2024/11/23（土）UP
（最終更新：2024/11/23 16:58）

グディエレス（右）はパンチを打ちながら突進して後藤を苦しめた

▼セミファイナル第10試合 DEEP バンタム級 5 分 3R
●後藤丈治（TRIBE TOKYO MMA）
判定1-2　※28-29×2、29-28
〇マンド・グディエレス（Murcielago MMA）

後藤は多彩な打撃で勝負するも、あと一歩だった

　セミファイナルは、［DEEP バンタム級 5分 3R］で空手と柔道をバックボーンに持つ後藤丈治と、マンド・グディエレスが激突。グディエレスはUFCの登竜門『ダナ・ホワイト・コンテンダー・シリーズ（DWCS）』に出場しており、朝倉海のタイ修行ではスパーリングパートナーを務めた経験も。実力者同士の対決が期待される。

　1R、後藤は、グディエレスの突進に合わせて右のパンチをヒット。後藤はさらに打撃で畳み掛けるがグディエレスは、組み付いてシングルレッグでテイクダウンを狙う。これを解除した後藤は、スタンドの打撃勝負。グディエレスはしつこく寝技へ引き込み、後藤が耐える展開となった。

勝利したグディエレス。右端は、RIZIN名古屋大会で試合をしたトニー・ララミー

　2R、グディエレスはダブルレッグを仕掛ける。上になるグディエレスに、後藤はガードポジションで対応する。グディエレスは上からボディへパンチ、肩固めと仕掛ける。後藤は耐える時間か。膠着ブレイクとなり、後藤はアッパーやヒザ蹴りも入れるも単発に終わる。寝技はグディエレスが上になる展開が目立った。最後は後藤がアイポークの反則があり、注意が与えられた。

　3R、後藤はグディエレスのタックルを見切り、右のパンチ、カーフキックを次々と決めていく。グディエレスは、少し動きが遅くなり、後藤がダブルレッグを仕掛ける場面もあった。最後は寝技で後藤が下から攻めて、グディエレスは動きが止まる。勝負は判定となり、2-1でグディエレスが勝利をものにした。

力也が一本勝ちを収めた

▼第9試合 DEEP バンタム級 5 分 2R
〇力也（FIGHT FARM）
一本 1R 2分47秒　※肩固め
●吉田陸（Splash）

ストライカーの吉田は、蹴りで勝負したいも寝技の展開に

　力也は大学時代にレスリング全日本学生選手権（インカレ）で連覇。22年からは4試合連続で1Rフィニッシュを見せていたが3連敗し、23年11月に谷岡祐樹からTKO勝ち。24年3月は小崎連に敗北も、5月は山本有人から判定勝ち。9月は鹿志村仁之介に敗北した。

　吉田は極真空手をバックボーンに持ち、20年11月のパンクラスでプロデビュー。21年3月のRIZIN.27で桜井力とキックボクシングルールで対戦も、相手の体重超過によりノーコンテスト。その後、MMAで連勝し22年11月のRIZIN LANDMARK 4で、日比野“エビ中”純也にTKO負け。24年4月は切嶋龍輝にTKO負けを喫した。

力也は肩固めを極めて一本勝ち

　1R、互いにサウスポー構えでスタート。力也はダブルレッグを仕掛けてテイクダウン狙う。ここから逃げた吉田は、スタンドとなり三日月蹴り、ハイキックと打撃で反撃。だが力也は打撃に付き合わずに、ダブルレッグ、ニータップを仕掛け続け寝技で勝負をかける。そして大外刈りで投げてテイクダウンを奪うと、そのまま肩固めへ。これが極まり、吉田はタップの意思表示。力也が一本勝ちを奪った。

＜その他の試合結果＞

▼第8試合 DEEP バンタム級 5 分 2R
●諏訪部哲平（IGGY HAND’S GYM）
判定1-2　※19-19（マスト：上田）×2、19-19（マスト：諏訪部）
〇上田直毅（パラエストラ東京/インプルーブ株式会社）

▼第7試合 DEEP バンタム級 5 分 2R
〇山本有人（リバーサルジム東京スタンドアウト）
TKO 2R 1分58秒　※ヒザ蹴り→レフェリーストップ
●山口コウタ（パラエストラ八王子）

▼第6試合 DEEP フェザー級 5 分 2R
〇狩野優（TRIBE TOKYO MMA）
一本 1R 2分34秒　※腕ひしぎ十字固め
●森俊樹（フリー）

▼第5試合 DEEP ライト級 5 分 2R
〇山本颯志（JAPAN TOP TEAM）
判定3-0　※19-19（マスト：山本）×3
●後藤亮（TRIBE TOKYO MMA）

▼第4試合 DEEP ウェルター級 5 分 2R
●小林ゆたか（夕月堂本舗）
KO 1R 1分00秒　※右ストレート
〇前田啓伍（Tristar Gym）

▼第3試合 DEEP バンタム級 5 分 2R
〇清太郎（K-clann）
TKO 2R 3分17秒　※パンチ連打→レフェリーストップ
●柴田修斗（FIGHTER’S FLOW）

▼第2試合 DEEP ライト級 5 分 2R
●野尻大輔（パラエストラ八王子）
TKO 2R 3分18秒　※パウンド連打→レフェリーストップ
〇ケンシロウ（FIGHTER’S FLOW）

▼第1試合 DEEP フェザー級 5 分 2R
〇荒井銀二（BRAVE）
TKO 1R 1分07秒　※左フック
●中村雄一（ハイブリッドレスリング八戸）

▼オープニングファイト第3試合 DEEP フェザー級３分 2R アマチュア S ルール
〇ダイア（FIRED UP GYM）
一本 1R 1分54秒　※チョークスリーパー
●千（IGGY HAND GYM）

▼オープニングファイト第2試合 DEEP バンタム級３分 2R アマチュア S ルール
●井上セナ（K-clann）
一本 1R 0分28秒　※フロントチョーク
〇橋本玲音夢（パンクラスイズム横浜）

▼オープニングファイト第1試合 DEEP バンタム級３分 2R アマチュア S ルール
〇左京（レンジャージム）
TKO 1R 1分41秒　※パンチ連打→レフェリーストップ
●玄（IGGY HAND GYM）