【DEEP JEWELS】アイドル川村虹花、TKO勝利はやられたらやり返すの精神とRENAの影響
ラウンドガールムービー&写真集 |
6月9日(土)東京・新宿FACEにて開催された女子総合格闘技イベント『DEEP JEWELS 20』で、川村虹花(22=仮面女子)がプロ初勝利を飾った。
川村は最強地下アイドルの異名を持つアイドルグループ「仮面女子」の現役メンバーで、昨年12月にセミプロルールで総合格闘技デビュー。ここで勝利を収め、今年3月に本格的プロデビューを果たしたが、好試合の末に判定で敗れて黒星デビューに。
プロ2戦目となる今回、対戦したのはかつて前田日明が主宰する不良格闘技大会『THE OUTSIDER』で初の女子選手として暴れまわった山崎桃子(25=フリー) 。荒れた青春時代を送り、喧嘩で数々の武勇伝を残して『THE OUTSIDER』では2勝3敗。昨年5月からDEEP JEWELSに参戦し、アマチュアルールで2勝1敗。今回がプロデビュー戦となったが、試合経験は川村よりも上。
1R開始早々、前に出る川村に山崎の右ストレートがクリーンヒット。川村は試合後、「最初のパンチが右目に当たって、見えなくなってしまいました」とピンチに陥っていたと明かした。しかし、ここで川村の気持ちの強さが発揮されることに。「どうしようと思ったんですが、同じことをすれば相手も見えなくなるという発想が出てきて、とにかく“やっつけてやろう”と思いました。動画を見たんですが、凄い打撃戦をやっていると自分でも思いました」
やられたらやり返すの精神で、川村もパンチで前へ出ての激しい打ち合い。両者の真正面からの打ち合いで場内はこの日一番と言ってもいい盛り上がりを見せた。「とにかくこれは止まったら負けと思って連打しました」
その中で川村の右フックがヒットし、山崎がダウンする。すぐに立ち上がった山崎だが川村は追撃の手を緩めない。パンチを連打していき、右肩の異常を訴える山崎へ容赦なくボディへのパンチを連打。レフェリーがストップし、川村が1Rわずか39秒でTKO勝ち。プロ初勝利を飾った。
最後に見せたボディブロー連打にも理由があった。「とにかくKOして勝つしかないと思いました。RIZINでRENA選手がボディブローでKO勝ちしていたのを見て、私もボディブローで勝ちたいと思って狙っていたんです」と、RENAの影響があったと話す。
初のKO勝ちには「スカッとしたというよりも、自分でもビックリしてしまいました。こんなことってあるんだと思って。まさか自分がKOするとは、という驚きがありました」と笑顔を見せた。
今回のプロ2戦目(試合は3戦目)は順調ではなかった。前日計量で400グラムオーバーし、何が何でもクリアーしたいと再計量では全裸になって秤に乗る必死さだったという。
「減量が前回よりも上手くいかず、最後の最後でやっとクリアー出来たんですが、正直なところ途中で諦めそうになりました。でも、山崎コーチ(リバーサルジム新宿 Me,We代表)と村田(夏南子)さんが手伝ってくれて、一緒に汗を出してくれて何とかクリアーすることが出来ました。一人では出来なかったです」
プロ初勝利についても「応援してくれるファンの皆さん、関係者の皆さん、メンバーのみんな、たくさんの人に支えられてここまで来れたと思います」と、自分一人の力で勝ち取った勝利ではないと言った川村。
今後目指すのは、試合後にアピールしたRIZIN参戦だ。「格闘技を始めたきっかけがRIZINを見たことでした。アイドルが格闘家になってさいたまスーパーアリーナに立つことは今までなかったことなので、私にしか出来ない挑戦だと思っています。それって凄いことだと思うんですよね。私が誰もやったことがないことを実現させたい」と、川村は夢を実現させたいと語った。
なお、次回の試合は9月を予定。対戦相手には川村にとって試練となるような相手を用意するとのことだ。
●編集部オススメ
・川村虹花が山崎桃子に秒殺TKO勝ち、榊原代表にRIZIN参戦をアピール
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
ラウンドガールムービー&写真集 |
【関連リンク】