2024/10/13（日）UP
（最終更新：2024/10/13 22:48）

ジョムク（左）が蹴りを的確に入れてJASMINEを下した

▼第4試合　WMA世界フェザー級（57.15kg）王座決定戦　2分5R
●JASMINE（ポゴナクラブ）
判定0-3　※48-49×2、48-50
〇ジョムク・ワン・ルックムアンペッチ（タイ）
※ジョムクが新王者に

JASMINEは蹴りからパンチへつなげるも崩すことはできず

　女子のムエタイ団体WMAの世界フェザー級（57.15kg）タイトルを懸けてJASMINEとジョムク・ワン・ルックムアンペッチが対戦。

　JASMINEは、ボート国体入賞を果たした剛腕を武器にIPCC日本女子スーパーバンタム級王座、WMC日本バンタム級王座を獲得している二冠王。WMAフェザー級ランキング1位のジョムクを倒し、念願の世界タイトル奪取を狙う。

　1R、JASMINEはプレスをかけてパンチ連打で追い込む。ジョムクはガードしながら、ミドルハイで腕を狙う。JASMINEはミドル、パンチで攻撃。ジョムクは的確に蹴りでポイントを奪っている印象。

ジョムクが新王者となった

　2R、JASMINEは右ローキックで攻撃も、ジョムクはミドルハイを返す。JASMINEは詰めるも、首相撲の展開は互角か。バックブローのJASMINE。ジョムクはヒジ打ちをカウンターでヒットさせた。

　3R、ジョムクはミドルハイを連続で繰り出す。JASMINEは前へプレスをかけてローキックを連発。ジョムクはミドルハイを決めていく。

　4R、勝負のラウンドは、互いに前へ出て前蹴りからミドルキックの激しい攻防に発展。JASMINEは一歩も引かずにパンチを叩き込む。ジョムクはミドルハイ、ヒジ打ちを見せた。

　5R、ここまで大きな差がない両者。JASMINEが前へ出て仕掛けると、ジョムクはこれに応えてヒザ蹴りの攻防に。首相撲のなると、ややジョムクが上か。判定は3-0でジョムク。ジョムクが新王者となった。

タイ強豪を下して8連勝となった藤原

▼第3試合　BOM女子アトム級（46.26kg）　2分3R
〇藤原乃愛（尚武会フジワラムエタイジム）
判定2-0　※29-28、28-28、30-29
●ミンタ・ノーアヌワット（タイ）

ミンタはミドルハイで攻撃を組み立てた

　BOM初参戦の藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァピン級タイトルを獲得。昨年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。今年6月にはタイでFairtex Fight47kgタイトルを獲得。前戦は9月にラジャダムナンスタジアムで完勝し、現在7連勝中。

　ミンタは、藤原も定期参戦しているFairtex Fightを主戦場にし、RWSにも出場しているパンチャーだ。