【NKB】44歳・藤原あらし、老獪テクニックでランカーの則武知宏にTKO勝利！ アリスは首地獄でMickeyに判定負け

2022/12/24（土）UP
（最終更新：2023/06/16 10:54）

▼セミファイナル　フェザー級 3分3R
●TAKERU（GET OVERWBC／ムエタイ日本統一フェザー級8位／DBSフェザー級王者／RKAフェザー級王者）
判定0-3 ※45-50、47-50
〇勇志（テツジム／NKBフェザー級3位）

　TAKERUは15年にプロデビュー。昨年1月にKNOCK OUTへ初参戦、今年7月には3倍以上のキャリアを持つ栗秋祥梧に完勝し、第2代KNOCK OUT-REDフェザー級王座決定戦で小笠原瑛作と対戦するも敗れている。NKBフェザー級3位の勇志と、どんな試合を展開するのか注目が集まる。

　1R、互いにサウスポー構え。ローキックで探り合う。TAKERUが前蹴りを見せると勇志は右フックを合わせる。軽くヒットすると、TAKERUは再び前蹴り。勇志がフックを見せると、これはTAKERUがかわす。勇志は左を打つも単発に終わる。

　2R、TAKERUは右ボディを見せる。勇志は左右のパンチからミドルキックをヒット。さらにカーフキックも効果的に入れて、手数が増えてくる。

　3R、このラウンドは打ち合いが激しくなっていく。TAKERU、勇志ともにフックを打ち合うも、決定的な場面は出てこない。それでも、互いにロ―キックで削りながら打ち合いを何度も見せる。勇志の左ミドルキックでTAKERUの右脇が真っ赤に腫れている。

　4R、TAKERUはローキックでダメージを与えていく。勇志は左右のパンチからミドルキックを放つ。TAKERUはプレッシャーをかけてロ―キック。だが、疲れが出たのか両者、見合う場面が増えてくる。

　5R、TAKERUはロ―キックを蹴っていく。手数が減る勇志は、守勢に回っていくが、右のヒジ打ちで右目上をカットする。ここからペースを握った勇志が、左ストレートをヒットしてダウンを奪う。立ち上がったTAKERUは反撃するも、判定へ。3-0で勇志が勝利をものにした。

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▼第10試合〈ウェルター級王座決定トーナメント〉ウェルター級 3分3R（延長1R）
〇笹谷淳（team COMRADE／NKBウェルター級3位）
TKO  2R 0分47秒　※セコンドからタオル投入
●ゼットン（NKジム）

　ウェルター級王座決定トーナメントが開幕し、ウェルター級3位・笹谷淳とゼットンが激突。笹谷は、パンチやヒジ打ち、ヒザ蹴りを器用に使いこなすオールラウンダー。今年2月には、見事な左の三日月蹴りでKO勝利。6月には天雷しゅんすけとドローに終わっている。ゼットンとの試合の結末はいかに。

　1R、サウスポー構えの笹谷は、左ローキック、左ハイキック、左ボディストレートと揺さぶりをかける。ゼットンは右、左、右のパンチで攻撃。笹谷の左が入り、ゼットンは守勢に。だがゼットンの左が入り、笹谷がダウン。立ち上がった笹谷は、今度は左をヒットしてダウンを奪い返す。

　2R、互いに打ち合うと笹谷の左が入り、ゼットンがダウン。すぐにセコンドからタオルが投入されて、笹谷のTKO勝ちに。
　この結果、笹谷がトーナメント決勝でCAZと対戦することが決まった。

　笹谷は「自分は今、47歳。今が一番強いと思っています。2年前に戦ったCAZ選手から勝利を得てベルトを巻きたいと思います」とアピールした。

　対するCAZもリングに上がり、「初めてNKBで2年前に戦ったのが、笹谷選手でした。今の試合を見て、笹谷選手が勝つと思った人？　僕が勝つと思った人？（拍手が同じくらい起こった）次の試合、がんばります」と返した。

 

▶次ページは、CAZ JANJIRA vs.Hiromi、Mickey vs.アリス、その他の試合結果

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