2024/03/23（土）UP
（最終更新：2024/03/23 22:05）

椿が世界１位の結城を破り、環太平洋フェザー級王座決定戦に名乗り

▼［第6試合］フェザー級5分3R
●結城大樹（同級世界1位／マスタージャパン福岡）
判定0-3　※三者共に28-29
〇椿飛鳥（同級環太平洋10位／トライデントジム）

　結城は現在世界ランキング1位ではあるが､昨年7月に修斗初参戦のオーディンに不覚を取るなど歯痒い試合もあり､堅守ではあるが判定勝ちが多くそろそろわかりやすい強さが求められている。対する椿は齋藤翼との大熱戦を制し勢いに乗る。

カーフキックを決めていった椿

　1R、椿は右カーフキック。バランスを崩す結城だが、そのままダブルレッグに入り、ケージに押し付ける。倒されないようにケージを背にする椿。結城はテイクダウンを奪えず。再度、同じ展開になるも、離れると椿がカーフキックを何発も決めて優位に立つ。

　2R、椿はカーフキック。結城はダブルレッグでテイクダウンを奪い、バックに回り込む。立ち上がる椿の背中に乗る結城。この攻防が長くなるも、椿は脱出。再度、結城がダブルレッグに入るも、椿がフロントチョークを仕掛ける。結城が腰を落として耐えると、椿がう上になる展開に。パウンド攻撃をしたところでラウンド終了。

結城はパンチを返すも力が入らなかったか

　3R、このラウンドは途中まで立ちの打撃の交換。椿のカーフキックが入り、結城がバランスを崩すもパンチを返した。椿はバックに回ると、結城の背中に乗り後ろから仕掛ける。最後まで優位に試合を進めた椿が判定3-0で勝利した。

　椿はマイクを握ると「世界1位になりました！　あとはSASUKE選手と言いたいところですが、ここは謙虚に環太平洋くらいで。あれ、メインがなくなったと（笑）。じゃあ、次は僕でお願いします！」と王座決定戦に名乗りをあげた。

川北（右）は平川（左）を攻略した

▼［第5試合］バンタム級5分3R
●平川智也（同級世界7位／マスタージャパン東京）
一本 2R 1分02秒　 ※フロントチョークスリーパー
〇川北晏生（TRIBE TOKYO MMA）

平川は積極的に打撃を出していったが

　昨年9月にライダーHIROを判定で下し、3連勝中のベテランの平川。対するは、昨年11月にライダーHIROから一本勝ちを収めている川北と激突する。

　1R、サウスポー構えの平川は、インローを何発も入れていく。川北は左右のフックで追い込んでいく。ローキックの平川、パンチの川北の攻防。壁レスになるも、ここは2人とも互角の展開。離れると平川の右が入り、川北がバランスを崩す場面も。

一本勝ちを収めた川北

　2R、平川はインローを蹴っていくと、川北がダブルレッグを仕掛ける。これを潰し組みついた平川に、川北がフロントチョークスリーパーの体勢へ。うまく回転させると、上になりフロントチョークスリーパーをセット。このまま平川が落ちてしまったようで、レフェリーが川北の一本勝ちを宣告した。

　一本勝ちを収めた川北は、「刺激的な時間、ありがとうございました。もっと刺激的な相手をお願いします」とアピールした。

＜その他の試合結果＞

▼上原平エキシビションマッチ
※試合キャンセルとなったため、上原平（リバーサルジム横浜グランドスラム）がエキシビションマッチをリオン武と実施。

▼［第4試合］68kg契約5分2R
●児山佳宏（パラエストラ松戸）※元環太平洋ライト級王者
KO 1R 2分12秒　 ※パンチ連打
〇松浦真実也（総合格闘技実業団トップティア）

▼［第3試合］epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024フライ級5分2R
●片山将宏（TRIBE TOKYO MMA）
TKO 1R 4分22秒　 ※カーフキック→レフェリーストップ
〇大竹陽（HAGANE GYM）
※片山が契約体重オーバーのため、大竹が勝ち点3を獲得、57.25kgのキャッチウエイトで実施。

▼［第2試合］フェザー級5分2R
●島村裕（パラエストラ小岩）
KO 1R 4分21秒　 ※パウンド連打
〇青井太一（心技舘）

▼［第1試合］バンタム級5分2R
●中野剛貴（KRAZY BEE）
KO 2R 2分35秒　 ※パンチ連打
〇人見礼王（修斗GYM東京）

▼キッズ6 40kg以下契約3分1R
〇遠藤隼斗（心技舘）
判定3-0　※三者共に10-9
●松川瑛大（HAGANE GYM）

▼キッズ3 32kg以下契約3分1R
●大貫吏翔（心技舘）
一本 1R 1分19秒　 ※腕ひしぎ十字固め
〇佐久間丈（フォーランバス）