1 RING OF VENUS」では流血のマドンナ鈴木万李弥にも判定負けし連敗中、再起に挑む。

　1R、サウスポー構えの芳美は左右のパンチからローキックへつなげる。櫻井は前蹴りで、芳美の突進を受け止めてからローキックを返す展開。芳美は左右フックと右オーバーフックを使い分けた。