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【空手】組手男子は安藤大騎が”ラスト2秒”の技の応酬制す!女子は永井カンナが圧倒の初優勝

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2023/12/10(日)UP

安藤大騎の鋭い上段突き、2秒前まで互いにポイントを取り合った

 12月10日(日)日本武道館において全日本空手道連盟主催の『第51回全日本空手道選手権大会』が開催され、男子個人組手では安藤大騎(26=エイム)がギリギリまでポイントの奪い合いを制し初制覇。女子・個人組手では永井カンナ(22=国士舘大学4年)が圧倒的な優勝を果たした。

【フォト】安藤大騎が玉砕覚悟で猛攻、女子大生・永井の高速パンチと試合終了直前のアクシデント

 個人組手・男子決勝では安藤大騎(東京)が終盤のポイントの取り合いで6-5で競り勝ち、森優太(29=豊鉄筋)を下した。

森優太も上段突きで何度もポイントを入れた

 試合は互いに蹴りで探り合う中、森の足払いに安藤のカウンターの上段突きと森のとっさに出した上段突きが決まり同時ポイントに。
 1-1で競い合う残り42秒、森の中段突きで1ポイントリード、すると、すぐに安藤も上段突きでポイントを取るなどポイントのシーソーゲームに。
 4-5の安藤有利で進んだ残り2秒、ほぼ同時に出した上段突きは森に上がり5-5に。安藤陣営はビデオ判定を申請すると、安藤の上段突きも決まったと判断、同時突きとなり5-6に。再開後残り2秒はすぐに終了のブザー。安藤がギリギリのポイント合戦を制した。

 初優勝した安藤は「自分のやってきたことがやっと実を結んだ。下がったらやられると思っていたので貰ってもいいから前に出て出し切ろうと思った。最後の最後に優勝して終われるのは、空手人生でこんなに嬉しいことはない。最後の最後に優勝できてよかった」と語った。

永井カンナ(左)が上段突きや中段突きでポイントを重ね圧倒した

 女子個人組手では永井カンナ(22=国士舘大学4年)と中村しおり(エス・ピー・ネットワーク)が対戦、どちらも勝てば初優勝。両者は初対戦だ。

 永井は得意な蹴りでこれまでポイントを稼ぎ勝ち上がったが、決勝では突きで1ポイント先制すると、さらに中段突き、上段の刻み突き、中段突きなど突き技でポイントを積み上げ5−0に。このまま試合終了かと思われたが、終了直前に中村が逆転を狙い後ろ廻し蹴りに行ったところで軸足を捻りばったり倒れる。

今大会の優勝者、(左から)男子個人形の西山走、女子個人形の大野ひかる、女子個人組手の永井カンナ、男子個人組手の安藤大騎

 中村は立ち上がれず車椅子で運ばれ棄権し永井が初優勝した。ポイントは5-0から棄権のため8-0で永井の勝利となった。

 永井は国士舘大学の4年生、大学最後の試合を優勝で飾り、来年は国際大会など大きな大会に出ていきたいと語った。

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