【ボクシング】3冠王者・岩田翔吉がKO勝利で再起、世界戦の敗北に「次は何が何でも勝つ」
日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィックライトフライ級統一王者と3冠を経験する岩田翔吉(27=帝拳)が4月1日(土)東京・後楽園ホールにて、3R 1分7秒、強烈な左ボディジェローム・バロロ(フィリピン)をKOし、見事に再起した。
岩田は9戦無敗(6KO)で昨年11月、WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレスに挑戦するも判定負け、戴冠はならなかった。今回は再起戦となる。
対するバロロはフィリピン14位で7勝(4KO)2敗。ライトフライ級(10R)の一戦となる。
試合は1R、バロロは序盤から飛び込んでくるようなステップで、左右のフックを振る。しかし岩田は落ち着いてジャブを刺し、カウンターの右フック。
2Rには岩田の強烈なワンツーが当たり始め。さらには踏み込んでの右ボディも。
そして3R、バロロのジャブ連打に、岩田の右ストレート一閃!バロロがダウンする。
バロロはニヤリと笑いながら立ち上がり、負けじとラッシュをかけるが、岩田は右アッパーから飛び込んでの左ボディ!
バロロはヒザをつき、立ち上がれず、岩田が劇的な再起を果たした。
岩田はマイクで「世界戦負けて悔しくて、でもこうやってKOで勝てて嬉しい」と喜び「自分のパンチは当たれば倒れるなとわかったんで、自信を持っていきたい」と手ごたえをつかんだとする。
さらに「負けて自問自答する時間があり、世界チャンピオンになりたいと何度も思った。次にチャンスをいただいた時は何が何でも勝つ」と、再度の世界戦を目指し意気込んだ。
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