【ボクシング】元キック王者・緑川創がプロ2戦目でTKO勝ち!来年はランキング入り目指す!
12月31日、『LIFETIME BOXING FIGHT 25』(大田区総合体育館)にてプロボクシング72kg契約6回戦で元キックボクシング世界王者の緑川創(38=K‘S)がデビュー2戦目で4R1分31秒 TKO勝利を飾った。23戦のベテラン為田真生(39=日立)に序盤から圧力をかけ優勢に攻めると、右フック、アッパー、ボディが冴え渡る。為田の右目が大きく腫れ始め、4Rの連打でレフェリーが割って入り目の腫れを見て試合をストップした。
【フォト】緑川の豪快なフック、アッパー!相手の目が大きく腫れた顔、TKO勝ちの瞬間も
試合後、緑川に話を聞くと「いろいろ試したかった」と話す。1R終了後、拳が痛かったという緑川「相手の頭を殴っちゃって。大したことはないと思うけど」と話す。以降ボディ、アッパー、フックと打ち分けた。拳をやや痛めたことが、かえって意識していた多くの技を試せたようだ。
試合ではアッパーで相手の顎を上げ、強烈なボディブローがヒットすると会場にその打撃音が響き渡った。キック時代からのパワーファイトが持ち味で、それをボクシングに生かしているのかと聞くと「そうですね。でも自分はテクニシャンだと思っているんです」と笑いながら話す。チャンスとみるや細かいアッパーの連打などは観客もざわめいていた。
緑川はキックボクサー時代、新日本キックボクシング協会でウェルター級王座と、WKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。近年はRISEで活躍し、昨年2月の『NO KICK NO LIFE 2023』(大田区総合体育館)で海人に3RKO負けし引退した。その時と同じ会場で次は見事なTKO勝ちを飾った。
陣営は次戦からはA級8回戦に。試合は3月ごろを考えており、25年、目指すは日本ランキング入りという。年齢から「もう時間がない」と緑川。来年のパフォーマンスにも期待したい。
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