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【日露武道交流演武会】安倍首相夫人が演武、ヒョードルも来場

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2014/10/04(土)UP

ロシア連邦スポーツ省特別補佐官として来場したヒョードル

 10月4日(土)、日本武道館にて「ロシア連邦民族・伝統武道団交流演武会」が開催された。

 これは安倍首相とロシアのプーチン大統領において合意された「2014年 日露武道交流年」の記念事業として行われたもの。

ロシアの各武道のダイナミックな演武が披露された。

 今回はロシアから各競技のトップ選手60名が来日したが、武道議員連盟会長で衆議院議員の高村正彦氏は挨拶で「私が団長を務めさせて頂き日本武道代表団75名がモスクワを訪問し演武を披露し交流を深めたい」と述べた。

 演武会ではロシアからはサンボ、コサック武術、マスレスリング、コレッシュのトップ選手たちが音楽に合わせそれぞれ技を披露した。

安倍晋三首相夫人の昭恵さん(左)と橋本龍太郎元首相夫人の久美子さん(右)

 日本からは天道流薙刀(なぎなた)術が披露され、安倍晋三首相夫人の昭恵さんと橋本龍太郎元首相夫人の久美子さんも相対し薙刀の型を披露した。
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 演武会の後、ロシア武道の各ブースにて体験スペースが設けられ、技の体験、参加者同士の対戦など熱気に満ちていた。

 また、元サンボ王者であり、第2代PRIDEヘビー級王者のエメリヤーエンコ・ヒョードルがロシア連邦スポーツ省特別補佐官として来場。ヒョードルのサイン会には長蛇の列がついた。

各武道の概要

 【ロシア】
サンボ…1920~30年に「武器を使わない護身術」として誕生。世界の格闘技の技と精神を取り入れた総合武道。スポーツとしてまた特殊部隊の軍隊格闘術として発展。 

コサック武術…基本はコサック刀という長く湾曲した刀の戦闘術。その中のルプカという競技は武器を使わず手足にプロテクターを身につけ戦う競技。剣や短刀での攻撃の形からきている。
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マスレスリング…ロシア北東地帯にあるチェルク系の少数民族ヤクート人が受け継いできた競技。マスはヤクート語で木の棒を意味する。お互いに向き合い互いに足裏を木の板で合わせ、手で一本の木の棒を引っ張り合い、放した方が負けとなる。
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ハプサガイ …ヤクート人に伝わってきたレスリング。指をつかんだり関節を逆に曲げる以外はあらゆる箇所をつかんでも良い。レスリングと違う点は立ったまま行われ、手も含め、相手の体のどの部分でも地面につけた場合、勝ちとなる。
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コレッシュ…ロシア連邦の一つのタタルスタン共和国の武道。相手を持ち上げ、相手の両足を床から完全に離してから投げることでポイントになる。相手を床から離すことなく、転ばすような足掛けや足払いなどは禁止されている。
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【日本】
天道流薙刀術…今から400年前、斎藤判官伝鬼房が創始。斎藤は塚原卜伝の門に入り刀槍の術を学ぶ。諸国修行を終え、決闘の際に示した技が基本となっている。薙刀、二刀、杖、剣、鎖鎌、小太刀などの技が伝わる。
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