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【極真・世界大会】“ウクライナ侵攻”ロシア選手団が参加する理由、松井館長が語る

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2023/11/02(木)UP

松井章奎館長が、ロシア選手たち参加の理由を語る

 11月17日(金)~19日(日)の3日間に渡り開催される、極真会館(松井館長)主催『第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』(東京体育館)の会見が、今月1日に行われた。現在のロシア・ウクライナ情勢の中、両国の選手も参戦するが、その理由について松井章奎館長が語った。

【フォト】松井館長が「強い!」と語る身長210㎝の”怪物”やロシア強豪たち!

 現在ロシア・ウクライナが戦争状態にあり、他競技や、他団体でもロシア選手の招致は行っていない所が多い。
 今回の世界大会では、身長210cm・ブラジルのナシメントら海外強豪が多く出場するが、中でもロシア勢が多く、前回準優勝でトップシードのイエロメンコ、前回3位のアンドレイ・ルジンらが参戦。これに加え、ウクライナの選手も名を連ねている。

 これについて松井館長は「こういう時だからこそ、文化的な交流が必要。世界大会は、一種の平和的な交流の場にしたい」と世界大会が平和への一助となればと語る。

 しかし現実の問題もあり、ウクライナ、ロシアの両国のスポーツ省から「複雑な状況故、情緒的な問題を考慮し、何らかの対処はしてほしい」とメールも届いていると言う。

今年6月の全日本体重別・重量級決勝では、ロシアのイエロメンコ(右)が勝利した

 そこで「国名の前に『IKO・ロシア』等とIKO(International Karate Organization/国際空手道連盟)をつけ、団体の中での一つの仲間たちとして交流をしようという位置づけに」と国同士ではなく、IKOの仲間として参加しようと呼びかけた。

 もっとも「ロシアから日本に入って来る選手たちは、日本政府がビザを発給している事実を認めて頂きたい」と認められている手続きの中、スポーツ参加していることを理解してもらいたいとも訴える。

 最後に「お互いの言い分はあるのでしょうが、万人にとって、戦争に賛成する人はいない。そこに視点を合わせ、ぶれずに続けていきたい。団体の活動指針にある、世界の恒久的な一助にならんという志です」と空手という交流を通じて平和を目指したいと語った。

 なお、現在ハマスと衝突しているイスラエル選手の参加は「残念ながらキャンセルになった」という。

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